
アナログの電話回線を使ったインターネット回線であるADSL。
1990年代は家庭用ネットとして広く使われていたので、利用したことがある人も多いのではないでしょうか。
そんなADSLは、あと数年のうちにサービスが終了することが決まっています。
今回は、ADSLが使えなくなってしまう理由や、サービスが終了したあとに契約すべきネット回線までをバッチリ解説します!
1.ADSLのサービス終了時期はいつなのか
まずはじめに、ADSLはいつ使えなくなってしまうのか、についてお伝えしていきます。
フレッツ・ADSLは2023年
ADSLといえば、もっとも有名なのはNTTの提供する、フレッツ・ADSL。
フレッツ・ADSLは2023年1月末に、日本全国で使うことができなくなります。
また、公式サイトには、順次サービスが終了と書いてあるので、予定よりも早くADSLが使えなくなることもあるかもしれません。
Yahoo!BB ADSLは2024年
もう一つの代表的なADSLのサービスといえば、ソフトバンクが提供する、Yahoo! BB ADSLです。
こちらは、フレッツ・ADSLより一年遅い、2024年にサービスが完全に終了する、と発表されています。
2.ADSLが終了する理由2つ
そもそも、ADSLのインターネットはなぜ使えなくなってしてしまうのでしょうか?
ここからは、ADSLのサービスが終了する理由を2つ、解説していきます。
理由1.そもそも使う人が少ない
まず1つ目の理由は、ADSLを使っている人の数がどんどん少なくなっていることです。
次のグラフは、光回線とADSLの契約件数が、年々どのように動いているかを表しています。
実は、2007年ごろから、ADSLよりも光回線を利用している人の方が多くなっているんです。
その後も、光回線は、毎年ずっと数が増えているのに対して、ADSLの利用者は減っていますね。(出典:総務省情報通信白書平成30年版)。
やはり、今や、ネットで動画やゲームを楽しむ人にとっては、ADSLの速度では満足できなくなっているのが大きな理由でしょう。
理由2.アナログ電話が使えなくなる
NTTは、2025年までに固定電話をアナログから、光回線を利用したものへシフトしていくと発表しました。
利用している人が少ないことと、設備が古くなったこと、そのメンテナンスをするための部品が足りなくなってきたことが主な原因です。
そのため、日本全体で「光回線を使うようにしよう!」という動きになっているんです。
アナログの電話回線が使えなくなると、それを利用したネットであるADSLを使うこともできなくなります。
携帯電話が、ガラケーからスマホへと変わっていったように、ネット回線が変わっていくのも、時代の流れを感じますね。
3.注意!ADSLを乗り換えない人に待つ未来
とはいっても、今でも自宅のネットとして、ADSLを使っている人はまだまだいると思います。
たしかに、ADSLで問題なくネットを使えている人にとっては、急いで乗り換える必要はなさそうです。
急にネットが使えなくなる?
ADSLが使えなくなるのは早くても2023年。まだまだ時間はあるように見えますね。
なお、ADSLサービスの提供終了に当たっては、設備の状況を考慮し、2020年3月以降に一部の地域から順次終了します。(SoftBankのプレスリリースより)
…あれ、思ってたより早い?2020年3月⁈
やはり、ADSLを提供している会社にとっては、日本全国でサービスを急に止めるのは難しいこと。
そのため、地域ごとに徐々にサービスの提供を終わらせていく方針であると公表しています。
来年2月末でヤフーADSLが無くなる 家のネット環境をどうする
思案中— hitomi@ (@m1a3k5i7t9a) August 19, 2019
口コミを見ても、早くて来年にはADSLが使えなくなる人もいるようです。
「2023年までなら大丈夫…」とたかをくくっている人は要注意。
急にネットにつなぐことができない、なんてことになってしまうかもしれませんね。
使っていないのに料金がかかる?
今もADSLを使っている人の中には、サービスが終わるギリギリまで使おうとしている人もいるのではないでしょうか。
使えなくなってから考えようかな、なんてのんびりしていると…
サービス提供終了までに移行、解約のご連絡がない場合、「フレッツ・ADSL」は契約終了となりますが、プロバイダー料金の請求が継続する場合があるため、必ずご契約のプロバイダーへご連絡ください。(NTT西日本のニュースリリースより)
ADSLは使っていないのに、プロバイダへの料金だけを支払うことになってしまうかもしれません。
まだネットを使うつもりなら、早めに乗り換えの手続きを、使わないのであれば解約の連絡を忘れずにしましょう。
この他にも、ADSLから乗り換える理由はたくさん。詳しくはまだADSLに騙されてるの?2021年に使うべきではない5つの理由を読んでみてください。
4.ADSL終了後に乗り換えるべきインターネット回線
ADSLのサービスが終了した後も、まだ自宅でインターネットを使うのであれば、新しいネット回線を契約しなくてはいけません。
ADSLを今も使っている人へは、他のネット回線への申し込みを勧めるような電話が、これからたくさんかかってくると思います。
昨日ソフトバンクから電話あった。
ADSLが将来終了する予定だからと、
ソフトバンクエアーを勧める営業だった。サービス終了で次をどうするか考えるのが面倒なんだよな・・・(‘Д’)
評判悪いから光にした方が良いのか?— さくら (@jun2003jun) August 18, 2019
いきなりこんな電話がかかってくると、言われるがままに申し込んでしまいそうです。しかし、ちょっと待ってください!
このような勧誘の電話からの申し込みは絶対にやめましょう。
割引やキャンペーンがあるから、と言われますが、そのおトク感はあまり大きくありません。もっと料金を抑える方法があります。
フレッツ光にそのまま乗り換えるのもいいけど…
せっかく新しい回線を申し込むなら、これまでより速度が速くて、できるだけ料金も安くなったらうれしいと思います。
速いインターネット回線といえば、今では多くの人が使っている光回線が思い浮かびますね。
特に、これまでフレッツ・ADSLを使っていた人は、やっぱりそのままフレッツ光を使うのがいいのかな、と考えがちです。
実は、フレッツ光にそのまま申し込まなくても、同じ品質のネット回線をもっと安く使えることを知っていますか?
フレッツ光も、もちろんいいのですが、他の光回線と比べると、割引や特典などのサービスがすごく少ないんです。
他のネット回線なら、スマホとのセット割や、ルーターの無料レンタルなど、おトクなキャンペーンがたくさんあります。
※フレッツには、光回線へそのまま移行すれば初期工事費が無料、という特典がありますが、実は他の光回線でも工事費は無料になることがほとんどなので、特別おトク!というわけではありません。
光回線はスマホに合わせて選ぶのが吉
光回線は、スマホとのセット割を受けることでもっともおトクに利用できるので、スマホに合わせて選ぶのがおすすめ。
例えば、あなたがソフトバンクのスマホを使っているなら、NURO光やソフトバンク光を契約すれば、「おうち割」というセット割が受けられます。
このセット割を受けることで、毎月のスマホの利用料金が500円〜2,000円も安くなります。
せっかく光回線を申し込むなら、このおトクな割引を使わない手はないですね!
住んでいる地域によってもオススメは変わる
ただ、スマホだけで光回線を選んでも、地域によっては使えない光回線もあります。
光回線のおすすめは、あなたが住んでいるところによっても変わるので、誰にでもおすすめ!と言い切れる回線は、残念ながらありません。
そこで、次の表を使って、あなたにもっともおすすめな光回線が今スグわかる方法をお伝えします。
住居タイプ | 戸建て | マンション |
---|---|---|
ドコモを使っている人は | こちら | こちら |
au・格安スマホを使っている人は | こちら | こちら |
ソフトバンクを使っている人は | こちら | こちら |
ユーザーが選ぶべき光回線はこれ!(戸建タイプ)
携帯の所持台数
~2台までの方
- 住んでいるエリア
関東 -
ドコモ光がエリア外の場合、
NURO光
がおすすめです
- 住んでいるエリア
関西 -
ドコモ光がエリア外の場合、
NURO光
がおすすめです
- 住んでいるエリア
東海 -
ドコモ光がエリア外の場合、
NURO光
がおすすめです
- 住んでいるエリア
沖縄 -
ドコモ光がエリア外の場合、
ビッグローブ光
がおすすめです
- 住んでいるエリア
その他 -
ドコモ光がエリア外の場合、
ビッグローブ光
がおすすめです
携帯の所持台数
3台以上の方
携帯の所持台数
1台以上の方
携帯の所持台数
1台の方
- 住んでいるエリア
関東 -
NURO光がエリア外の場合、
SoftBank光
がおすすめです
- 住んでいるエリア
関西 -
NURO光がエリア外の場合、
SoftBank光
がおすすめです
- 住んでいるエリア
東海 -
NURO光がエリア外の場合、
SoftBank光
がおすすめです
- 住んでいるエリア
沖縄 -
SoftBank光がエリア外の場合、
auひかり ちゅら がおすすめです
携帯の所持台数
2台以上の方
各社のロゴマークをクリックすると、もっともお得な申し込み窓口に移動します(2021年3月更新)
ユーザーが選ぶべき光回線はこれ!(マンションタイプ)
携帯の所持台数 ~2台までの方
- 住んでいるエリア関東
-
ドコモ光がエリア外の場合、 NURO光 がおすすめです
- 住んでいるエリア関西
-
ドコモ光がエリア外の場合、 eo光 がおすすめです
- 住んでいるエリア東海
-
ドコモ光がエリア外の場合、 コミュファ光 がおすすめです
- 住んでいるエリア沖縄
-
ドコモ光がエリア外の場合、 ビックローブ光 がおすすめです
- 住んでいるエリアその他
-
ドコモ光がエリア外の場合、 ビックローブ光 がおすすめです
携帯の所持台数 3台以上の方
携帯の所持台数 1台以上の方
携帯の所持台数 1台の方
- 住んでいるエリア関東
-
NURO光がエリア外の場合、 SoftBank光 がおすすめです
- 住んでいるエリア関西
-
NURO光がエリア外の場合、 SoftBank光 がおすすめです
- 住んでいるエリア東海
-
NURO光がエリア外の場合、 SoftBank光 がおすすめです
- 住んでいるエリア沖縄
-
SoftBank光がエリア外の場合、 auひかり ちゅら がおすすめです
携帯の所持台数 2台以上の方
各社のロゴマークをクリックすると、もっともお得な申し込み窓口に移動します(2021年3月更新)
やり方はとってもかんたん。住んでいる家のタイプ、使っているスマホの欄のロゴをクリックするだけ。
持っているスマホの台数、お住いの地域ごとに、今月もっともおトクな光回線が表示されます。
表示された回線の、それぞれのロゴをクリックすると、今月もっともおトクな申し込み窓口へ移動できるので、ぜひ使ってみてください。(2021年3月3日更新)
まとめ
ADSLは、遅くとも2024年に日本全国でサービスが終了します。
地域によっては、もっと早く使えなくなってしまうこともあるので、早めに次のネット回線への切り替え、または解約することを強くオススメします。
まだネットを使う!という人は、光回線をおトクに申し込んで、次世代のインターネットサービスを存分に楽しんでくだいね。