
2023年になった今でもADSLをお使いですか?
インターネットが広まるきっかけともなったADSLですが、今では使っている人はかなり少なくなってしまいました。
なぜかというと、あと数年でサービスが終了するだけでなく、これ以上「使うべきではない」理由があるからなんです。
この記事では、このままADSLを使っていては損してしまう5つの理由をバッチリ解説します。
1.ADSLとは
まずは、ADSLが一体どんなものかについてをサクッとお伝えします。
ひとことで言うと、ADSLとは、アナログの電話回線を利用したインターネット回線のことです。
日本では1990年代後半から、2000年代の前半にかけてインターネットが広がりましたが、その時にもっともよく使われていたネットがADSLです。
20年以上もネット環境が変わっていない人は、まだまだ「インターネット=ADSL」というイメージがあると思います。
※ADSLはAsymmetric Digital Subscriber Line(非対称デジタル加入者線)の略です。ダウンロードの速度とアップロードの速度が違う(Asymmetric)ことが特徴です。
今使っている人はかなり少ない
電話線を使ったインターネットなので、多くの人が使っているかと思いきや、今ではその利用者はかなり減っています。
次のグラフは、光回線とADSLの契約件数がどのように変わってきたのかを表しています。
総務省の発表では、2018年には光回線の契約数が3,030万件なのに対して、ADSLは215万件です。(総務省:情報通信白書平成30年版)
今ではほとんどの人がADSLではなく、光回線を利用していることは、グラフを見てもわかると思います。
2.ADSLだと損してしまう5つの理由
とはいっても、まだADSLを契約していて、問題なく使えている、という人もいると思います。
いまだに、ADSLの販売業者は「安いし、ネットも使えますよ〜」といってきますよね。
たしかに、大容量のデータ通信(動画やゲームのダウンロードなど)をしない人であれば、十分にインターネットを利用することができますよね。
しかし騙されてはいけません!!
ADSLを使うのは最新の回線を使うよりも損していると、5つの理由からハッキリ言えます。
理由1.ADSLは2023年でサービス廃止
一つめにして最大の理由は、ADSLのサービスがもうすぐ終わってしまうからです。
NTTは2023年の1月31日をもって、フレッツ光が提供されているエリアでのADSLの提供を終了することを発表しました。
すでにほとんどのサービスが終了していて、残るADSLも近いうちに使えなくなることが予想されます。
ADSLを使っている人は、サービスが廃止になったとたんにネットが使えなくなる、というのはとっても不便ですよね。
※ADSLの廃止については、NTTの公式サイトでも発表されているので、確認してみてください。
理由2.アナログ電話回線も2025年に終了
さらに、あなたが使っている固定電話も、もうすぐ使えなくなるんです。
アナログの電話回線は2025年を目安にサービスが廃止されるとNTTが2017年に発表しています。
NTTの公式ページでも、電話の回線もアナログから光へと切り替えていくという方針でス、ケジュールまで公表されています。
あなたの家のインターネットだけでなく、固定電話まで使えなくなるのはそんなに遠い未来ではありません。
理由3.今となっては速度も遅い
ADSLはサービスが始まった当初は高速インターネットとして人気がありました。
高速とはいっても、それはインターネットが広がり始めた2000年前後のお話で、今ではどうなのでしょうか。
次に、ADSLと光回線を比較してみました。
ADSL | 光回線 | |
下り速度(ダウンロード) | 50Mbps | 1,000Mbps |
上り速度(アップロード) | 5Mbps | 1,000Mbps |
上記のように、ADSLは光回線と比べると速度はかなり遅く、1/20ほどしかありません。
ネットを使って同じことをしようとしても、その速さにはかなりの差がでます。
光回線は光ファイバーを使っているので、アナログ回線よりも速い通信ができるんです。
せっかくインターネットを使うのであれば、できるだけ早い方が快適で、ストレスもなくなるのでいいですよね。
※光ファイバーだとなぜ速いのかについては「図解でわかる光ファイバーとは」で詳しく解説しています。
理由4.機器がこわれたら使えない
それでもサービス廃止まではADSLで十分、という人もいると思います。
ですが、ADSLの周辺機器などは生産を終了しているということに注意です。
今使っているものが壊れてしまったらそのままネットが使えない、というリスクがあるんです。
さらに、これからADSLに使われている設備が劣化することで、ネットの速度はどんどん落ちてしまいます。
そもそもネットにつなぐためのものが使えない、となってはインターネットを利用することもできませんよね。
理由5.ネットと電話のトータル料金で考えると、ADSLは高い
とはいっても、ADSLをまだ使っている人の多くは、「安いから」という理由で使い続けているでしょう。
確かに、ADSLの料金は光回線よりもリーズナブルなことが多いですが、固定電話も使っている場合はそんなことはなくなります。
そこで、人気の光回線のドコモ光と比較してみましょう。
アナログ固定電話の基本料金は1,700円/月ですが、光回線を使った固定電話はたったの500円/月ですみます。
ネットの利用料金と電話代を合わせると、結果的にADSLも光回線も使うのにかかる料金は同じくらいになるんです。
3.結論:ADSLから光回線に乗り換えよう!
ADSLをもう使うべきではない理由を5つ解説してきました。
結論として、光回線への乗り換えは今すぐにでもした方がいいです。
速度や料金に不満がなくても、サービスがそもそも終了してしまっては使うことができないので、直前になってあわてて乗り換えるよりは今のうちに余裕を持って乗り換えましょう。
それに、光回線の快適さを一度でも体感したら、変えてよかった!と思えますよ。
4.おすすめの光回線はコレ!
一言で乗り換えるといっても、今では光回線の会社はたくさんあるので、どの回線に申し込んだらいいかわからないですよね。
サービスや地域によっておすすめは変わるので、コレが絶対1番おすすめ!という光回線はありません。
そこで、下記の診断ツールをつかってあなたにとってもっともおすすめの光回線を探してみましょう。
住居タイプ | 戸建て | マンション |
---|---|---|
ドコモを使っている人は | こちら | こちら |
au・格安スマホを使っている人は | こちら | こちら |
ソフトバンクを使っている人は | こちら | こちら |
ユーザーが選ぶべき光回線はこれ!(戸建てタイプ)
携帯の所持台数
~2台までの方
- 住んでいるエリア
関東 ドコモ光がエリア外の場合、
NURO光
がおすすめです
- 住んでいるエリア
関西 ドコモ光がエリア外の場合、
NURO光
がおすすめです
- 住んでいるエリア
東海 ドコモ光がエリア外の場合、
NURO光
がおすすめです
- 住んでいるエリア
沖縄 ドコモ光がエリア外の場合、
auひかり ちゅら
がおすすめです
- 住んでいるエリア
その他 ドコモ光がエリア外の場合、
auひかり
がおすすめです
携帯の所持台数
3台以上の方
携帯の所持台数
1台以上の方
携帯の所持台数
1台の方
- 住んでいるエリア
関東 NURO光がエリア外の場合、
SoftBank光
がおすすめです
- 住んでいるエリア
関西 NURO光がエリア外の場合、
SoftBank光
がおすすめです
- 住んでいるエリア
東海 NURO光がエリア外の場合、
SoftBank光
がおすすめです
- 住んでいるエリア
沖縄 SoftBank光がエリア外の場合、
auひかり ちゅら がおすすめです
携帯の所持台数
2台以上の方
各社のロゴマークをクリックすると、もっともお得な申し込み窓口に移動します(2023年12月更新)
ユーザーが選ぶべき光回線はこれ!(マンションタイプ)
携帯の所持台数 ~2台までの方
- 住んでいるエリア関東
ドコモ光がエリア外の場合、 NURO光 がおすすめです
- 住んでいるエリア関西
ドコモ光がエリア外の場合、 eo光 がおすすめです
- 住んでいるエリア東海
ドコモ光がエリア外の場合、 コミュファ光 がおすすめです
- 住んでいるエリア沖縄
ドコモ光がエリア外の場合、 auひかり ちゅら がおすすめです
- 住んでいるエリアその他
ドコモ光がエリア外の場合、 auひかり がおすすめです
携帯の所持台数 3台以上の方
携帯の所持台数 1台以上の方
携帯の所持台数 1台の方
- 住んでいるエリア関東
NURO光がエリア外の場合、 SoftBank光 がおすすめです
- 住んでいるエリア関西
NURO光がエリア外の場合、 SoftBank光 がおすすめです
- 住んでいるエリア東海
NURO光がエリア外の場合、 SoftBank光 がおすすめです
- 住んでいるエリア沖縄
SoftBank光がエリア外の場合、 auひかり ちゅら がおすすめです
携帯の所持台数 2台以上の方
各社のロゴマークをクリックすると、もっともお得な申し込み窓口に移動します(2023年12月更新)
それぞれのロゴをクリックすることで、あなたにとっておすすめの光回線が表示されるようになっています。
もっとくわしく、おすすめの光回線や選び方を知りたい、という人は下記の記事をご確認ください。
騙されるな!光回線38社をプロが比較して、2023年12月のおすすめを解説
まとめ
ADSLは少し前まで人気のインターネット回線でしたが、今ではほとんどの人が光回線を使っています。
まだ時間はありますが、ADSLのサービスは2023年に終わってしまうことがわかっているので、余裕を持って早めに乗り換えることをおすすめします。
光回線にはテレビや動画など、ADSLにはなかった便利なサービスもあるので、乗り換えても絶対に損はしません!
補足
ADSLの解約方法
ADSLの解約は、プロバイダーや提供元の会社へ連絡する必要があります。
大体の場合、電話で連絡する必要があり、ホームページなどでの手続きはできません。
フレッツADSLの場合は以下の連絡先へ解約の電話をしましょう。
フレッツサポート:0120-116116
受付時間:午前9時〜午後5時
土日・祝日も営業(年末年始を除きます)
ADSLのモデム
ADSLで使っていたモデムは、光回線でそのまま使うことはできません。
規格が違うので、配線の種類が変わります。
光回線によっては、モデムの役割を果たす機器を無料でレンタルできるものもあるので、初期費用が気になる方は申し込み前にチェックしてみましょう。