
「せっかくポケットWiFiを契約したのに、全然つながらない・・・」そんな後悔はしたくないですよね。
ポケットWiFiのエリアが「自分の住んでいる場所」や「行動範囲内」に対応しているかどうかは、一番最初にチェックしておきましょう。
そして何より大事なのは、ただ使えるだけじゃなく快適に使えることです。
この記事では、快適なネット生活を送るために知っておきたいポケットWiFiの「通信エリア」をテーマに解説します。
その上で総合的におすすめなポケットWiFiをご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
この記事では、ポケットWiFiの「エリア」について解説、比較しています。
料金・データ容量など他の要素を含め、総合的にポケットWiFiをくわしく比較したい場合は騙されるな!ポケットWiFi全38社を比較した結果…おすすめはコレだを参考にしてください。
1.まず結論!エリアが広く、トータルでおすすめはWiMAX
エリアが広く、つながりやすさも申し分なし、その上で総合的におすすめなポケットWiFiは「WiMAX」です!
WiMAXのサービス対応エリアは後述します。まずはざっとWiMAXの特徴を表にまとめた以下の表を見てください。
WiMAX | |
エリア | WiMAX2+ (※au5G回線も使える) |
データ容量 | 無制限 |
最大通信速度 | 2.7Gbps |
月額料金 | 1,2ヶ月目: 1,474円 3〜35ヶ月目 3,784円 36ヶ月目〜 4,444円 |
発送 | 最短当日 |
契約期間 | 2年 |
※「ハイスピードエリアモード」に切り替えるとau回線を利用することも可能。
※実質月額料金:宣伝されている料金ではなく、月々の実際の支払額を計算したもの。
=総額(初期費用+月額料金×契約期間)÷契約期間
WiMAXは、どのプロバイダでも、同じ回線を使うため品質に違いはありません。なので、最安値のGMOとくとくBBから申し込むのがおトク。
「エリア」について気になっている人にもおすすめできるポケットWiFiなので、その理由を解説していきます!
2.ポケットWiFiの対応エリアの確認方法
ポケットWiFiは2023年3月現在、30サービス以上あり、そのすべてが以下の4つの回線のどれかを使用しています。
- WiMAX2+回線
- Y!mobile回線
- docomo回線
- SoftBank回線
どんなポケットWiFiが、どの回線を使っているのか。以下の表にまとめました。
WiMAX2+回線 | Y!mobile回線 | docomo回線 | SoftBank回線 | |
代表的なポケットWiFi | WiMAX | Y!mobile | docomo nuro mobile | SoftBank それがだいじWiFi 縛りなしWiFi |
ポケットWiFiには、WiMAX・SoftBankなど自社の回線を利用しているサービスに加えて、それがだいじWiFi・縛りなしWiFiのように、大手キャリアの回線を借りて運営しているサービスがあります。
ポケットWiFiの「エリア」について気になる場合、基本的には上記4つの回線を比較すれば良いです!
くわしく比較する前にまずは、これら4つの回線の「対応エリアの見方」を解説します。
au回線は比較しないの?
docomo・SoftBankは比較するのにauは比較しないの?と疑問に思ったかもしれませんが、ポケットWiFiの場合、「WiMAX2+」「Y!mobile」「docomo」「SoftBank」のエリアがメインです。
そもそも、WiMAXを運営する「UQコミュニケーションズ」は、auを運営するKDDIの子会社です。auが販売しているポケットWiFiは「au WiMAX」といって、WiMAXサービスの一種となります。
なので基本的には、WiMAXが使う「WiMAX2+」回線をメインに比較していきます。
ただ、WiMAXとauがこのような関係であることから、WiMAXでは、課金すると「au回線」を使える便利なモードがあります。なので、au回線で使えるエリアも部分的には紹介しています。
WiMAX2+回線の対応エリア
WiMAX2+回線が、自分の住んでいる場所、行動範囲内に対応しているかどうかは、以下の手順で確認しましょう。
- 公式サイトのエリアマップにアクセス
- 対応しているか知りたいエリアの都道府県をクリック
- 色がついているかどうか確認する
WiMAX2+は、都市部のカバー率が高いという特徴がありますが、郊外や山間部でも使いたい場合はチェックが必要です。
よりくわしく知りたい場合、「ピンポイントエリア判定」を利用しましょう。
ピンポイントエリア判定は、「◯・△・×」で、検索した住所が対応エリアかどうかをチェックできる機能です。
- 「◯」の場合:問題なく使える
- 「△」の場合:状況によっては使えない可能性がある
- 「×」の場合:対応エリア外
「大阪府大阪市」を例に検索すると…
このように画面左上に「◯」と判定が出たので、問題なく使えることになります。
WiMAXのお試しサービス「Try WiMAX」
もしピンポイントエリア判定で「△」「×」が出てしまっても、実際には使えることがあります。
なので、「使えるか試してみたい!」という場合、WiMAX2+回線の対応機種が15日間お試しできる「Try WiMAX」というサービスを利用してみましょう。
WiMAXは「au回線」も使える
またWiMAXには、アウトドアなどでよく郊外・山間部に行く人でも安心な「au 4G LTE回線(ハイスピードプラスエリアモード)」という機能がついています。
WiMAX2+回線が使えるエリアよりも、3キャリア(au、docomo、SoftBank)のLTE回線の方が対応エリアが広いです。(後述します)
WiMAXが苦手な、郊外・山間部では、タッチパネルからのカンタン操作で「au 4G LTE回線」に切り替えましょう。
- 公式エリアマップにアクセス
- 4G LTEの対応エリアをチェック
- 対応しているか知りたいエリアの都道府県をクリック
- 色がついているかどうか確認する
「ハイスピードプラスエリアモード」で使えるauのエリアが知りたい場合、上記の手順でチェックしましょう
Y!mobile回線の対応エリア
Y!mobile回線の対応エリアは、以下の手順で確認します。
- 公式サイトのエリアマップにアクセス
- 対応しているか知りたいエリアの都道府県をクリック
- 色がついているかどうか確認する
Y!mobileのエリアには注意が必要です。データ容量が無制限のプランを選んだ場合、使えるエリアは紫に塗られた部分だけなんです。
上記の手順でしっかりとチェックしておく必要があります。
docomo回線の対応エリア
docomo回線の対応エリアは、以下の手順で確認しましょう。
- 公式サイトのエリアマップにアクセスする
- 対応しているか知りたいエリアの都道府県をクリック
- 色がついているかどうか確認する
docomo回線の対応エリアは比較的広いです。また、速度別に対応エリアをチェックすることもできるのが便利です。
docomoの最大通信速度は1288Mbps~988Mbpsで、エリアも海上まで広く対応していますが、最大通信速度が利用できる地域は限定されているのでチェックしておきましょう。
SoftBank回線の対応エリア
SoftBank回線の対応エリアは以下の手順でチェックしましょう。
- 公式サイトのエリアマップにアクセスする
- 対応しているか知りたいエリアの都道府県をクリック
- 色がついているかどうか確認する
都市部に住んでいる人には問題ありませんが、少し離れた山間部では対応していない場合があるのでチェックしておきましょう。
3.ポケットWiFi各社の、対応エリアの広さを比較
ここからは、4つの回線の対応エリアの「広さ」を比較していきます。まずは一覧表を見てください。
WiMAX2+回線 | Y!mobile回線 | docomo回線 | SoftBank回線 | |
広さ | ◯ | △ | ◎ | ◎ |
先に結論からいうと、docomo回線・SoftBank回線はかなり広いです。そしてY!mobile回線はエリアが狭く、おすすめしません。
このように評価した理由をくわしく解説していきます。
都市部ではどれも使える
まず、どのポケットWiFiを契約しても、ほとんどの人は問題なく使えるということを知っておいてください。
以下の表で、都市部におけるそれぞれの対応エリアを比較しました。
それぞれ都市部はしっかりとカバーしていて、普通に生活している分には問題なく使えることが分かります。
そして、docomo・SoftBankの対応エリアが広いことも分かります。郊外や山間部でもつながりやすいのは、その2つの回線にau回線を加えた、3大キャリアの回線です。
au回線を使っているのは、「WiMAX」に搭載されているハイスピードプラスエリアモードだけです。
WiMAXは「WiMAX2+回線」に加えて、docomo・SoftBankと同じくらいの広さをもつ「au回線」も利用できるので、エリアが広いと言えます。
Y!mobileの無制限プランの対応エリアは狭い
Y!mobileには7GBプランと無制限プランの2つがあり、無制限プランを選んだ場合は対応エリアが狭いことに注意してください。
同じくデータ容量無制限のプランがあるWiMAXと比較すると、半分くらいの広さしか対応していないことが分かります。

Y!mobileユーザー|40代男性
店頭で「データ容量無制限」だと聞いて契約したが、つながらないことが多い。
※ポケットWiFiユーザー500名に、契約してから後悔した点についてアンケートを実施。上記ユーザーのコメントはこちらから抜粋したものです。
実際に使えるエリアが狭いことを知らずに、Y!mobileを契約してしまって後悔する人が多いので注意してください。
4.電波の特徴を比較
いくら田舎や山間部で使えるからといって、「普段いちばんよく使う都心部で、電波がつながらない」のでは意味がないですよね。
なので快適なポケットWiFiを選ぶには「対応エリアが広い」ことに加え「電波が安定している」というポイントが重要です。
まず、これまで紹介してきた4つの回線は、以下2つの電波の種類に分けられます。
WiMAX | LTE | |
回線の種類 | WiMAX2+回線 | Y!mobile回線 docomo回線 SoftBank回線 |
※WiMAXのハイスピードエリアモードで使用する「au回線」はLTEです。
電波には「WiMAX」と「LTE」があり、それぞれに特徴があるんです。
- WiMAX→直線に強く、速度が速い
- LTE→障害物に強く、安定性が高い
おすすめだとお伝えしてきたWiMAX。このような電波の性質がありますが、「実際に速いの?」「地下鉄などでも問題なく使えるの?」といった疑問に応えていきます。
WiMAXは地下でも問題なく使えるのか?
実際に、WiMAXの最新機種「WX06」を使って様々な場所・時間でスピードテストをしました。その結果、以下2点のことが分かりました。
- WiMAXは快適に使えるポケットWiFi
- 電波の性質上、障害物に弱いとされるが、地下でも問題なく使える
くわしく見ていきましょう。
まずは、以下の表をご覧ください。
時間帯 | 実際の速度 | |
新大阪 オフィス | 朝 | 37.3Mbps |
昼 | 35Mbps | |
夜 | 29Mbps | |
地下鉄 | 朝 | 31.3Mbps |
昼 | 24Mbps | |
夜 | 46.3Mbps | |
カフェ | 朝 | 25.3Mbps |
昼 | 27Mbps | |
夜 | 19.3Mbps |
朝、昼、夜と時間帯を分けてテストしてきましたが、どの場所でも快適な速度が出ていました。
ネットサービスを快適に使うために必要な速度をまとめた以下の表を見てください。
一般的に5〜10Mbps以上出ていればWebサイトはもちろん、動画も高画質で観ることができるので、WiMAXは快適なポケットWiFiだと言えます。
まとめ
以上の「エリアの広さの比較」「電波の特徴の比較」から、以下のようにまとめることができます。
WiMAX2+ | Y!mobile | docomo | SoftBank | |
エリアの広さ | ◯ | △ | ◎ | ◎ |
電波の特徴 | 速度が速い | 障害物に強い | ||
代表的なポケットWiFi | WiMAX | Y!mobile | docomo NURO mobile | SoftBank それがだいじWiFi 縛りなしWiFi |
「WiMAX」はau回線も利用することができるので、「WiMAX2+の速度の速さ」「au回線の安定性・広さ」のいいとこ取りのポケットWiFiだと言えます!
「エリア」について気になる方でも安心で、料金が圧倒的に安く、データ容量も無制限で使えるWiMAXがおすすめです!