ダークファイバーとは?NURO光やauひかりが速い仕組みを解説!

ダークファイバー

NURO光など、一部の光回線を調べていると出てくる「ダークファイバー」。

何だかカッコ良さそうな名前ですが、普通の光ファイバーとは何が違うのでしょうか?

結論からいうと、ダークファイバーは使われずに余っている予備の光ファイバーのことです。普通の光ファイバーよりも「料金が安く・速度が速い」という特徴があります。

この記事では、元ネット販売員の私が、なぜダークファイバーを使った光回線は安くて速いのかを誰でもわかるように紹介します。

速い光回線と契約したい人は、ぜひ参考にしてください。

1.ダークファイバーとは?

ダークファイバーとは、使われずに余っている、予備の光ファイバーのこと。

そもそも光ファイバーとは、「光信号を通す細い繊維」のことです。光ファイバーを複数たばねることで、大容量の情報伝達が可能となります。

実際に黒い色をしているわけではなく、光(ライト)が通っていないために、「ダーク」という表現をしています。

ダークファイバーと光ファイバーの違い

多くのダークファイバーはNTTが管理している

この光ファイバーは、下記のような企業が持ち主です。

  • 東西のNTT(日本電信電話)
  • 各地の電力会社(東京電力など)
  • 鉄道会社(京王電鉄など)

地中や電線に光ファイバーを引く工事は、大規模でコストがかかるので、あらかじめかなり多めに設置します。そのため使っていないものも多く、現在でも半分以上はダークファイバーと言われています。

2001年に総務省の通達で、この余っているダークファイバーを通信事業者に貸し出して、私たち一般家庭の光回線として使えるようになりました。

ダークファイバーを使った光回線

ダークファイバー NURO光 auひかり

2022年10月現在、ダークファイバーを使った光回線は下記のものがあります。

  • NURO光
  • auひかり(一部エリア)
  • 法人向け光回線

このうち法人向けは、会社で本社と支社の内部ネットワークをつないだり、大学で各キャンパス同士をつないだりする通信に使われています。

そして、わたしたちが個人でも申し込める光回線は、NURO光auひかりです。

※auひかりは基本的にはKDDIの自社回線を使っていますが、自社回線がないエリアのみNTTのダークファイバーを使っています。くわしくは、auひかりは特定エリアのみダークファイバー利用の章で解説します。

光ファイバーでネットができる仕組み

ちなみに私たちがいつも見ている、「ネット上の映像や文字などの情報データ」は、次の3ステップで届いています。

  1. データをいったんレーザー光に変換して
  2. 光ファイバーの中を通り
  3. またレーザー光をデータに戻す

上記のような流れで、私たちはネット上のデータを受け取ったり、送ったりしています。

この仕組みはすべての光回線で同じで、ネットの速度が速い=一度に大量のデータを送れる状態、だと思ってください。

※通信の仕組みについてくわしくは、図解でわかる光ファイバーとは|初心者が2022年に絶対知るべき全知識を参照してください。

2.ダークファイバー光回線のメリット3つ

ここからは、ダークファイバーを使った光回線のメリットを紹介します。

ダークファイバー光回線 メリット

順にみていきましょう。

メリット1.混んでいないので速い

ダークファイバーを使った光回線(NURO光・auひかり)は、速度が安定して速いと評判です。

その理由は、同時に使っている利用者がまだまだ少なく、回線が混みあっていないから

ダークファイバー光回線と、NTT系の光回線、それぞれの利用人数を比較してみます(2021年時点)。

ダークファイバー光回線NTT系光回線
NURO光
auひかり
フレッツ光
光コラボ
ケーブルテレビの光回線
約580万件約2300万件

出典:KDDIMM総研

ダークファイバーを使った光回線の利用者数は、NTTの光ファイバーを使ったサービスの約4分の1と少ないです。

同じエリアで利用人数が少ないほうが、速度は速い

光回線は、マンションも戸建ても、下記のように一本の光ケーブルを分けあって使います。

光ファイバー 分岐

1Gbpsの速度が最大で32分岐されてしまうので、同じエリアで利用者がふえると、1人あたりの速度はどうしても遅くなります

下り最大速度が1Gbpsのフレッツ光や光コラボを、もし32人が同時に使った場合、一人あたりの推定速度は31.25Mbpsしかありません。

光回線下り最大速度推定速度
フレッツ光
光コラボ
1Gbps
(1,000Mbps)
32分岐の場合
31.25Mbps
NURO光2Gbps
(2,000Mbps)
8分岐の場合
250Mbps

その点、NURO光はもともとの最大速度が2Gbpsと速く、さらに利用者数もフレッツ・光コラボの4分の1。なので8分岐とすると、一人あたりの推定速度は250Mbpsと、十分な速度が保てます。

NURO光やauひかりは、NTTの局舎内にも、自分たち専用の通信設備をもっています。つまり、フレッツ光や光コラボと回線を共用して遅くなることはありません。

メリット2.最大通信速度が速い

2つ目のメリットは、ダークファイバーを使った光回線は、最大速度が速いこと。

たとえば、多くの光回線の最大速度は1Gbpsです。NURO光では下り最大速度2Gpbs、さらに法人向けのダークファイバーではなんと100Gbpsの光回線も選べます。

NURO光が2Gbpsの秘密は「G-PON」

NURO光の最大速度が速い理由は、「G-PON」という速い通信技術を使っているから。

光回線通信技術下り最大速度
NURO光G-PON2Gbps
フレッツ光GE-PON1Gbps
光コラボ
ケーブルテレビのネット

フレッツ光や光コラボは、「GE-PON」という最大速度1Gbpsの通信技術を採用しています。コストも安く、設計もシンプルで使いやすい規格です。

その一方で、NURO光は「G-PON」という最大速度2Gbpsの通信技術を使っています。こちらはコストが高く、導入もむずかしいため、採用している光回線はほとんどありません。

先ほどお伝えしたように、光回線は基本的には一本の光ファイバーを分けあって使います。なので最大速度が速いほうが、それだけ遅くなるリスクを減らせます!

※G-PONを使った最大速度2Gbpsの光回線は近年ふえていて、名古屋限定のスターキャット光なども、ダークファイバーを使った光回線です。しかし、料金や通信の安定面がよくないため、おすすめしません。

メリット3.料金も安い

ダークファイバーを使ったNURO光やauひかりは、月額料金が他社より安いです

光回線
月額料金5,200円5,610円6,600円※5,720円

※フレッツ光ネクスト、プロバイダSo-netの場合
※すべて税込み

フレッツ光やドコモ光など、ダークファイバーではない光回線と料金を比べてみると、ダークファイバーを使ったNURO光・auひかりのほうが月額500円ほど安いです。

ダークファイバーのレンタル料金が安いから

安くできる理由は、かなり安い費用で、NTTからダークファイバーを借りられるから

ダークファイバーは、保持しているだけで点検・メンテナンスなどの維持費がかかるため、たとえ安くても他社に貸し出すほうが、持ち主としては利益になります。

利用者としても、速度が速くて、料金も安い光回線はうれしいですね。

※ダークファイバーの芯線貸し料金は、Q&Aで紹介しています。

3.ダークファイバー光回線のデメリット3つ

このように、一見いいことずくめなダークファイバー光回線ですが、実は下記のデメリットもあります。

ダークファイバー 光回線 デメリット

順にみていきましょう。

デメリット1.NURO光は工事に時間がかかる

NURO光は、「工事がとにかく遅い」との口コミが多数あり、実際に開通まで2ヶ月以上かかることもあります。

遅い理由は、NURO光は工事が2回あり、次のように工事の内容や担当が違うから。

 工事内容担当者
1回目
(宅内工事)
NURO光のルーター設置などSo-netの人
2回目
(宅外工事)
NTTのダークファイバーを電柱から家まで引き込むNTTの委託業者

So-netの人は、NTTのダークファイバーを引き込む工事ができません。またNTTの業者も、NURO光は光コラボではないため配線ができません。

ほかの光回線はいずれも1回の工事で済むため、開通が遅いのは大きなデメリットと言えます。

開通までWiFiがないのが困る人は、無料WiFiレンタルを使おう

NURO光 開通までWiFiレンタル

もし引越し先などで使う場合や、開通までWiFiがないのが困る人は、NURO光公式の無料WiFiレンタルサービスに申し込みましょう。

申し込みをすれば、5日ほどでWiFiが届きます。決して速い速度ではありませんが、開通までのつなぎとして持っておくと便利です。

NURO光の工事を少しでも早める方法

NURO光の工事は予約が取りにくく、終わるまで2〜3ヶ月かかることも…。NURO公式の特典・キャンペーンページからの申し込みなら、代理店よりも早く希望の工事日を押さえられます!

デメリット2.auひかり(ダークファイバー)は1ギガ(Gbps)しか選べない

auひかり 5G10G

auひかりは5Gbpsや10Gbpsのコースも選べますが、NTTのダークファイバーを使ったエリアでは、1Gbpsしか選べません

実はauひかりは、KDDIの自社回線を使っているエリアと、NTTのダークファイバーを使っているエリアが下記のように分かれています。

KDDIの自社回線エリアNTTのダークファイバーエリア
東京・神奈川・埼玉・千葉の一部
(1Gbps,5Gbps,10Gbp)
それ以外すべて
(1Gbpsのみ)

つまり、5Gbps・10Gbpsのプランを使える関東の一部エリア以外は、NTTのダークファイバーを使ったauひかりです。自分の家がどちらかは、申し込み前に提供エリア検索のページからも調べられます。

ダークファイバーを使っているのはauひかりホーム(s)

auひかり ダークファイバ回線

上記のように、サービス名が「auひかりホーム(s)」と表示されていれば、それはNTTのダークファイバーを使ったauひかりです。

「s」とはshared access(シェアドアクセス)の略で、NTTの光ファイバーを共用していることを指します。

一方で、次のように10Gbpsや5Gbpsのサービスも表示されている場合は、KDDIの自社回線です。

auひかり ダークファイバ以外

自分の家がどちらになるかは、auひかりの提供エリア検索でわかります。

ダークファイバーでもKDDIでも、どちらでも高速通信に変わりはないので安心してくださいね。

※ちなみにauひかりホーム(s)の工事は一度で済みます。

デメリット3.撤去費用がかかる

ダークファイバーを使った光回線では、解約時に下記の撤去費用がかかることがあります。

光回線撤去費用
NURO光11,000円
auひかり31,680円

NURO光の場合、基本的に撤去はせず、ルーターなどの返却のみで大丈夫です。しかし、賃貸マンションなどで大家さんから原状回復を求められた場合は、撤去の申し込みが必要です。

auひかりで戸建ての場合は、必ず撤去費用がかかるので注意してください。ただし、引越し先でもauひかりを使うなら、撤去費用はかかりません。

4.ダークファイバー光回線のメリット・デメリットまとめ

ここまでをまとめると、ダークファイバー光回線のメリット・デメリットは下記です。

ダークファイバー メリットデメリット

開通や撤去時にコストや時間がかかるものの、速度の面では、ダークファイバー光回線のほうが快適に使えます。せっかく光回線を契約するなら、安定して速いほうがストレスなく使えますよね。

ここからは、NURO光とauひかり、それぞれの魅力を口コミもあわせて紹介します。

5.NURO光はすべてのエリアがダークファイバー

NURO光 

NURO光はソニーネットワークコミュニケーションズが運営する光回線。ほかの光回線よりも2倍速い、下り最大2Gbpsの通信速度でネットができます

月額料金は5,200円で、工事費は無料。さらにソフトバンク/ワイモバイルのスマホを使っている人は、スマホ1台につき毎月550円〜の割引が受けられます。

NURO光の対応エリアは、北海道・関東・東海・関西・中国・九州の一部です。

NURO光 エリア 2021年

エリア検索は、公式サイトの「エリア確認」のボタンから、郵便番号を入力するとできます。

NURO光は2Gbpsコースでも十分速い!

NURO光の口コミをまとめました。

このように、400〜800Mbpsの速度が出ている人がたくさんいます。とくに今まで他社のネットでストレスを感じていた人ほど、「NURO光にしてよかった!」との喜びの声が上がっています。

開通までに工事が2回と手間はかかりますが、それでも快適な速度を求めるなら、待つだけの価値はあると言えるでしょう。

※NURO光の評判や注意点について、さらにくわしくは騙されるな!NURO光を使っている私が、料金や速度の評判を暴露しますを参照してください。

NURO光は公式サイトからの申し込みがお得!

2022年10月現在、NURO光では45,000円のキャッシュバックを実施中です。

NURO光の工事は予約が取りにくく、開通まで2~3ヶ月かかることもあります。下記の公式の特典・キャンペーンページからの申し込みなら、申し込み後すぐに1回目の工事希望日を選べます!

※マンションの場合、キャッシュバックは25,000円です。NURO光開通済みのマンションなら工事は速い傾向にあります。くわしくは実体験!NURO光マンション5つの注意点を参照してください。

6.auひかりは特定エリアのみダークファイバー利用

auひかり

auひかりは、KDDIが運営する光回線。

月額料金は6,160円で、工事費は無料です。さらにauのスマホを使っている人は、スマホ1台ごとに毎月550円〜1,100円の割引が受けられます!

料金やサービスは全国どこでも同じですが、実はauひかりはKDDIの自社回線を使ったエリアと、NTTのダークファイバーを使ったエリアに分かれています

KDDIの自社回線エリア
NTTのダークファイバーエリア
東京・神奈川・埼玉・千葉の一部
(1Gbps,5Gbps,10Gbp)
それ以外すべて
(1Gbpsのみ)

申し込み前に提供エリア検索をしてみて、auひかりホーム(s)と表示されていれば、ダークファイバーを使った回線です。

auひかりは1Gbpsコースでも速度は十分

auひかりの口コミをまとめました。

このようにauひかりも、500〜600Mbpsの速度が出ている人がたくさんいました。

戸建ての撤去費用3万円は高いですが、引越しの予定がほぼない人や、快適なスピードを重視する人なら、契約する価値はあるといえます。

※auひかりの評判や注意点について、さらにくわしくは騙されるな!auひかりの口コミ・料金などの真実を参照してください。

auひかりのお得な申し込み窓口

auひかり 55,000円キャッシュバック

2022年10月現在、auひかりに新規で申し込むと、55,000円のキャッシュバックが開通2ヶ月後にもらえます。

auショップやau公式サイトから申し込むとキャッシュバックは10,000円ですが、代理店アイネットサポートから申し込むと、55,000円のキャッシュバックが受けられます。

どこから申し込んでも、auひかりの品質や料金は同じ。せっかくauひかりを契約するなら、お得なキャッシュバックのある窓口を選びましょう!

※auひかりのプロバイダごとの特徴を知りたい人は、auひかりプロバイダ全8社を比較!料金が安いおすすめを紹介の記事も参照してください。

ダークファイバーに関するQ&A

最後に、ダークファイバーについての疑問をまとめます。

  • 個人で芯線貸しは利用できる?
  • ダークファイバーの料金は?
  • ダークファイバーは不足しないの?

Q1.個人で「芯線貸し」は利用できる?

光ファイバーの芯線を借りられるのは、総務省に届出をした電気通信事業者のみとされています。

電気通信事業者とは、いわゆるネットや通信サービスを提供する団体のこと。NTTやKDDIなどはもちろん、LINEなどのメッセージアプリを提供する場合も当てはまります。

申請は、条件を満たしてさえいれば、個人事業主でもできます。くわしくは、総務省|電気通信事業の手続きを参照してみてください。

Q2.ダークファイバーの料金は?

ダークファイバーの料金は、その時の相場によって変わります。

公開されているものとして、2022年時点でのNTT東日本の料金を載せておきます。

利用区分1芯あたりの月額料金
シェアドアクセス方式の主端末回線1,476円
シングルスター方式の主端末回線1,942円
中継光ファイバ1.078円(1mあたり)

NTT東日本|加入光ファイバの接続料金

意外と安いと思うかもしれませんが、光回線を提供するには、ダークファイバーのレンタル料金のほかにさまざまな設備や、運営費がかかります。

NURO光やauひかり以外の安すぎるダークファイバー光回線は、品質が安定しない可能性も大きいため、あまりおすすめしません

Q3.ダークファイバーは不足しないの?

数年前には、携帯電話の5Gの普及によってダークファイバーが不足する可能性もある、との意見もありました。

ドコモ・au・ソフトバンク・楽天などの携帯電話の基地局の設置にも、ダークファイバーを使っているからです。

しかし、5Gのために光ファイバーが足りないエリアについては、要望を受けたNTTが随時、「フレキシブルファイバ」として光ファイバーを増やしています。

光ファイバー 不足

出典:総務省資料

なので、家庭で光回線に使うダークファイバーが足りなくなる心配は、今のところないと思われます。

まとめ

ダークファイバーとは、使われずに余っている予備の光ファイバーのことです。

ダークファイバーを使った光回線は、速度の評判がよく、料金も安いメリットがあります

ただし、開通まで時間がかかる・撤去費用がかかるなどのデメリットもあるので、自分が優先したいものは何か、よく考えて申し込みましょう!

NURO光|ソフトバンクのスマホ利用者におすすめ
  • 45,000円キャッシュバックが6ヶ月後にもらえる
  • 工事は遅いが速度は速い
  • 公式サイトで申し込むと工事日を少しでも早くできる

NURO光公式サイト特設ページ:https://www.nuro.jp/hikari/

auひかり|auのスマホ利用者におすすめ
  • 55,000円キャッシュバックが2ヶ月後にもらえる
  • 高い撤去費用は乗り換え特典でカバーできる
  • 引越しの予定がない人におすすめ

代理店アイネットサポート:https://www.auhikari/

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