※本ページはプロモーション(広告)が含まれています。
価格.comは、口コミやお得なネット回線を調べられる便利なサイト。
とっても安そうに見えるので、つい価格.com経由で契約したくなりますよね…。実は、以下のような落とし穴があるので注意が必要です!
- キャッシュバックの受け取り時期が遅い
- 工事費やキャンペーンの違約金が別にかかる
- スマホセット割が考えられておらず、最安値ではない
この記事では、4年ほど某◯◯カメラで光回線の販売員をしていた私が、「光回線の契約を価格.comからしない方がいい3つの理由」をくわしくお伝えします。
高額キャッシュバックがもらえる窓口をすぐに知りたい人は、「【結論】光回線はほかの窓口から申し込むのがおすすめ」の章から読み進めてください(ページ内を移動します)。
価格.com(価格ドットコム)とは
価格.comは、ネット上にある商品の価格を安い順に掲載しているサイト。
光回線(プロバイダ)のページもあり、人気ランキング形式で「お得な光回線」がわかるようになっています。
このように便利なサイトですが、私は、光回線を価格.comから申し込むのはおすすめしません。
理由は、次の3つです。
1.キャッシュバックの受け取り時期が遅い
→手続きを忘れるとキャッシュバックが一切もらえない可能性も…
2.工事費やキャンペーンの違約金が別にかかる
→表示されている金額よりも高額な場合もしばしば…
3.スマホセット割が考えられておらず、最安値ではない
→あなたにとって最もお得な光回線と契約できないかも…
それぞれの注意点を、口コミとともにくわしく見ていきましょう。
※そもそも価格.comの安さランキングは、あくまで「価格.comに掲載しているネットショップだけ」のランキングです。価格.comへの掲載は、各ショップが規定料金を店舗情報掲載ページから払うことで行えます。つまり、ネット上の申し込み窓口すべてが載っているわけではないんです。
1.キャッシュバックの受け取り時期が遅い
もうずいぶん昔だけど、価格.comで光回線契約して2年以上使うとキャッシュバックというキャンペーンで申し込んだ。
2年後
手続き方法が分かりづらくて有耶無耶になり、結局キャッシュバックされなかったなー。#価格ドットコム #kakaku
— 藤之登男@影のジャンカー兼メシテロやさん (@tounotouo) March 3, 2021
価格.comは、キャッシュバックの受け取り時期が遅く、さらに受け取り手続きが2回以上に分かれていることも多いです。
ほかの窓口からの申し込みでは、開通から2ヶ月〜半年ほどでキャッシュバックがもらえます。
使い始めから受け取りまでの期間が長いと、手続き自体を忘れてしまったり、引越しや解約などでそもそもキャッシュバックが受け取れなくなる可能性もあります。
価格.comのキャッシュバック時期を比較
価格.comでよく紹介されている光回線の、キャッシュバック受け取り時期を比較しました。
価格.com | おすすめの窓口 | |
ソフトバンク光 | 12ヶ月後 (50,000円) | アイネットサポート 2ヶ月後 (41,000円) |
auひかり | 12ヶ月後 24ヶ月後 36ヶ月後 (75,000円) | GMOとくとくBB 12ヶ月後 24ヶ月後 (82,000円) |
NURO光 | 36ヶ月後 (66,500円) | 公式特設ページ 6ヶ月後 (45,000円) |
※料金はすべて税込み
このように、価格ドットコムのキャッシュバック額は高いものの、受け取り時期はおよそ1〜3年後です。
さらに、プロバイダのメールアドレスに届く案内メールを確認して、メールが届いてから約1ヶ月以内に手続きをしないと、キャッシュバックをもらう権利はなくなってしまいます。
どんなにキャッシュバックが多い窓口から契約しても、実際にもらえなければ0円です。なのでせっかく契約するなら、できるだけ早く、確実にもらえる窓口がおすすめです。
※後ほど比較しますが、価格.comから契約すると工事費(2〜4万円)が無料にならないため、トータル費用はあまりお得ではありません。
さらに、複数回の手続きは忘れるリスクも高い
さらに、価格.comでのキャッシュバックの受け取りは、複数回に分かれることがあり、そのたびに手続きが必要です。
たとえばauひかり(プロバイダSo-net)は、75,000円のキャッシュバックと言っていますが、11ヶ月目/23ヶ月目/35ヶ月目にそれぞれ申請手続きをしないといけません。
いくらトータルのキャッシュバックが多くても、一回でも受け取り忘れてしまうと、お得ではなくなってしまいます。
※ちなみにauひかりは、どこから申し込んでもキャッシュバック時期が遅い傾向があります。
2.工事費やキャンペーンの違約金が別にかかる
価格.comから申し込むと、工事費やキャンペーンの違約金が別にかかります。
つまり、実際に払う月額料金や、解約時に払う違約金が、ふつうに契約するよりも高くなってしまうんです…。
どれくらい高くなるか、順に見ていきましょう。
工事費が上乗せされて月額料金が高くなるケース
価格.comのランキングでも上位を占めるNURO光は、「2,516円/月」と書かれていて、パッと見ると安く感じますよね。
しかし、これはあくまで計算上の実質費用で、実際の月額料金ではないんです。
実質費用とは?
ネット回線の料金でよく見る「実質費用」とは、最低利用期間である2年間の月額料金に、初期費用(工事費+事務手数料)を足して、そこから戻ってくるキャッシュバックを引いた「実際に負担する金額」です。
価格.comで○○円/月と書かれているのは、(月額料金×24+初期費用ーキャッシュバック額)÷24 で計算された、見かけ上の数字です。
実際にいくらかかるかは「月々のお支払い料金イメージ」でチェック!
実際の月額料金がいくらになるかは、ページの下の方にある「月々のお支払い料金イメージ」の部分を見るとわかります。
価格.comからNURO光を契約した場合の、実際の支払い料金は下記の通り。
このように、1年目までは通常よりも安い5,500円ほどで使えますが、2年目(13〜25ヶ月)の月額料金は7,533円と高くなります。
これは、工事費分の割引が、最初の1年で終わってしまうためです。
NURO光キャッシュバック考えれば公式サイトより価格com経由の方が安いけど価格comは月額料金高いんだよな
— 名無しなのに (@heiwaniikitai) June 13, 2021
いくらまとまったキャッシュバックがもらえるとはいえ、毎月7,500円は光回線の料金としてはかなり高いですよね…。
価格.comはキャンペーンの違約金がかかる
さらに、2年または3年の最低利用期間を待たずに解約した場合、価格.comのキャンペーン違約金と、その光回線の契約解除料を二重で支払わないといけないケースもあります。
くそう、なんで家ネットの解約違約金7万円も取るねん。価格コムの養分になってしまった。
— ヘンザンテック (@kyyu3) September 13, 2020
価格comでプロバイダ探してたら何年縛りの解約金がプロバイダ2万に足して価格comの解約金2万という二重苦契約がまかり通っていることに気付いてしまった。
— もず (@mozupsychol) October 8, 2019
たとえば、先ほどのNURO光はどこから契約しても、更新月以外に解約すると、10,450円の契約解除料がかかります。
しかし、価格.comから契約した場合は、さらに3万円の違約金が追加されます。
価格.comには、違約金が設定されています。最低利用期間中にNURO 光を退会された場合は、継続利用期間にかかわらず30,000円(不課税)の違約金が必要となります。
このように、価格.comからの契約は、キャッシュバックが高い分、解約時のリスクも大きくなると覚えておきましょう。
NURO光を申し込むなら、公式の特設ページがおすすめ
ちなみにNURO光の月額料金は、公式の特設ページから3年契約で申し込むともっともお得に使えます。月額料金はずっと5,200円で、工事費割引とキャッシュバックを合わせて99,000円分の特典がもらえます!
3.スマホ割が考えられていないので最安値ではない
実は価格.comは、自分にとって、もっともお得な光回線を選べるわけではありません。
2024年12月現在、光回線は、価格の安さだけで選ぶのではなく、スマホのセット割が受けられるものを選ぶとお得に使えます。下記に、ドコモ・au・ソフトバンク、それぞれのスマホ割が受けられる光回線をまとめました。
携帯キャリア | スマホ割のある光回線 | 割引額/月 |
ドコモ光 | ▲550〜1,100円 | |
auひかり、eo光、コミュファ光、ビッグローブ光など | ▲550〜1,100円 | |
NURO光、ソフトバンク光 | ▲550〜1,100円 |
※料金はすべて税込み
この割引額は契約プランによって変わり、スマホ・携帯1台ごとに毎月550〜1,100円、割引が受けられます。割引になるのは、ネット料金ではなく、それぞれのスマホ料金です。
スマホ割のある光回線にするとどれくらいお得なのか、シミュレーションしてみましょう。
※ahamo/povo/LINEMOは、スマホ割の対象外です。格安スマホの人におすすめのネットは、次のもっともお得な光回線の章で紹介します。
たとえば、ドコモのスマホ・携帯を使っている場合
家族4人でドコモのスマホ・携帯を使っているなら、ドコモ光を使うのがもっともお得です。
1ヶ月あたりの通信費(ネット・スマホの料金)を、価格.comのランキングでもよく見る、おてがる光と比較してみます。
内訳 | ドコモ光 | おてがる光 |
ネットの月額料金 | 5,720円 | 4,708円 |
家族4人のスマホ料金 | 22,000円 | 22,000円 |
スマホ割 | ▲4,400円 | なし |
総額 | 23,320円 | 26,708円 |
※料金はすべて税込み
※スマホはギガライトで毎月3〜5GB使う場合
このように、ネットの月額料金はおてがる光の方が1,000円安いですが、ドコモ光にするとスマホ割が最大4,400円も受けられるので、トータルの通信費は毎月3,000円以上安くなります。
家族4人で上記の割引を受け続けると、なんと2年間で8万円以上もお得になるんです!
月額料金が安いからといって、それがもっともお得とは限りません。なので光回線を選ぶなら、通信費(ネット・スマホ)がトータルでもっともお得になるものを選びましょう。
※このスマホ割は、離れて住む両親や子供など、同居していない家族も申請すれば適用されます。
【結論】光回線はほかの窓口から申し込むのがおすすめ!
ここまでをまとめると、価格.comからの申し込みは、下記の3つのリスクがあるためおすすめしません。
- キャッシュバック時期が遅く忘れてしまう
- 月額料金や解約金が高くなる
- スマホ割を含めると最安値ではない
なので光回線は、自分に合ったものを選んで、できるだけ多くの特典・キャッシュバックが早くもらえるほかの窓口から申し込むのがおすすめです!
※ただし、価格.comも計算上はお得なケースもあるので、絶対に手続きを忘れない自信のある人や、もし損をしても構わない人はチャレンジしてみてもいいかもしれません。
もっともお得な光回線は、スマホ×地域で選ぼう
2024年12月現在、スマホごとにセット割がある光回線と、6ヶ月以内に高額キャッシュバックがもらえる申し込み窓口をまとめました。(表のロゴをクリックすると、もっともお得な申し込みページに飛びます)
利用スマホ | 住んでいるエリア | お得に使える光回線 (キャッシュバック内容) |
ドコモ | 全国 | (40,000円) |
au | 近畿 | (41,016円) |
東海 | (65,000円) | |
四国 | (30,000円) | |
沖縄 | (40,000円) | |
上記以外 | (82,000円) | |
ソフトバンク | 北海道・関東・東海・関西・中国・九州 | (45,000円) |
上記以外 | (41,000円) |
※料金はすべて税込み
いずれの申し込み窓口も、価格.comと同じくらいか、それ以上にお得な特典・キャッシュバックが半年以内にもらえます。
さらに工事費(2〜4万円)も実質無料になるので、毎月の支払額が途中から高くなることもありません。
格安スマホの人は、地域最安値の光回線を選ぼう
また、ahamo・povo・LINEMO・楽天モバイル・それ以外の格安スマホを使っている人は、地域ごとに総額の安い光回線を使うのがおすすめです。
もっとも安い光回線 | 住んでいるエリア |
北海道(札幌市周辺) 関東、東海、近畿 岡山県、広島県、福岡県、佐賀県 | |
和歌山県、福井県 | |
四国 | |
沖縄 | |
上記以外 |
格安スマホとのセット割がある光回線もありますが、いずれも工事費が無料にならず、トータルの料金は高くなってしまうから。
まとめ
価格.comからの申し込みは、キャッシュバックの受け取りが難しかったり、月額料金や解約金がより高くなるリスクもあるためおすすめしません。
ネット回線を申し込むなら、スマホ割のある光回線を選んで、ほかの窓口から契約する方がお得に使えます。
最新のキャンペーン情報や、光回線の本当の安さランキングを知りたい人は、元販売員が光回線55社を比較!2024年12月あなたにおすすめが分かるの記事も参照してくださいね。