
WiMAXが急に圏外になってしまい、ネットが使えなくなった・・・とお悩みですか?
インターネットが快適につながらないと、ストレスが貯まってイライラしますよね。
それがもし、大切な作業をしている最中だと大変ですね・・・
この記事では、WiMAXが突然圏外になってしまったときの解決方法の5つのステップと対策をわかりやすくまとめました。
実は、WiMAXが圏外になってしまう原因は1つだけではありません。いろいろな原因が考えられるので、1つずつ順番にチェックしてみてください。(当記事は税込表記です)
WiMAXを検討中のあなたへ
この記事ではWiMAXが県外だった場合について解説していますが、下記の記事はWiMAXやポケットWiFi全般をくわしく比較しています。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
1.圏外対策5つのステップ
ここからは、WiMAXが圏外になったときにチェックしてほしいポイントを、5ステップに分けて解説していきます。
ステップ1.エリアを再確認してみる
WiMAXが圏外になった場合、その場所がWiMAXの対応エリアに入っているかどうか一度チェックしてみてください。
WiMAXは、都市部なら広いエリアで対応しているので、多少場所が変わってもいきなり圏外になることは少ないです。ですが、郊外や山岳部に行くとつながらないエリアが増えていきます。場合によっては、すぐ近所に移動しただけなのに圏外になることもあり得ます。
エリアチェックは、あなたがWiMAXをどのプロバイダで契約していても、回線を管理しているUQコミュニケーションズのページでカンタンにできます。
『ピンポイントエリア判定』で現在地の住所を選択、もしくは入力してください。
スマホからエリアチェックのページにアクセスすると、スマホのGPSを使って現在地のエリア判定をすることもできます。
エリア判定の結果によって、次に試すべきことが変わります。
「○」であれば、その場所はWiMAXが使えるエリアなので、次にステップ2を試してください。
「○〜△」「△」の場合は、つながるかどうかが微妙なエリアです。この場合は、ステップ3を試してみてください。
「圏外」と判定された場合、その場所ではWiMAXを利用することができません。とはいえ、WiMAXの機種によっては、ハイスピードプラスエリアを使ってインターネットすることができます。
人の住む地域の99%をカバーするauの回線
https://www.au.com/mobile/area/4glte/800mhz/
ハイスピードプラスエリアとは、auスマホが使っているau 4G LTE回線のことで、人が住んでいる地域の99%をカバーしています。なので、WiMAXが圏外のエリアでもつながる可能性大です。
2021年4月現在、新品で販売されている端末はすべてハイスピードプラスエリアが使えます。端末の通信モード設定で「ハイスピードプラスエリア」を選択すれば、au 4G LTE回線を使うことができます。ただし、ハイスピードプラスエリアを月に1回でも利用した場合、以下の点に注意してください。
- 1,105円の月額料金が追加される(利用した月のみ)
- 月に7GBまでしかWiMAXを利用できなくなる(ギガ放題でも制限が発生)
特に、月に7GB制限が発生する点は注意が必要です。WiMAXには月間容量制限のない「ギガ放題」というプランがありますが、ハイスピードプラスエリアを使うと、WiMAX回線(ハイスピード)に戻しても月7GBまでしか利用できなくなります。
なので、ハイスピードプラスエリアは、WiMAXが圏外になってしまった場合の緊急用サービスと考えたほうが良いです。
3年契約にすると、ハイスピードプラスエリアが無料で使えるようになります。しかし、7GB制限になるという注意点は変わりません。
ステップ2.端末を再起動する
WiMAX対応エリア内にも関わらずネットが全然つながらない場合、端末を一度再起動してみてください。
これは、WiMAXに限らず、自宅のwifiルーターやパソコンにも有効な手段です。端末の中で何らかのトラブルが発生しており、その結果ネットがつながらなくなっているのかもしれません。
再起動して端末内をリフレッシュさせると、あっさり圏外が解消されるケースもあります。
再起動の方法は、どの端末でもほとんど変わりません。端末の電源ボタンを長押しすると「電源を切る」「再起動」という選択肢がでてくるので、「再起動」を選んでください。
これでも解決しない場合は、ステップ3を試してみましょう。
ステップ3.置く場所を変えてみる
いつも使っている場所で突然圏外になってしまった場合、端末の置く場所を変えてみてください。とくに窓際に置いてみましょう。
WiMAXの電波は、まっすぐに飛ぶ性質があります。なので、障害物があると電波が弱くなってしまい、ネットがつながりにくくなる、または圏外になる可能性があるんです。
もしかすると、あなたのWiMAXが突然圏外になってしまったのは、家の周りで新しい建物ができて電波が届きにくくなってしまったのかもしれません。
家の中で利用する場合、電波をさえぎるものが少ない窓際が端末を置くのに適した場所です。
WiMAXの電波を発信する基地局は都心部だと複数あるので、1方向からの電波が弱くなっても、他の基地局からの電波を受信することができます。なので、端末の場所を動かせば同じ家の中でも圏外が解消される可能性があります。
ちなみに、2020年1月に発売されたWX06という端末には、「電波インジケーター」という機能がついており、電波の強さを画面上で確認できます。どこが電波のつながりやすい場所かがわかりやすいです。
ステップ4.メンテナンス情報を確認する
http://www.uqwimax.jp/information/maintenance/
端末を再起動しても、場所を動かしても圏外が解消されない場合、基地局のメンテナンスや工事が原因である可能性があります。
先程お話ししたように、WiMAXの基地局は都心部だと複数あるので、1ヵ所の基地局がメンテナンスや工事をしていても、他の基地局の電波が届くのでネットが使えます。
しかし、郊外に行くと基地局が少なくなってしまい、1つの基地局がメンテナンスや工事をするだけでWiMAXが圏外になってしまう可能性があります。
メンテナンスや工事の状況は、「障害情報」としてその都度更新されています。
「UQ WiMAXの障害発生状況」を見てみると、毎日どこかで通信障害が発生していることがわかります。
WiMAXが突然圏外になった場合には、念のため公式サイトをチェックしてみてください。
ステップ5.端末を修理する
ここまでのステップで圏外が解消されなかった場合、WiMAXの端末が故障している可能性があります。
端末は精密機械なので、いくらていねいに扱っていても壊れる場合があるし、初期不良ですぐに故障する可能性もゼロではありません。
私も以前、1年半ほど使っていた端末が突然圏外になったので、当時利用していたプロバイダである「UQWiMAX」に問い合わせたことがあります。すると、どうも部品の一部が故障していたらしく、修理に出すことになりました。
そのときの経験を元に、故障かなと思ったときの問い合わせ方法を紹介します。
故障かなと思ったときの問い合わせ方法
まず、端末の保証書に書かれている電話番号にかけて具体的な症状を伝えてください。
故障かどうかをチェックするためにいくつか確認されるので、言われたとおりにすすめていきましょう。もし端末の故障であるとわかった場合、修理に出すことになります。
修理は、auショップが窓口になっているので、近くのauショップに必要なものを持って行きます。
修理費用は、故障の原因によっても異なりますが、1万円から3万円ほどかかる場合があります。私の場合は13,000円かかりました。
しかも、修理中に使えるWiMAXの代替機も貸してもらえなかったので、期間中はwifiが使えるカフェでネットしていました。
端末が故障すると、高額な費用がかかったり、修理期間が長かったりするので、場合によっては一度WiMAXを解約して、他のプロバイダで再契約したほうがお得な場合もあります。
たとえば、すでにWiMAXを2年以上利用している場合、他のプロバイダのキャッシュバックキャンペーンで修理費+違約金以上のお金が戻ってくる可能性があります。しかも、WiMAXの最新端末に乗り換えられます。
2021年4月現在、WiMAXで最もお得なキャンペーンは、GMOとくとくBBの最大33,200円キャッシュバックです。なので、電話にて修理にどれくらいの費用と期間が必要なのかを確認しておきましょう。
ほしい端末によっては、他のキャンペーンのほうがお得になる場合があります。WiMAXプロバイダのキャンペーンについては「WiMAXの主要10社比較!契約におすすめプロバイダ4選【2021年4月版】」を参考にしてください。
2.圏外が解決しないなら解約しよう
何をやっても圏外が解決しない場合、または端末の修理費が高くて修理に出したくない場合、残念ながらWiMAXを解約するしかありません。
WiMAXを解約する方法については、「WiMAXの解約方法まとめ|解約金がかからない3つの方法」でくわしく解説していますが、1つだけ注意点を取り上げておきます。
解約時の注意点!契約解除料がかかる
WiMAXは契約期間である3年以内の解約で契約解除料(違約金)がかかります。
契約解除料は、解約のタイミングによって変わってきます。プロバイダや契約プランによって違う場合もありますが、基本的にはどのプロバイダでも下記の契約解除料が必要です。
契約解除料
端末を受け取った月を1ヶ月目として、
1-12ヶ月→20,900円
13-24ヶ月→15,400円
25ヶ月目以降→10,450円
更新月→0円
ちょうど丸3年の月に解約すれば無料で解約できますが、それ以外は契約解除料が発生するので注意してください。
3.WiMAX以外のおすすめモバイルルーター
WiMAXが圏外で使えない場合、家でも外でも使えるモバイルルーターとなると、以下の選択肢があります。
格安SIM+SIMフリールーター
メリット
・料金が安い
・エリアがdocomoやauと同じで広い
・月間容量無制限プランがある
デメリット
・速度が不安定
・SIMフリールーターを別途購入する必要がある
docomoのモバイルルーター
メリット
・エリアが広い
・通信速度が早い
デメリット
・料金が高い(WiMAXの倍以上)
・1カ月で使えるデータ量が決まっている
正直なところ、WiMAXのように無制限プランがあり、通信速度が速く、しかも費用が安いモバイルルーターは他にありません。
でも、WiMAXが圏外なので解約するのであれば、他の選択肢としては格安SIM+SIMフリールーターをおすすめします。
なぜなら、WiMAXに近い実質月額費用でネットが利用でき、エリアもdocomoやauの回線を使うので日本全国ほとんどのエリアで使えます。
しかも、最低利用期間がない(違約金がかからない)格安SIMもあるので、使わない場合はいつでも解約可能です。
WiMAXと格安SIM、docomoのモバイルルーターに関するくわしい比較は、「モバイルルーターとは!?初心者でも絶対に失敗しない選び方」を参考にしてください。
4.まとめ
今まで快適に使えていたWiMAXが突然圏外になってしまうと困りますよね。
そんなときは、以下の5ステップを試してみてください。
ステップ1.エリアを再確認してみる
ステップ2.端末を再起動する
ステップ3.置く場所を変えてみる
ステップ4.メンテナンス情報を確認する
ステップ5.端末を修理する
WiMAXは、家でも外でも使えるモバイルルーターとして、最もおすすめできます。ぜひ、今回の記事を参考にして圏外を解決してください。
まだWiMAXを契約していない場合は?
「WiMAXの主要10社比較!契約におすすめプロバイダ4選【2021年4月版】」では、WiMAXのプロバイダについてさらにくわしく解説しています。契約前の参考にしてください。