
英語の初心者にもっとも多い悩みは、「何から勉強したらいいのか分からない…」ですよね。
そもそも英語を日常会話レベルにするためには、毎日の積み重ねが必要でカンタンではありません。
なので、「留学することが手っとり早いのかな?」と感じる方もいるかもしれませんが、実は日本にいながら英語を話せるようになっている人も多くいます。
私自身も、日本に住みながら英語を話せるようになった一人です。そこで感じたことは、「正しい方法で続ければ、必ず話せるようになる」ということ。
そこで今回は、私の経験から、初心者がカンタンな日常会話ができるようになることをゴールとした、おすすめの勉強法を紹介していきます!
この記事を読めば、まちがった勉強法や役に立つおすすめツールなど、私の体験談も合わせてお伝えしているので、話せるようになるためのコツが分かりますよ。
この記事では、初心者を次のように定義しています。
- 英語に苦手意識がある
- まったく英語が話せない
当てはまっている人は、ぜひ参考にしてくださいね!(2023年3月更新)
※先におすすめの勉強法から知りたい方は、こちらから確認してください。
1.気をつけて!初心者には効果が薄い3つの勉強法
せっかく英語の勉強をするのなら、効率よく勉強して英語を話せるようになりたいですよね。
そこでまずは、初心者がやってしまうとなかなか英語が身につかない、効果が薄い勉強法を3つ紹介します。
その1.聞き流しをする
初心者は、YouTubeなどで英語の聞き流しをしても、効果はほとんどありません。
理由はシンプルで、単語や文法の基礎ができていない状態でリスニングをしても、理解ができないから。なので、英語の習得にはつながりません。
「聞くだけで英語が話せようになる!」というような聞き流し教材は、内容を理解できる人が利用すれば…という条件付きなんです。
私自身も、単語や文法の基礎ができていないうちに、聞き流しを半年ほどやっていましたが、効果はまったくありませんでした。
初心者はまず、英語の聞き流しを理解できるようになることを目標にして、基礎から固めていきましょう。
その2.洋画をただ見るだけ
英語が喋れる人は口をそろえて「洋画を見るのがいい!」と言いますが、これは見るだけで、英会話ができるようになるわけではありません。
こちらも聞き流しと同じで、洋画を見ていても内容が理解できないと、時間だけが無駄にすぎてしまうから。
そもそも「英語が苦手…」という人が、洋画を見るだけで英語を習得できるなら、だれも英語学習に苦労しないですよね。
洋画で勉強したい人は、単語や文法の基礎と並行した上でメモをとりながら見るなど、洋画を「学習コンテンツ」として活用する姿勢が必要です。
「ラクに英語を習得したい!」という気持ちはわかりますが、洋画をただ見ただけで英語を勉強した気分になるのはやめましょう。
その3.基礎がない状態での留学
英会話を身につけるには、英語圏で生活するのが一番!と考える人は多いのですが、初心者にはあまりおすすめできません。
理由は上記2つと同じで、英語を聞いて理解して習得する力が、初心者にはまだ備わっていないから。
私も1ヶ月ほど、英語圏に短期で留学にいきましたが、逆に挫折してしまいました…。
もちろん、1〜3年などの長期での留学は効果が見込めると思いますが、結局基礎から勉強することになります。
なので初心者は、留学を通して英語力を向上することよりも、留学を目標とした基礎学習にポイントを置くようにしましょう。
2.勉強を始める前に知っておくべきポイント3つ
なんとなく勉強をはじめてしまうと初めは大丈夫でも、途中で「伸び悩み」や「モチベーションの低下」に悩まされることがあります。
その結果、継続できずに3日坊主で終わる…。なんてことにはなりたくないですよね。
そこで次に、勉強をはじめる前に知っておくべき3つのポイントをご紹介したいと思います。
ポイント1.目的を決める
「英語の勉強がしたい!」と思ったら、まずは英語を勉強する目的について考えてみましょう。
- 日常会話ができるようになりたい
- TOEICで良い点をとってキャリアに活かしたい
これは、どちらも英語を勉強したいということに変わりはありません。ただ、目的が違うと、取り組むべき勉強法も異なるんです。
たとえば、日常会話ができるようになりたければ、オンライン英会話が効果的ですが、TOEICのスコアをアップさせたいなら過去問題をひたすら解く必要があります。
そのため、まずは何を目的にして英語を勉強するのか、はっきりさせましょう!
ちなみにこの記事では、「カンタンな日常英会話ができるようになりたい」という初心者に向けた勉強法の解説をしています。
ポイント2.継続することを最優先に考える
目的が決まれば、最優先するべきことは、「学習を継続させる」というところ。
継続させるコツは、「1日15分」など無理のない計画を立てること。毎日2時間やる!といった無謀な計画を立てることはやめましょう。
ちなみに、一気にやる人よりこまめに学習する人の方が、記憶に定着しやすいという研究結果があるため、無理ないの範囲で継続することを意識してくださいね。
引用:株式会社ベネッセHDによる勉強時間と学習の定着に関する実証実験
英語学習は最初から飛ばす人も、同じペースでコツコツ頑張れる人の方が結果が出やすいんです。なので、とにかく無理のない目標で続けるようにしてください。
ポイント3.単語と文法に注力する
最後に重要なポイントは、中学レベルの単語と文法をしっかり身に付けること。初心者がこれらを勉強しなければならない理由は次のとおり。
- 単語:そもそもボキャブラリーがないと会話できない
- 文法:文の構造を理解できるようになる
単語が重要な理由は、お分かりいただけると思いますが、初心者は文法も大切です。
中学レベルの文法が分からなければ、そもそも何を言っているのか理解できないから。逆をいうと中学レベルの文法を理解して単語を覚えれば、カンタンな日常会話ならわかるようになります。
そのため、初心者はまず、単語と文法のインプットに注力するようにしましょう。
3.私が、初心者におすすめする英語の勉強法3つ
ここからは、どのようにして学習を進めていけばいいのか、おすすめの勉強法を具体的に3つご紹介したいと思います。
- アプリを使って単語を覚える
- 本を使って中学文法をマスターする
- オンライン英会話を利用する
スキマ時間にアプリで単語を覚え、本でしっかり文法を学ぶ。インプットしたものをオンライン英会話でアウトプットする!という形で勉強することを私はおすすめします。
順番にくわしくご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
(1)アプリを利用して単語を覚える
単語を覚えて使えるボキャブラリーを増やすには、スキマ時間に学習できるスマホアプリがおすすめです。
スマホアプリなら仕事で忙しくても、スキマ時間を活用できますし、手軽に取り組めるので、効率的に学習することができます!
とはいえ、「どのアプリを使ったらいいの?」という方が多いと思うので、次におすすめの英語アプリをご紹介しますね。
英単語ならこれ!英会話アプリ mikan
英会話アプリ mikanは、日常会話で使う英単語はもちろん、ビジネス英単語まで覚えられる英会話アプリです。
特徴は、日常生活に出てくる単語を、たったの30秒間で10個も学習できるところ。
30秒という短い時間で、10個も単語を覚えられるため、効率のいい英語学習をすることができます。
また間違えていまい、覚えることに苦労している単語だけをえらんで学ぶこともできるので、苦手な単語の克服もカンタンにできますよ!
特徴
・TOEICなどに出る単語を学べる
・スピーディーに単語が覚えられる
・発音も覚えられる
詳細
評価4.7点(レビュー数2万件)
ダウンロード:無料
App内課金:あり
(2)本を使って中学文法をマスターする
文法は、イチからしっかりと学ぶ必要があるので、本を使った勉強をおすすめします。
数ある英語の参考書の中から、私が「これを学んだら完璧!」と感じた1冊をご紹介しますね。
文法はこれで間違いない!中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」は、タイトルにあるように、中学3年間で習う文法をこの1冊ですべて復習できる本なんです。
内容はイラストかつ、やさしい言葉で解説されているので、「参考書で勉強なんかムリ!」と感じている人でも取り組みやすくなっています。
この本を使って、文法を基礎から学び直せば、カンタンな日常会話レベルであれば、かなり理解できるようになるはずですよ。
詳細
【値段】2,530円
【出版社】学研プラス
【ページ数】327ページ
【評価】4.4点(レビュー数291件)
購入はAmazonからできます。
(3)オンライン英会話を利用する
最後におすすめする勉強法は、オンライン英会話を利用するということ。せっかくインプットした内容は、アウトプットしないとしっかり身につきません。
ただ自分でアウトプットを繰り返しても、話せるようになるかは疑問に感じますよね。
そこでおすすめなのがオンライン英会話。月6,500円だけで、毎日25分のレッスンを受けることができます。
目的 | おすすめのオンライン英会話 |
パソコンで英会話を試してみたい | ![]() |
スマホで英会話を試してみたい | ![]() |
オンライン英会話は効果に期待をもてるため、アプリや本でインプットしたあとに、どんどん話す練習をしてみてくださいね!
パソコンで英会話を試してみたいなら|DMM英会話
DMM英会話はネット調査でお客様満足度1位を獲得した、人気のオンライン英会話サービス。
DMM英会話は、122ヶ国の講師と、1日1回25分間のマンツーマンレッスンを月6,480円(税込)だけで受けられます。
また月1,510円かかる『iKnow』という単語アプリを無料で使えるので、インプットとアウトプットをバランス良く行うことができますよ。
コスパを重視したい!という人はDMM英会話を無料体験してみましょう。体験レッスンでは日本人講師とも話すことができますよ。
特徴
・月1,510円かかる単語アプリを無料でつかえる
・ネイティブや日本人講師も在籍(プラスネイティブプランのみ)
・無料体験が3回できる
サービス詳細
【料金】月7,900円/プラスネイティブプランは月19,880円(税込)
【レッスン回数】毎日(1回25分)
【営業時間】24時間対応
【講師数】6,500人以上
【無料体験】3回
【無料お試しはこちら】公式ページ
スマホで英会話を試してみたいなら|ネイティブキャンプ
ネイティブキャンプは、100ヶ国以上の講師と24時間いつでも話すことができるオンライン英会話サービス。
ネイティブキャンプは、なんと月6,480円(税込)で、無制限にレッスンが受けられます!なので、「アウトプットたくさんしたい!」という人におすすめ。
さらに、スマホアプリがあるので、パソコンがない人でも不便を感じることなく、マンツーマン英会話を受けられますよ。
特徴
・月6,480円でレッスン回数が無制限
・専用アプリからレッスンが受けられる
・無料体験が7日間もある
・日本人カウンセラーから、月に1回無料で相談できる
サービス詳細
【料金】月6,480円(税込)
【レッスン回数】無制限(1回25分)
【営業時間】24時間対応
【講師数】8,000人以上(ネイティブ・日本人在籍)
【無料体験】7日間
【無料お試しはこちら】公式ページ
4.オンライン英会話を利用すべき3つの理由
オンライン英会話を利用したいと考えていても、「初心者でも大丈夫なの?」と思う人も当然いますよね。
そこで次に、なぜ私が初心者にオンライン英会話をおすすめするのか、理由をくわしくご紹介します。
理由1.アウトプットする機会ができるから
オンライン英会話は、インプットした英語をアウトプットするのに最適なサービスなので、私はおすすめします。
まず、アプリや本で知識をインプットする必要はありますが、その知識をスピーキングしてアウトプットすることで、学んだ内容を定着させることができます。
またオンライン英会話は、後述しますが英会話教室より安いですし、自宅に手軽で受けられるところも大きなメリットといえます。
理由2.習慣化しやすい
二つ目の理由は、オンライン英会話は習慣化しやすいポイントがそろっているところ。
- 24時間いつでもレッスンできる
- 1回のレッスンが25分と短い
- どんな場所でもレッスンできる
通学型の英会話スクールと違い、その日の生活リズムに合わせて思い立ったときにレッスンできるため、オンライン英会話は続けやすいんです。
また通学時間もかかりませんし、1回のレッスンが25分と短いので、いそがしい社会人の方でも手軽に取り組むことができます。
理由3.料金が安い
オンライン英会話は、入会費や教材費など高額な料金がかかる英会話スクールよりも、はるかに安い料金で英語を学べるので、私はおすすめします。
実際に、英会話スクールの大手3社と、オンライン英会話のDMM英会話の料金を比較したので確認してみましょう。
オンライン | 英会話スクール | |||
サービス名 | DMM | ECC | NOVA | GAVA |
レッスン回数 | 毎日 | 月4回 | 月4回 | 月8回 |
月あたりの料金 | 7,900円 | 20,366円~ | 24,444円 | 57,338円 |
入会金 | なし | 22,000円 | なし | 32,400円 |
こうして見ると、オンライン英会話のDMMは英会話スクールに比べて、かなり安いことがわかります。
またDMM英会話は、教材費や入会金などはかからず、すべて無料で使えるため、このサービスだけで学習を完結できます。
オンライン英会話なら、お財布に負担をかけず利用できるため、英語学習を継続しやすくなりますよ!
まとめ
自分が「今すぐにでもはじめたい!」と思える勉強法は見つけられましたか?
初心者が日常会話をできるようになるには、目標に向けてコツコツ継続することが大切です。
今日から勉強に取り組んで、ムリな目標は立てずに毎日続けるようにしましょう!
補足
最後に補足情報をまとめておきますね。
4技能を別々に学びたいなら…
そもそも英語には、「リーディング」「リスニング」「スピーキング」「ライティング」という4つの技能があります。
これらを「それぞれ伸ばしていきたい!」と考えている方は、次の記事を参考にしてくださいね。