WiMAXのメリット・デメリット【2024年版】

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WiMAXについて調べているところですね？

WiMAXとは、家でも外でも使えるモバイルWiFiルーターのひとつで、公式サイトには『超速ネット』とか『たっぷり使える』と書かれています。

スマホのギガ不足でお悩みなら、WiMAXを契約することでたっぷり快適にネットが使えるようになります。

でも、契約前に必ずWiMAXのデメリットについても知っておきましょう。広告では、メリットは大きく、デメリットは小さく書いてあることが多いですからね…。

今回は、2015年から仕事としてWiMAXに関わっている私が、デメリットについて正直にお話しします。また、それでもWiMAXをおすすめし続ける理由と、デメリットを避けて契約する手順についてもお教えしますね。

最後まで読んでいただくと、あなたにとってWiMAXは契約すベきサービスなのかがきっとわかります。（当記事は税込表記です）

１．WiMAXとは

そもそもWiMAXとは、”ポケットWiFi”とも呼ばれるサービスのひとつです。

WiMAX回線を管理しているのはUQコミュニケーションズで、「UQ WiMAX」という名前のサービスを提供しています。

他にも20社以上がUQコミュニケーションズから回線を借りてサービスを提供しています。どのプロバイダも同じ回線なので、通信速度や速度制限、サービスエリアといった基本条件は同じです。

価格が高いから「通信速度が速くなる」とか、「電波がつながりやすくなる」といったことはありません。

※WiMAXは「Worldwide Interoperability for Microwave Access（ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス）」の略称。

２．契約前に知っておきたいWiMAXの3つのデメリット

私が考えるWiMAXのデメリットをくわしく説明していきますね。

デメリット１．料金がわかりにくい

WiMAXは、他のモバイルWiFiルーターに比べると、実際に支払う料金がとてもわかりにくい…。

なぜなら、プロバイダ（契約代理店）によって月額料金が契約期間内で数回値上がりしたり、キャッシュバックがあったりするからです。

しかも、たいてい広告に書かれているのは一番安い月額料金です。

契約期間のトータル費用で比較しよう

あとで説明しますが、契約期間である3年間のトータル料金で比較すると、どのプロバイダが「本当」に安いのかがはっきりわかります。

ちなみに、WiMAXはどのプロバイダから申し込んでも、通信品質（速度・速度制限のルール・通信エリア）は同じなので、1番安く使えるプロバイダを選ぶのがおすすめです。（11月22日時点の最安値は、GMOとくとくBB）

また、各社のキャンペーン内容は頻繁に変わりますが、相当前から更新していない解説サイトもあります。

そういった、誤解しやすい広告や、情報が古いサイトがあるので料金が分かりにくいんです。

デメリット２．広告の速度なんて出ない

WiMAXは、L11というルーターの広告を見ると最大通信速度が2.7Gbps出るとありますが、そんなに速度が出ることは基本的にありません。

WiMAXに限らず、広告で表示されるネットの通信速度はベストエフォートという『すべての条件がベストならこれくらい出る』という数値なので、参考程度にしておきましょう。

しかもWiMAXに限らず5Gエリアはそれほど広くないので、ほとんどの場合広告の速度が出ることはないでしょう。

私は大阪市内で定期的に速度を調べていますが、平均速度は約30Mbpsです。

一般的なネット利用には十分使える！

これくらいの速度が出ていれば、動画を観たりネットでミーティングをしたりという通常のインターネットの使い方で不満はありません。

でも、もし「1Gbps出るなら光回線と同じくらい速い」と思って契約していたなら「だまされた」と感じますよね…。

デメリット３．余分な荷物が増える

WiMAXのルーターは、最新のスマホと同じくらいの大きさです。つまり、WiMAXを使うにはスマホ1台分の荷物が増えるということ。

最近は余分なものを持たないシンプルなスタイルを求める人が増えていると聞きます。

持ち物を最小限に抑えたい人にとって、ルーターを余分に持ち運ばなければならないというのはデメリットかもしれません。

３．それでもWiMAXをおすすめする9のメリット

ここまで、WiMAXのさまざまなデメリットを挙げました。

なぜ、私が今でもWiMAXをおすすめして宣伝し続けるのか。それは、以下9のメリットがあるからです。

１．通信速度が速い
２．速度制限がゆるい
３．他のポケットWiFiよりも安い
４．契約前に無料で試せる
５．一人暮らしなら家のネットにも使える
６．どこでもインターネットができる
７．さまざまな端末でネットが使える
８．配線工事いらずで最短翌日から使える
９．据え置き型のルーターもある

くわしく説明していきますね。

メリット１．通信速度が速い

WiMAXは、他のポケットWiFiに比べると体感通信速度が速いです。

私はWiMAX以外にもワイモバイルも持っており、試しに通信速度を測ってみました。

最新の結果は以下のとおり。

広告で書かれている、WiMAX最大1,237Mbps、ワイモバイル最大972Mbpsという数値には全然及びませんが、どのポケットWiFiもYouTubeやNetflixで動画を見るのに問題ない速度が出ています。

とはいえ、実際の速度も端末の差なのか、WiMAXが他のサービスよりも速いことが多いかなという印象です。

メリット２．速度制限がゆるい

WiMAXは元からポケットWiFiサービスの中で速度制限がダントツにゆるかったのですが、2022年2月以降さらにゆるくなりました。

※ネットワークの継続的な高負荷などが発生した場合、状況が改善するまでの間、サービス安定提供のための速度制限を行う場合があります。　UQ WiMAX

この程度の速度制限しかないのは、ポケットWiFiではWiMAXだけ。

docomoやソフトバンクのポケットWiFiは1ヵ月で使えるギガに限界がありますし、格安SIMだと3日間で1GB以上使うとネットがほぼ使えなくなるほどの制限にかかるプロバイダもあります。

なので、無制限でたっぷり使えるポケットWiFiを選ぶなら、WiMAX1択です！

メリット３．他のポケットWiFiよりも安い

WiMAXは、他のポケットWiFiよりも実際にかかる費用を安く抑えられます。なぜかというとお得なキャンペーンがあるからです。

上の画像はWiMAXで最もお得なキャンペーンを実施しているGMOとくとくBBのものですが、通常で25,000円、他のネット回線から乗り換えの場合だと41,000円キャッシュバックされます！

※実質月額については後で説明します。

キャンペーンがある

数万円のキャッシュバックがあったり、月額料金が安くなったりするキャンペーンがあるのもWiMAXの安さのヒミツ。

たとえば、最安値であるGMOとくとくBBというプロバイダでは25,000円キャッシュバック実施中です。（11月22日時点）

メリット４．契約前に無料で試せる

参照元：Try WiMAX

WiMAXには、『Try WiMAX』という、15日間無料で使い心地を試せるサービスがあります。

ポケットWiFiはどれも無線でインターネットが使えるようになるサービスなので、提供エリア内でも立地条件でネットがつながらないということもあるんです。

WiMAXなら、無料お試しサービスで契約前に自分が使いたい場所で試すことができるので、契約してから後悔するというリスクを避けられます。

このようなサービスを公式で行っているのは、WiMAXのメリットですよね！

※詳細：【実際に試した結果】Try WiMAXの申し込み前に知っておくべき3つの注意点

メリット５．一人暮らしなら家のネットにも使える

あなたが1人でWiMAXを使う予定なら、自宅で光インターネットを契約せず、WiMAXだけで過ごすことも可能です。

光インターネットは開通するまでに1ヵ月ほどかかったり、最初に工事の人が家に来たりするので、それを面倒に思う人もいるかもしれません。

WiMAXなら、オンラインで申し込めば最短当日発送。1、2日後には端末が届くのでネットがすぐ使い始められるようになります。

据え置き型のホームルーター『Speed Wi-Fi HOME5G L12』なら、モバイルルーターよりも家の広い範囲にWiFiが届くので、外にWiMAXを持ち出す予定がない人なら、据え置き型をおすすめします。

メリット６．どこでもインターネットができる

家でネットをするだけなら固定回線の方が安定していますが、WiMAXは家でも外でもネットが使えるというメリットがあります。

WiMAXのルーターはスマホくらいの大きさで、ポケットやカバンに入れても気にならない重さ。

もちろん、余分な荷物を持ち歩きたくないという人もいるかと思いますが、WiMAXを1台持っているだけで通勤時間や休憩中に動画やゲームをたっぷり楽しめるのって最高ですよね！

1ヶ月のデータ量に制限のないWiMAXなら、制限のあるスマホのデータプランよりもストレスなくネットを楽しめます。

メリット７．さまざまな端末でネットが使える

WiMAXが1台あればスマホはもちろんのこと、パソコン、タブレット、ゲーム機など、さまざまな端末でネットが使えます。

スマホでもテザリング機能を使って他の機器でインターネットが使えるようにできます。でもバッテリーが減りやすいので、いざというときに電池切れで電話ができなくなってしまうおそれがあります。

また、iPhoneのように高価なスマホをテザリング機器として使うのは私にとっては気が引けます（バッテリーが劣化しないかとか、寿命が縮まないかとか…）。

WiMAXは通信専用ルーターなので、スマホでテザリングするよりもバッテリーが長持ちです。

メリット８．配線工事いらずで最短翌日から使える

光回線だと、スグに使いたくても配線工事をしてもらうまで1ヶ月待たされる事もしばしば。工事の立会いも必要です。

WiMAXは配線工事が一切必要なく、端末が届いてから簡単な設定さえすれば、インターネット接続することができます。

端末も申し込み後最短即日発送、早ければ次の日からネットが使えるようになります。

※詳細：一人暮らしのインターネットにおすすめの回線はこれだ！【2022年版】

メリット９．据え置き型のルーターもある

WiMAXというと、外で使えるモバイルルーターというイメージを持つ人もいるかも知れません。

実は、L13という宅内専用のルーターもラインナップされています。

こちらのルーターは、コンセントで接続するのでバッテリー切れの心配いらず。端末が大きいのでモバイルルータータイプよりも電波が強いです。

家でしかネットを使わないのであれば、電波の強いL12をおすすめします。

４．デメリットを避けてWiMAXを賢く契約する6つの手順

WiMAXにはデメリットがあるとはいえ、メリットもたくさんあります。

なので、次にWiMAXのデメリットをうまく避けながら契約する方法を解説していきますね。

WiMAXをオススメしない人

残念ながら、次に当てはまる人は契約自体を考え直したほうが良いかもしれません。

• 家族で1台のWiMAXを使おうと思っていた人
• PS4やPCで最新のオンラインゲームをやりたい人
• 動画をBGM代わりに流しておきたい人
• モノを増やしたくない人

これらの人は、たとえ工事が面倒でも光回線の契約を考えたほうが良いですね。

逆に、このような人はWiMAXの契約をおすすめします。

• 家でも外でもたっぷりネットを使いたい
• 手軽に家のネット環境を整えたい

手順１．サービスエリアを調べる

まずはあなたがWiMAXを使いたい場所がサービスエリアに入っているかどうかを調べましょう。

エリア確認ページ：www.uqwimax.jp/wimax/area/

エリア確認の方法には、『サービスエリアマップ』と『ピンポイントエリア判定』の2つがあります。

正確に確認したい場合は、入力した住所でエリア確認できるピンポイントエリア判定を使ってください。「◯」「◯～△」「△」「×」で判定してくれます。

判定が「◯」なら契約に進んでも大丈夫です。「×」ならWiMAXをあきらめるしかありません。

問題は、「◯～△」もしくは「△」となった場合。使えるかどうか微妙なラインですね…。

その場合は、『Try WiMAX』を使ってみてください。

無料で試せる公式サービスは他のポケットWiFiで聞いたことがないので、不安があるならぜひ試してみましょう。

Try WiMAX：https://www.uqwimax.jp/wimax/beginner/trywimax/

手順２．安いプロバイダを選ぶ

どのプロバイダでも通信エリアや速度制限のルールは変わらないので、安く使えるプロバイダを選びましょう。

料金がわかりにくいのはWiMAXの大きなデメリット。解約金を含めて支払うすべての額を合計して期間ごとに比較するのがおすすめです。

その結果は以下のとおりです。

比較の結果、1年以上使うならGMOとくとくBBが安いことがわかりました。（11月22日時点）

少しでも安くWiMAXを使いたいなら、GMOとくとくBBがおすすめです。

詳細：【最安値】WiMAXのプロバイダ主要10社比較！選び方とおすすめ3選

手順３．端末は最新のものを選ぶ

端末本体ですが、最新端末の「Speed Wi-Fi 5G X12」を選択してください。

「Speed Wi-Fi 5G X12」をおすすめする理由は、以下の3つです。

• WiMAXの最新5G端末
• 通信速度が速い
• コンパクトで持ち運びに便利

Speed Wi-Fi 5G X12は、2023年6月に発売されたWiMAXの5Gプランに対応した端末です。

通信速度が速く、コンパクトなので、今端末を選ぶならX12をおすすめします。

手順4．料金プランを選ぶ

WiMAX5Gの料金プランは一つしかありません。

オプションサービスは不要なら後で解約する

保証サービスは、申し込み時には加入必須となっていますが、必要ないという人は解約しましょう。

ただし、契約した月にすぐ解約できないので、忘れないようカレンダーに記入しておくことをおすすめします。

手順５．当日~2日後に端末が届く

最短当日~2日後に端末が届けば、すぐにWiMAXを利用できるようになります。

端末に、同封されているSIMカードを挿入して、パソコンやスマホ側のWiFi設定すれば完了です。

まとめ：WiMAXはポケットWiFiで一番おすすめ

今回は、WiMAXのデメリットについて私なりの考えをまとめてみました。

WiMAXは決してパーフェクトなサービスではありませんが、安くてたっぷり使えるポケットWiFiであると私は思います。

この記事が、あなたにとってWiMAXを検討する助けになれば幸いです。