
「ポケットWiFi」ってよく聞くけれどあまりわからない・・・という方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ポケットWiFiって何?という人のために、元販売員の私が、どのサイトよりもわかりやすく解説します。
この記事を読めば、ポケットWiFiが自分に向いているのかがわかり、納得してインターネット回線選びができるはずです。
ぜひ、参考にしてください。(当記事は税込表記です)
1.ポケットWiFiとは?
ポケットWiFiとは、スマホやタブレット・PCなどで、インターネットを利用するための通信端末です。
ポケットWiFiが一台あれば、家でも外でも、さまざまな機器をインターネットにつなぐことができます。
他のサービスとの違いを、以下の表にまとめました。以下すベて税抜きです。
←(左右にスクロールできます)→
ポケットWiFi | 光回線 | テザリング | |
最大通信速度 (下り) | ◯ 2,200Mbps | ◎ 2,000Mbps | × 24Mbps |
実質月額料金 | ◯ 約4,000〜6,000円 | △ 約4,000〜5,000円 | ◎ 0円〜550円 |
通信制限 | あり | なし | あり |
外での利用 | 可 | 不可 | 可 |
工事 | 不要 | 必要 | 不要 |
向いている人 | ・外でもネットを使う人 ・すぐに使いはじめたい人 | ・家でしかネットを使わない人 ・複数人で使いたい人 | ・スマホのデータ量に余裕がある人 ・たまにしかネットを利用しない人 |
代表的なサービス | WiMAX Y!mobile | フレッツ光 ドコモ光 | au ドコモ ソフトバンク |
※実質月額料金:月額料金や初期費用・キャッシュバックの割引きを含めた総額を出し、1ヶ月あたりの料金になおしたもの
ポケットWiFiはとくに、外でもネットを使う人・すぐに使い始めたい人に向いているサービスだと言えます。
正確に言うと「ポケットWiFi」は、2009年にワイモバイルが発売した、業界初のモバイルWiFiルーター(持ち運んでネットが使える通信端末)の商品名です。
ただ、WiMAX・ドコモ・auなど、たくさんのモバイルWiFiルーターが発売された今では、すべてのモバイルWiFiルーターを「ポケットWiFi」と呼ぶのが一般的になってます。
この記事でも、「モバイルWiFiルーター=ポケットWiFi」としています。
ポケットWiFi以外のネット回線サービス
ポケットWiFiの特徴を大まかにつかめるよう、まずは2つのネット回線サービス(光回線・テザリング)との違いをご紹介します。
光回線
光回線(=固定回線)とは、自宅でネットを快適に使うことに特化したサービスです。
光回線は、インターネット回線サービスの中でもっとも通信速度が速く、どれだけ使っても速度制限にかからないのが特徴となっています。
ただし、持ち運びができない・工事が必要といったデメリットもあるので、外でもネットが使いたい人や、すぐに使い始めたい人には向いていません。
テザリング
外出先でもパソコンやタブレットをネットにつなげるには、スマホのテザリング機能(0円〜550円)を使う方法もあります。
テザリングは、外でもネットが使えるという点では、ポケットWiFiと同じようなサービスですが、以下2つの理由から、日常的に使うのには向いていません。
- バッテリーの消費が激しい
- スマホのデータ容量を使って通信するので、すぐに速度制限がかかる
テザリング機能を使っている間、スマホのバッテリーはどんどん減っていきます。電話やメールをしたいときに、スマホがバッテリー切れになってしまうということもありえます。
テザリングした結果一限だけでスマホの充電残り3%
二限の出席は無理そう— P (@pyopyopyono_pyo) October 6, 2020
また、スマホのデータ容量を使って通信するので、そもそも「スマホのギガが足りていない」という人は、高額な料金を支払って容量プランを上げない限り使えません。
https://twitter.com/nemuipeople/status/1328594053575880704
ポケットWiFiはネットに接続するためだけの端末なので、スマホでテザリングするよりも長時間、快適にネットを利用できます。
料金に関しても「追加料金を払って容量プランを上げ、テザリングを使う」より、ポケットWiFiを契約した方が割安になります。(後述します)
2.ポケットWiFiを利用する3つのメリット
ここからは、ポケットWiFiを利用する以下3つのメリットについて紹介します。
- メリット1.工事不要ですぐに使いはじめられる
- メリット2.家でも外でもネットが使える
- メリット3.料金が安い
一つずつ見ていきましょう。
メリット1.工事不要ですぐに使いはじめられる
ポケットWiFiは、ネットで申し込んで1〜2日で届き、複雑な設定もなくすぐに使いはじめられます。
ポケットWiFiの電源を入れ、ネットにつなぎたい端末(スマホ・PCなど)側でSSIDを選択し、パスワードを入力するだけで接続完了です。
光回線は工事が必要
一方で光回線は、大掛かりな工事が必要となり、使い始められるまで1ヶ月ほどかかってしまいます。また、もしも引っ越したら、新たに申し込まなければなりません。
ポケットWiFiなら、申し込んでからすぐにネットが使えるようになりますし、引っ越し先に持っていけることもメリットです。
メリット2.家でも外でもネットが使える
ポケットWiFiはその名の通り、ポケットに入れて持ち運びでき、一台あれば家でも外でもネットが使える通信端末です。
以下、ポケットWiFiユーザーの口コミを紹介します。
https://twitter.com/bs2072/status/1304654992108781569
家だと集中できないのでカフェに移動してブログの作業中。タブレット買った時にポケットWifiも一緒に契約したからネット環境について困ることが減ったから大分ストレス減になった!!
— こーじ a.k.a.young_structure (@young_kjr) October 25, 2020
このように、家で動画を観たり、外出先で仕事をしたりするときに、ポケットWiFiが便利だという口コミがたくさんありました。
今まで、スマホのギガが足りない、ネット環境がなかった人というは、ポケットWiFiがあれば生活が快適になること間違いなしです。
メリット3.料金が安い
ポケットWiFiの料金は安いです。以下、光回線・スマホのデータ通信費と比べてみました。
ポケットWiFi | 光回線 | スマホのデータ通信費 | |
サービス名 | WiMAX | ドコモ光 | ソフトバンク |
データ容量 | 月間無制限 (3日15GB制限あり) | 無制限 | 無制限 (テザリングは月間50GBまで) |
実質月額料金 | 4,961円 | 4,849円 | 9,035円 |
表を見るとポケットWiFiは、もっとも安いネット回線サービスだとわかります。
スマホのデータ通信費は、家族割などで多少は安くなるものの、どれだけ割引きを適用させてもポケットWiFiより安くなることはありません。
3.ポケットWiFiの3つのデメリット
ポケットWiFiは、かなり便利なサービスに思えますが、利用する前に知っておきたいデメリットもあります。
- デメリット1.速度制限がある
- デメリット2.速度が不安定
- デメリット3.持ち物が増える
一つずつ見ていきましょう。
デメリット1.速度制限がある
ポケットWiFiには、以下2パターンの速度制限があります。いっさいの制限なく使えるポケットWiFiは、2022年7月現在ありません。
- 月間制限:月間で決められたデータ量(30GBなど)を使うと制限がかかる
- 3日間制限:3日間で決められたデータ量(10GBなど)を使うと制限がかかる
いっさいの制限なしでネットを使いたい人は、光回線を選ぶしかないというのが現状です。
WiMAXなら実質無制限で使える
ただし、制限があるとはいえ、WiMAXというポケットWiFiなら「ほぼ無制限」「実質無制限」で使えます。
https://twitter.com/WqX8DYsCjvGJv6h/status/1315245742563311617
WiMAXの速度制限ルールは、先述した3日間制限に当てはまります。くわしく以下にまとめました。
ルール | 直近3日間で合計10GBを超えると制限がかかる |
制限がかかる時間 | 翌日の夜間18時〜26時まで |
制限中の通信速度 | 約1Mbps(YouTubeの標準画質レベルが視聴可能な速度) |
WiMAXは、直近3日間で10GBを超えると、翌日の夜間だけスピードが遅くなってしまいます。
とはいえ、以下2つの理由から、制限時でもネットが使えるサービスだと言えます。
なので基本的には、もっとも制限のゆるいポケットWiFiである「WiMAX」を選びましょう。
デメリット2.速度が不安定
ポケットWiFiは、無線のインターネット回線サービスなので、周りの電波状況によって速度が左右されるというデメリットがあります。
たとえば、地下や建物に囲まれた場所や、たくさんの人が通信する時間帯に使うと、通常よりも速度が遅くなってしまいます。
場所 | 時間帯 | 実測値(WiMAX) |
家の中(大阪市内) | 朝 | 33Mbps |
昼 | 47Mbps | |
夜 | 29Mbps | |
地下鉄 | 朝 | 22Mbps |
昼 | 18Mbps | |
夜 | 20Mbps | |
オフィス街 | 朝 | 27Mbps |
昼 | 21Mbps | |
夜 | 29Mbps |
※各場所で3回測った平均値
実際にWiMAXの速度を測ってみたところ、夜に家で通信するとき・地下鉄で通信するとき・昼にオフィス街で通信するときは速度が落ちました。
一般的な利用なら問題なし
とはいえ、このくらいの速度が出れば、一般的な利用なら問題ありません。
SNSやWebサイトの閲覧はもちろん、YouTubeやスマホゲームもサクサク利用できるので、10〜20Mbps以上出れば十分だと言えます。
以下のような使い方をしない限りは、ポケットWiFiで快適な通信が可能です。
- PCやPS4でオンラインゲームをする
- 頻繁に4Kや8K画質の動画をみる
安定して高速な速度が必要なオンラインゲーム(FPS・格闘ゲーム)をしたり、超高画質で動画をみたい人は、光回線を選んでください。
デメリット3.持ち物が増える
ポケットWiFiは、接続したい機器(PC・スマホなど)の10m以内にないと使えないので、外出時は荷物が増えるというデメリットがあります。
ただ個人的には、ポケットに入るサイズの端末さえ持ち歩けば、一日中快適なネット生活が送れるというメリットの方が大きく感じています。
4.ポケットWiFiの選び方
ここまでをまとめると、ポケットWiFiは以下のような人に向いていることがわかります。
- 外でもネットを使う人
- すぐに使いはじめたい人
- オンラインゲームや超高画質の動画を観ない人
- 月々の通信費を抑えたい人
- 荷物が増えても苦じゃない人
そして、ポケットWiFiの最大限のメリットを得るためには、以下のサービスを選びましょう。
ベストなポケットWiFi「WiMAX」を選ぼう
WiMAXの基本情報を以下にまとめました。
WiMAX(GMOとくとくBB)の基本情報 | |
データ容量 | 無制限(3日15GB制限あり) |
最大通信速度(下り) | 2,200bps |
実質月額料金 | 4,961円 |
発送 | 最短当日発送 |
契約期間 | 3年 |
WiMAXはとくに、たくさん使える・速度が速い・料金が安いという3つのポイントで優れているので、初心者を含め、誰にでもおすすめできます。
もっとも安くWiMAXを契約できる窓口「GMOとくとくBB」から契約しましょう。
エリア外でも5Gプランがおすすめ
WiMAXの5Gプランは、今までのプランより速度制限がゆるいです。
5Gプラン:3日15GB
旧プラン:3日10GB
5Gのエリア外でもWiMAXやau4G回線が使えるので、今契約するなら5Gプランがおすすめです。
まとめ
ポケットWiFiは、持ち運べる通信端末であり、かなり便利なサービスですが、今回紹介したようなデメリットがあるのも事実です。
まとめると、ポケットWiFiは、以下のような人に向いているサービスだと言えます!
- 外でもネットを使う人
- すぐに使いはじめたい人
- オンラインゲームや超高画質の動画を観ない人
- 月々の通信費を抑えたい人
これらに当てはまる人は、ベストなポケットWiFi「WiMAX」を検討してみてくださいね。