
ドコモのホームルーター「home 5G」は、コンセントに挿すだけでネットが使えるサービスとして注目を集めています。
光回線のように面倒な工事や配線が要らないので便利そうですよね。
でも、home 5Gにデメリットはないのでしょうか?
この記事では過去6年以上ネット回線を調査している私がドコモHome5Gを徹底分析。メリット・デメリット、お得なキャンペーンを紹介していきます。
特に以下のポイントを抑えておきましょう。
home 5Gが気になっている人は、ぜひこの記事を参考にしてください!
目次
1.ドコモ home 5Gの基本情報
ドコモ home 5GはNTTドコモが2021年8月下旬にサービスを開始したホームルーターです。最初にhome 5Gの基本情報を見ていきましょう。
home 5G | |
端末デザイン | ![]() |
端末 | HR01 |
最大通信速度 | 4,200Mbps |
データ容量 | 無制限 |
エリア | ドコモ(5Gエリアはまだ少ない) |
事務手数料 | 3,300円 |
月額料金 | 4,950円 |
端末代金 | 39,600円 |
月々サポート割引 | 1,100円×36ヶ月 |
契約期間 | なし |
キャンペーン | 最大18,000円分のAmazonギフト券 プレゼント |
メリット | ・工事不要で使える ・他社ホームルーターよりも速い&安定する ・解約金がかからない ・ドコモユーザーは最大1,100円割引 |
デメリット | ・5G対応エリアはまだまだ少ない ・短期解約だと端末代金がかかる ・ドコモ公式で契約すると高くなる ・速度制限がかかる場合もある |
運営会社 | 株式会社NTTドコモ |
ドコモ home 5Gは、ドコモスマホと同じ回線を使っており、全国の広いエリアで利用可能です。
プランは「home 5Gプラン」は1つのみで契約期間はありません。つまり、いつ解約しても違約金はかかりません。
5Gにも対応していますが、対応エリアはまだまだ少ないので今後の広がりを期待しましょう。
1-1.home 5Gの端末「HR01」のスペック
ドコモ home 5Gで利用できる端末は「HR01」です。HR01のスペックを他社ホームルーターと比較してみましょう。
←スマホの場合はスクロールできます→
ドコモ | ソフトバンクエアー | au / WiMAX | |
端末名 | HR01 | Airターミナル 4 | HOME 5G L11 |
デザイン | ![]() | ![]() | ![]() |
端末代金 | 39,600円 | 59,400円 | 無料 |
最大通信速度 | 4,200Mbps | 962Mbps | 2,700Mbps |
同時接続台数 | 65台 | 64台 | 32台 |
サイズ | 高さ170mm 幅95mm 奥行95mm | 高さ225mm 幅103mm 奥行103mm | 高さ182mm 幅70mm 奥行124mm |
重量 | 約720g | 約635g | 約599g |
カラー | ダークグレー | ホワイト | ホワイト |
HR01の通信速度は最大4,200Mbpsと他社と比べて圧倒的に速いです。この数値は実際に出るスピードではありませんが、それでも他社より端末や回線の性能が高いのは間違いありません。
端末代は39,600円ですが、毎月端末代割引があるので、36ヶ月間使い続けると端末代が実質無料になるというスマホでおなじみの料金システムとなっています。
料金やサービスに関するくわしい比較は、 ホームルーター4社を徹底比較!2023年おすすめサービスはこれだを参考にしてください。
1-2.home 5Gがおすすめな人:手軽に家でネットを使いたい人
ドコモ home 5Gがおすすめな人は、家でネットを使いたいけれど光回線は契約できない人です。
主に家でネットを使う場合、光回線が最も安定しているネット回線です。しかし、光回線は立ち会い工事とセッティングをしなければなりません。
光回線の工事は申し込みから工事まで1週間~3ヶ月程度かかり、またそもそも建物が工事不可の場合もあります。
また、定期的に引っ越すので毎回工事をするのが面倒というケースもあるでしょう。
ネット回線で光回線工事できないとなると、次の候補はsoftbank Airか?🤔
— 篠ノ之束(たばねさん) (@is_tabaneS) June 28, 2020
ホームルーターなら、端末が到着すればコンセントに挿すだけですぐにネットが使えます。引っ越した場合も住所変更をすれば使い続けられます。
光回線に比べると通信速度や安定性に不安はあるものの、動画視聴やウェブミーティングなど、通常のネット利用は十分に可能です。
2.home 5Gの4つのメリット
home 5Gには以下4つのメリットがあります。
メリット1.工事不要で使える
メリット2.他社ホームルーターよりも速い&安定する
メリット3.解約金がかからない
メリット4.ドコモユーザーは最大1,100円割引
メリット1.工事不要で使える
ドコモ home 5Gに限らずホームルーター全般のメリットですが、ホームルーターは工事をせずに届いた端末をコンセントに差し込むだけで、手軽にネットを使い始められます。
ホームルーターが欲しいなぁ
通信制限さえなければさらによし何だよね
工事いらないから😗
— cocoa&milk&brulee&basilchannel (@chartmakeup1020) November 4, 2019
工事が必要な光回線は、申し込みから開通まで3ヶ月程度かかる場合もあり、時間と手間がかかります。
その点、ホームルーターは端末が届いたその日からネットを使い始められるので、すぐにネット環境を整えたい人にと最適なサービスです。
メリット2.他社ホームルーターよりも速い&安定する
home 5Gはソフトバンクやauなどのホームルーターよりも速くて通信も安定しています。
ソフトバンクエアーやauなどは本ブランドであるソフトバンクやauの回線をそのまま利用しているわけではなく、グループ企業が管理する回線を利用しています。
一方、ドコモ home 5Gは本ブランドであるドコモのネットワークを利用しているため、ほかのホームルーターよりも速い&安定しているのです。
ドコモ | ソフトバンクエアー | au WiMAX | |
通信速度 | 4,200Mbps | 962Mbps | 2,700Mbps |
実際の速度※ | 161.15Mbps | 45.23Mbps | 52.45Mbps |
ドコモはソフトバンクエアーより3倍以上速いことがわかりますね。光回線までは及びませんが、ほかのホームルーターとは一線を画する速度です。
やばい。ほんとにドコモがこれを出すとは…
いよいよ家庭向け光回線サービス崩壊がはじまる…#home5ghttps://t.co/gRGJc3d1Wi— ながぽこ(長山智隆) (@nagapoko) May 19, 2021
「家庭向け光回線サービス崩壊が始める」という口コミがあるとおり、home 5Gの通信の安定性と通信速度の速さは、光回線に代わる力を持っているかもしれません。
メリット3.解約金がかからない
ドコモ home 5Gは契約期間がないため、解約金はかかりません。
ソフトバンクエアーやWiMAXは解約金が契約時期によって10,000円~30,000円程度かかるのに比べると、解約のハードルは低いといえるでしょう。
ただし、端末代金(39,600円)の未払い分は支払わなければいけません。そのため、短期解約をすると高額な端末代金を支払わなければならない可能性もあります。
端末代金の支払いについて、詳しくはデメリット3.短期解約だと端末代金がかかるにて解説します。
メリット4.ドコモユーザーは最大1,100円割引
ドコモのスマホ+home 5Gをセットで契約しているドコモユーザーのなかで、特定の料金プランを契約している人は、「home 5Gセット割」が適用され、家族全員のスマホ料金が最大1,100円割引されます。
docomoのhome5G予約した
一人暮らしだから今までSoftBankのギガホでテザリング無制限してたけど、今春からメリハリ無制限とやらにテザリング上限30GBに改悪されちゃって、テレワーク用通信量のためにPS4ソフトDL出来ないPCで配信ライブ見れなくなったから
スマホ回線もdocomoに変えて割引受ける予定— あっち (@acchikouya0616) August 14, 2021
home 5G予約した人が「スマホもドコモにして割引を受ける予定」という口コミもありました。
家族がどこのキャリアを使っているか、解約金がかかるかどうかにもよりますが、場合によってはスマホをドコモに乗り換えたほうが安くなるケースもあるでしょう。
割引対象となるドコモの特定の料金プランは、「5Gギガホ プレミア」「5Gギガホ」「5Gギガライト」など、各種「ドコモのギガプラン」のプランです。
3.home 5Gの3つのデメリット
home 5Gにはメリットだけでなく、デメリットもあります。
デメリット1.お得に契約する方法が面倒
デメリット2.短期解約だと端末代金がかかる
デメリット3.ドコモ公式で契約すると高くなる
デメリット4.速度制限がかかる場合もある
デメリットに把握した上で、契約するか決めましょう。
デメリット1.お得に契約する方法が面倒
home5GをGMOとくとくBB経由で契約すると、アマゾンギフト券でのキャッシュバックがありますが、手続きが面倒です。
まずオンライン上で手続きをし、入力された住所宛に書類が届きます。そして必要事項を書いた書類を返送することで契約が完了するという仕組みになっています。
とても面倒ですよね…。
もし契約をサクッと終わらせてすぐホームルーターを使いたいという場合は、WiMAXのほうがあっているかもしれません。
WiMAXなら同じGMOとくとくBBで申し込むことで最高額のキャッシュバックがあり、申込みもすべてオンライン。2,3日後にはホームルーターを使い始められます。
とにかくスピードや安定性を重視するならhome5G、契約のしやすさを重視するならWiMAXと選ぶのがおすすめです。
デメリット2.短期解約だと端末代金がかかる
home 5Gは契約期間がないため、解約金はかかりません。ただし、36ヶ月以内の短期解約をしてしまうと、端末代金を支払わなければいけません。
https://twitter.com/makimura_akane/status/1427528924083343362
home 5Gの端末代金は39,600円で、月々1,100円割引がされるため、解約時にかかる端末代金は「39,600円-1,100円×契約月数」で計算できます。
たとえば、契約後6ヶ月で短期解約した場合は、39,600円-1,100円×6ヶ月=33,000円を端末代金として支払わなければいけません。
デメリット3.ドコモ公式で契約すると高くなる
home 5Gはドコモ公式から契約すると割高です。なるべく安く契約したい人はGMOとくとくBB経由で契約しましょう。
事務手数料や端末代、月額料金を含めた総額を各期間ごとに比較してみましょう。
ドコモ | GMOとくとくBB※ | ||
総額 | 6ヶ月目 | 68,475円 | 50,475円 |
1年目 | 91,575円 | 73,575円 | |
2年目 | 137,775円 | 119,775円 | |
3年目 | 183,975円 | 165,975円 |
※Amazonギフト券18,000円分を割り引いて計算
GMOとくとくBBのほうが、2万円弱安いことがわかりますね。
なぜなら、GMOとくとくBBで契約するとAmazonギフト券が18,000円分をもらえるからです。
月額料金や端末代はすべてドコモ公式で契約するのと同じなので、18,000円分安くなるということです。
デメリット4.通信制限がかかる場合がある
NTTドコモ公式サイトのhome 5Gのページにも以下のように記載されており、通信制限がかかる場合もあります。
ネットワークの混雑状況により、通信が遅くなる、または接続しづらくなることがあります。また、当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。なお、一定時間内または1接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は、その通信が中断されることがあります。
とはいえ、基本的にhome 5Gは通信制限なしで利用できます。
docomo home 5G 1日だけで100GB使ってしまった。これで通信制限ないならすごい。しかもこの時間帯に4Gエリアでこの速度出てるなら満足かな。 pic.twitter.com/Y51j21GC2s
— 未来 (@TOMA201310) September 4, 2021
「1日100GB使ったのに通信制限がかかっていない」という口コミもありました。
速度制限は、利用者が多すぎてネット回線がパンクしてしまわないためのものです。つまり、回線が強ければ制限をかける状況は少なくなるはずです。
home 5Gはドコモの本ブランドの回線を使用しているので、通信制限はかかりづらいと考えられます。
ただ、どうしてもネットワークの混雑状況によっては通信制限がかかるリスクがゼロとはいえません。
4.home 5Gのお得なキャンペーンを紹介
最後に、ドコモ home 5Gを契約する際にぜひ利用したいお得なキャンペーン「GMOとくとくBB限定特典」を紹介します。
そのキャンペーンはというと、home 5Gの申し込み方法で特典が変わるというもの。
申込方法 | 申込書 | ドコモオンラインショップ |
特典 | Amazonギフト券 18,000円分 | Amazonギフト券 2,000円分 |
申込書から契約した方が18,000円分多くAmazonギフト券をもらえるのでおすすめです。
まとめ
ドコモhome 5Gは、他社のホームルーターよりも安い上に通信速度が速く、また通信が安定しているというメリットがあります。
一方で、「短期解約すると端末代金も支払わなければいけない」「データを使いすぎると通信制限がかかる」というデメリットもあります。
しかし、他社と比較して最もおすすめできるホームルーターなので、光回線は契約できない人はドコモhome 5Gを検討してみてください。