
「ソフトバンクの料金が高い!」と感じている人は、ワイモバイルへの乗り換えを検討すべきです。
ワイモバイルは、ソフトバンクの低容量・格安プラン。人によっては月々の支払いを半額にできることも。
とはいえ、乗り換えの手順がわからないこともあり、なかなか踏み出せなかった人は多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、実際にソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えた筆者が、初心者でもカンタンにできる手順を解説します。
また、「本当に乗り換えるべきなの?」と迷っている人に向けて、乗り換えるメリットや注意点も解説しているので、ぜひ参考にしてください!
【結論】ワイモバイルに乗り換えるべきはこんな人
・毎月の通信費を安くしたい人
・毎月のデータ使用量が25GB以下の人
ソフトバンクとワイモバイルの大きな違いは、データ容量が多いか少ないか、料金が高いか安いかだけ。上記の人はワイモバイルへの乗り換えを強くおすすめします!
おすすめの格安SIMは「【2023年10月】格安SIMのおすすめを26社から比較!初めてにはこれ!」で紹介しています。
1.ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換え手順
さっそく、ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える手順を解説していきます。
- 自分の端末がワイモバイルで動作するかを確認
- 端末のSIMロックを解除する
- ワイモバイルの申し込み手続きを行う
- 届いたSIMをセットし初期設定を行う
- データ移行を行う
乗り換えが完了するまでは10分もかからないほどカンタンなので、サクッと確認していきましょう!
乗り換えのタイミングはなるべく早くがおすすめ!
ソフトバンクからの乗り換えであれば、いつ乗り換えても違約金・手数料がかかりません。
ソフトバンクの高額な月額料金の請求がかさまないよう、なるべく早くワイモバイルに乗り換えるのがおすすめです。
※ワイモバイルへ乗り換える注意点を確認しておきたい人は、こちらから先に読んでください(ページ内を移動します)。
手順1.自分の端末がワイモバイルで動作するかを確認
ソフトバンクで使っていたスマホをそのままワイモバイルでも使いたい場合、きちんと動作するかを確認しなければなりません。
SIM動作確認済機種一覧で、自分のスマホがワイモバイルに対応しているかどうかをチェックできます。
ワイモバイルで販売されているスマホを利用する人以外は、必ず事前に確認してくださいね。
手順2.端末のSIMロックを解除する
ソフトバンクで使っていたスマホをワイモバイルでも使う場合、SIMロックの解除が必要です(ワイモバイルで新たにスマホを購入する人は不要)。
以下の手順でSIMロックを解除しましょう。
- 「My SoftBank」にアクセス
- 「メニュー」をクリック
- 「契約・オプション管理」をクリック
- 「SIMロック解除手続き」をクリック
- IMEI(製造番号)を入力
- 「次へ」をクリック
- 「解除キーを発行する」
※手数料などはかかりません。
IMEI(製造番号)の確認方法
SIMロック解除の手続きに必要な「IMEI」は、以下の手順で確認できます(ここでは、iPhoneを例に解説します)。
- 「設定」を開く
- 「一般」をクリック
- 「情報」をクリック
- 「IMEI」の横に記載された15桁の番号をチェック
手順3.ワイモバイルの申し込み手続きを行う
つぎは、ワイモバイルへ申し込みをしていきます。
申し込みは、ワイモバイルオンラインストアでおこないましょう。以下のメリットがあります。
- 約10分で完了する(店舗だと待ち時間があるかも)
- 事務手数料3,300円が無料になるキャンペーンあり
- 端末代が最大で21,600円も安く買える
※口座振替での支払いを希望する場合のみ、店舗で申し込みをしてください(オンラインでは未対応のため)。
申し込み手順1.申し込みに必要なものを準備しよう
ネットからの申し込みをするためには、以下の2つが必要です。
- 身分証明書
- クレジットカード
事前にこの2つを用意してから、Y!mobile公式ストアから申し込みをしていきます。
MNP予約番号は不要!
携帯会社を乗り換える際は、基本的には電話番号を引き継ぐためにMNP予約番号が必要です。
ただし、ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換え時には不要です。グループ会社であるがゆえのメリットと言えます。
申し込み手順2.商品を選ぶ
画面左のメニューから、スマホ本体と合わせて購入か、SIMカードだけの購入かで当てはまる方を選びましょう。
申し込み手順3.プランを選び、必要な情報を入力する
次に、プランを選択します。自分が毎月使うデータ量に合わせて選んでください。
その後は本人確認書類のアップロード、契約情報の入力など、指示通りに進めていくだけです。
SIMサイズに注意
プランやオプションの選択の際、SIMカードのサイズには注意してください。
「nano SIM」「micro SIM」の2つがあり、自分が使う端末に合ったサイズのSIMを選ばなければなりません。
iPhoneなら一律でnano SIMですが、Androidは機種ごとにSIMサイズが異なります。動作確認済み端末のページで確認してください。
手順4.届いたSIMをセットし初期設定を行う
ワイモバイルに申し込んでから数日後に、下の画像のような形でSIMが届きます。
届いたSIMをスマホに入れて初期設定をサクッとしたら乗り換えは完了です(約5分)。
これであなたもワイモバイルユーザーの仲間入りですね。
ソフトバンクは自動解約される
初期設定の中で、「回線切り替え」という手続きがあります。
SIMカードと同梱の書類に書いてある番号に電話し、ワイモバイル回線を使うための切り替え作業をすると、ソフトバンクは自動的に解約されます。
わざわざ解約の手続きをする必要はありません。
手順5.データ移行を行う(端末を変える場合のみ)
ワイモバイルへの乗り換えと共に端末を変える場合は、データ移行を自分で行わなければなりません(SIMのみ変更の人は、こちらを押して読み飛ばしてください)。
以下3パターンに分けて、それぞれ見ていきましょう。
- iPhoneからiPhoneへ機種変更
- iPhoneからAndroid、AndroidからAndroidへ機種変更
- AndroidからiPhoneへ機種変更
個別に手続きが必要なアプリやサービス
すべてのデータを一括で移行できる方法はありません。個別に手続きが必要なサービスがあるので、事前に調べておきましょう。
たとえば、LINEやおサイフケータイ(モバイルSuica・QUICPayなど)、ゲームアプリの一部は個別に設定が必要です。
iPhoneからiPhoneへ機種変更する場合
※引用:Appleサポート
新しいiPhoneに機種変更する人は、以下の手順でバックアップを作成します。
- 端末をWiFiに接続する
- 「設定」→「ユーザー名」→「iCloud」をタップ
- 「iCloudバックアップ」をタップ
- 「今すぐバックアップを作成」をタップ
その後、新しいiPhoneで「復元」をすると、データ移行ができます。
iPhoneからAndroid、AndroidからAndroidへ機種変更する場合
バックアップは、以下の手順でおこなってください。
- 「Googleドライブ」をダウンロード
- メニューアイコンの「バックアップ」をタップ
- バックアップをとりたい項目を選ぶ
その後、新しい端末でGoogleドライブを開き、「ダウンロード」をタップしてデータ移行ができます。
AndroidからiPhoneへ機種変更する場合
AndroidからiPhoneへ機種変更する際は、バックアップは不要です。アプリを使ってそのままデータを移行できます。
- 両方の端末で「Move to iOS」をダウンロード
- iPhone側で「Androidからデータを移行」をタップ
- 表示されたコードをAndroid側で入力する
- Android側で移行したい項目を選ぶ
2.注意!ワイモバイルに乗り換える前に知るべき3つのこと
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える際には、上記3つのことに注意してください。
順に解説します。
その1.データ容量が少なくなる
ワイモバイルでは、大容量のデータプランを扱っていません。
SoftBank | ワイモバイル | |
データプラン (MAX) | 無制限 | 25GB |
最大のデータ容量は、ソフトバンクが無制限に使えるのに対して、ワイモバイルは25GBと少ないです。
大容量のデータプランは必要ないかも
しかし実は、スマホを契約している人の80%は、20GB以下のプランを契約しています。
出典:ソフトバンクニュース
ワイモバイルには最大でも25GBのプランしかありませんが、多くの人にとっては十分すぎるデータ量だとわかります。
「My SoftBank」の「データ量」から1ヶ月で使っているデータ量がわかるので、1度確認してみましょう。
その2.ソフトバンクで買ったスマホでもSIMロックの解除が必須
ワイモバイルでは、ソフトバンクで買ったスマホであっても、SIMロックの解除が必要になります。
なので、ソフトバンクを解約する前(ワイモバイルへの回線切り替え前)にSIMロックを解除しておきましょう。
ソフトバンクのSIMロック解除の手続きは、店頭でもできますが「My SoftBank」から申し込むと無料です。
ロックの解除にかかる時間は5分くらいなのでサクッと終わります。
その3.ソフトバンクのメールアドレスを引き継げない
ワイモバイルでは、「@i.softbank.jp」などソフトバンクのキャリアメールアドレスが使えません。
問題点は、キャリアメールで登録しているサービスが使えなくなることです。
SNSや通販サイトなどにキャリアメールで登録している人は、登録メールアドレスを変更する手間がかかってしまいます。
今後はフリーメールを利用しよう
そもそもキャリアメールを利用しなくても、連絡をとったり、サービスに登録したりすることは可能です。
乗り換えるたびに面倒な手続きをしなくて済むよう、これを機に、Yahoo!メール・Gmailなどのフリーメールを利用しましょう。
3.ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えるメリット4つ
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えると、上記4つのメリットがあります。
それぞれ確認しましょう。
メリット1.月々の通信費がめちゃくちゃ安くなる
ワイモバイルへ乗り換える一番のメリットは、月額料金が安いこと。
ワイモバイルとソフトバンクの月額料金を比較してみましょう(まずは割引なしの料金で比較します)。
ワイモバイル | ソフトバンク | |
1GB | – | 3,278円 |
2GB | – | 4,378円 |
3GB | 2,178円 | 5,478円 |
15GB | 3,278円 | – |
25GB | 4,158円 | – |
無制限 | ー | 7,238円 |
表を見ると、ワイモバイルの月額料金が圧倒的に安いとわかります。ワイモバイルの25GBプランの料金が、ソフトバンクの3GBプランの料金よりも安いのは驚きですね。
家族4人でワイモバイルへ乗り換えた場合の料金シミュレーション
とはいえ、どちらも家族割や光回線のセット割で月額料金が変動します。
割引きを適用している家族4人で、ワイモバイルに乗り換えた場合の料金シミュレーションをしてみましょう。
←スマホの人はスクロールできます→
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ワイモバイル乗り換え前(計:16,192円) | ||||
プラン名 | ミニフィットプラン+ (3GB/月) | ミニフィットプラン+ (3GB/月) | メリハリ 無制限 | メリハリ 無制限 |
プラン料金 | 5,478円 | 5,478円 | 7,238円 | 7,238円 |
新みんな家族割 | △1,210円 | △1,210円 | △1,210円 | △1,210円 |
おうち割光セット | △1,100円 | △1,100円 | △1,100円 | △1,100円 |
ワイモバイル乗り換え後(計:7,348円) | ||||
プラン名 | シンプルS (3GB/月) | シンプルS (3GB/月) | シンプルM (15GB/月) | シンプルM (15GB/月) |
プラン料金 | 2,178円 | 2,178円 | 3,278円 | 3,278円 |
家族割引サービス | なし | △1,188円 | △1,188円 | △1,188円 |
ワイモバイルへの乗り換え後の家族全体の料金(7,348円)は、乗り換え前(16,192円)の半額以下になっているとわかります。
ワイモバイルでは、「家族割が適用されるのは2回線目以降」「光回線のセット割は家族割と併用できない」など、ソフトバンクよりも割引が少なくなってしまいます。
とはいえ、そもそもの月額料金が圧倒的に安いため、家族みんなでワイモバイルへ乗り換えるとお得になるのは間違いないんです。
メリット2.通信品質はほとんど変わらない
ワイモバイルとソフトバンクは、同じ回線なので通信品質はほとんど変わりません。どちらも高品質です。
そこで実際に、回線が混み合っている時間帯の通信速度を測りました。
どちらの通信も、YouTubeなどの動画はサクサク観れる12Mbpsです。まったく同じというわけではないですが、ほとんど同じ通信品質と言えます。
※ワイモバイルが使えるエリアは、ソフトバンクが使えるエリアと同じです。
ワイモバイルの方が速いと感じている人も
キャリア、ワイモバイルに変えてきた
普通にソフトバンクの時より回線速い気がするんだが、、、— うめし〜 (@umeshiii) September 21, 2020
人によっては、ワイモバイルの方が速いと感じています。
私も、ワイモバイルに乗り換える前は少し心配でしたが、乗り換えた感じがしないほど快適に使えています。
そのため、ワイモバイルの通信品質は、ソフトバンクに劣らないほどいいと言えるでしょう。
メリット3.解約時にかかる違約金が免除される
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えると、以下の解約金・手数料が無料になります。
- ソフトバンクの契約解除料:9,500円
- ワイモバイルの契約事務手数料:3,000円
もし他社に乗り換えると、解約金に加えて契約時の手数料も請求されてしまいます。
これらの料金が免除されるのは、ソフトバンクとワイモバイルがグループ会社であることによるメリットです。
メリット4.変わらず店舗サポートを受けられる
「ソフトバンクの手厚い店舗サポートを受けられなくなるのか・・・」と不安に感じている人もいるでしょう。
ですがワイモバイルは、全国約852店舗のワイモバイルショップで直接サポートを受けられるんです!
ワイモバイルショップで受けられるサポート
- 新規契約
- 機種変更
- 修理
- 解約
その他、スマホに関することは何でもサポートしてくれます。
格安SIMに乗り換えてしまうと、店舗を持っていないためサポートはオンラインのみになってしまいます。
その点、店舗で直接サポートを受けられる安心感があるのは、ワイモバイルのメリットでしょう。
4.ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えるべきはこんな人!
※出典元:SoftBank株式会社
ソフトバンクとワイモバイルの大きな違いは、データ容量が多いか少ないか、料金が高いか安いかだけと言ってもいいです。
したがって、以下の人には、ワイモバイルへの乗り換えを強くおすすめします!
- 毎月の通信費を安くしたい人
- 毎月のデータ使用量が25GB以下の人
常にYouTubeを見ているほどヘビーユーザーな私も、以前まではソフトバンクの無制限プランを使っていました。
しかし、職場や家にはWiFiがあったため、思いのほかデータ量を使っていなかったのです。
そのため、ワイモバイルのシンプルM(15GB)に乗り換えてからも、速度制限がかからずに快適に使えています。
ヘビーユーザー(月に25GB以上使う人)でも、生活エリアにWiFi環境が整っている場合は、乗り換える価値ありです!
5.ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える際によくある質問3つ
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える際に、以下のような疑問を抱いている人もいることでしょう。
- 乗り換えるべきベストなタイミングはいつ?
- どこで申し込めばお得?キャンペーンはある?
- PayPayアカウントの引き継ぎ方法は?
- MNP予約番号の発行は不要?
- SIMロックの解除は不要?
順に回答していきます。
質問1.乗り換えるべきベストなタイミングはいつ?
A.好きなタイミングで乗り換えてOKです。
というのも、ソフトバンクからの乗り換えであれば、以下2種の費用が無料になるからです。
- ソフトバンクの契約解除料:9,500円
- ワイモバイルの契約事務手数料:3,300円
質問2.どこで申し込めばお得?キャンペーンはある?
A.「SIMのみ」の申し込みはどこでもOK。「SIM+端末」の申し込みはオンラインがおすすめです。
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換え時に適用できるキャンペーンは、以下の2つです。
キャンペーン | 内容 | 場所 |
どこでももらえる特典 | 最大3,000円分のPayPay残高がもらえる | ・店舗 ・オンラインストア |
端末のセット契約キャンペーン | 5,555円分のPayPay残高がもらえる | ・オンラインストア |
SIMのみの場合は、「どこでももらえるキャンペーン」しか受け取れないため、申し込みは店舗でもオンラインストアでもOKです。
SIM+端末の場合は、「どこでももらえるキャンペーン」に加え、「端末のセット契約キャンペーン」も受け取れるため、オンラインストアからの申し込みがお得です。
質問3.PayPayアカウントの引き継ぎ方法は?
A.PayPayをダウンロードし、登録したID・パスワードでログインするだけです。
ワイモバイルに乗り換えて端末が変わった場合でも、新しい端末でPayPayをダウンロードすればいいだけなのでカンタンにできますよ。
質問4.MNP予約番号の発行は不要?
A .不要です。
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える場合、MNP予約番号の発行は不要です。
My SoftBankにログインすることで、自動的に番号そのまま乗り換えできます。
質問5.SIMロックの解除は不要?
A .不要です。
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える際、手続きの中でワイモバイル側が自動でSIMロック解除を行なってくれます。
こちらから何か手続きをする必要はありません。
まとめ
最後に、ワイモバイルへ乗り換えるメリットと注意点、おすすめする人をまとめます。
・毎月のデータ使用量が25GB以下の人
・家や職場にWiFi環境が整っている人