
海外に行ったときにWiFiが使えると、スマホやPCでネットを使ったり、マップで現在地を調べたりできるのでとても便利ですよね。
海外でWiFiを使う主な方法は以下の3つ。
- スマホの海外オプションを使う
- 海外用のポケットWiFiを契約する
- 現地でSIMを調達する
それぞれにメリット・デメリットがあります。しかも、たくさんのサービスがあるので、どれを選んだら良いのか迷ってしまうかもしれません。私も海外へ出張するときに悩みました…。
ですが有名サービス3つを徹底的に比較した結果、海外でかなり安く・快適に使えるサービスがあったので、以下の流れでみなさんにもお伝えします!
ぜひ参考にしてください。(当記事は税込表記です)
1.海外でWiFiを使う3つの方法
先述したとおり、海外でWiFiを使う主な方法は以下3つ。
- 方法1.海外用のポケットWiFiを契約する
- 方法2.スマホの海外オプションを使う
- 方法3.現地でSIMを調達する
私も海外に出かけるときにかなり調べました。その結果、現在どの携帯キャリアと契約しているかで以下2つの選択肢に分かれると結論づけました。
- docomo、auユーザー:海外オプション
- Softbank、格安SIMユーザー:海外用ポケットWiFi
それぞれのメリット・デメリットについて、くわしく解説していきますね。
方法1.スマホの海外オプションを使う
国内キャリア(docomo/au/Softbank)はそれぞれ、海外でもネットが使えるオプションを用意しています。
オプション | 料金 | |
docomo | パケットパック海外オプション | 980円/1日 |
au | 世界データ定額 | 490円/1日 |
SoftBank | 海外パケットし放題 | 〜25MB:1,980円/1日 25MB〜:2,980円/1日 |
※docomo・au:契約中のプランのデータを使って海外で通信する
※SoftBank:追加データを使って海外で通信する
docomo、auどちらも事前申込みが必要ですが、これらのスマホをお持ちの人は、海外でかなり安くWiFiを使えます。
Softbankの場合は申込み不要で、1日25MBまで1,980円、25MB以上使うと2,980円が自動で支払いされます。
メリット
- 別途端末を準備する必要がない
- キャリアによっては安い
デメリット
- Softbankは割高になる
- au/docomoは、使いすぎると帰国後に速度制限がかかる
こんな人におすすめ
- au/docomoスマホを使っている人
- すくない荷物で移動したい人
方法2.海外用のポケットWiFiを契約する
海外用のポケットWiFiとは、渡航先で自分のスマホやパソコンをインターネットに接続するための小型端末(モバイルWiFiルーター)のことです。
1台持っていれば、同時に複数のパソコンやスマホでネットが使えます。しかも、申し込みと端末の受け取りは日本で済ませておけるので、飛行機を降りてすぐに使い始められます。
ただし、1日単位での契約なので、ネットを使っても使っていなくても料金がかかってしまうというデメリットもあります。
メリット
- 日本で契約可能(空港にもカウンターがある)
- 渡航先に到着してすぐに使える
- 返却がかんたん(空港カウンターや郵便ポスト)
デメリット
- 現地でSIMを調達するより高い
- 使っていない日も課金される
こんな人におすすめ
- 海外へ行くのに慣れていない人
- SoftBank/格安SIMを使っている人
後ほどくわしく解説しますが、おすすめサービスは「グローバルWiFi」です。
方法3.現地でSIMを調達する
ほとんどの空港では、荷物を受け取って外に出ると、上の写真のようなSIM販売カウンターがあります。
あなたがSIMフリースマホをお持ちなら、こちらでSIMを購入してセットすることでネットが使えるようになります。テザリングでパソコンやタブレットを使ってネットすることも可能です。
料金は国によって異なりますが、基本的には日本よりも安く契約できます。たとえばカンボジアなら、2GBで500円ほどでした。
スマホを渡せばお店の人が設定してくれますが、多少の言語力が必要です。
メリット
- 安く使える
デメリット
- プラン内容がわかりにくい場合がある
- 言語力がすこしだけ必要
こんな人におすすめ
- 海外でうまくコミュニケーションがとれる人
- 安く使いたい人
結論!使っているスマホ別に選ぶ
ここまでをまとめると、あなたが使っているスマホ別に、以下2つの方法を選ぶのがベストです。
- docomo、auユーザー:海外オプション
- Softbank、格安SIMユーザー:海外用ポケットWiFi
docomo、auは、以前はSoftbankと同じ海外オプションで高かったのですが、最近は契約中のデータ量から利用するというオプションになり、かなり安く使えます。
なので、これらのスマホを使っている人は、海外オプションを使うのが良いかと思われます。
SoftBank、格安SIMユーザーだと、海外オプションは高い・存在しないので、海外用ポケットWiFiを契約するのがおすすめです。
おすすめはグローバルWiFi
海外用のポケットWiFiはさまざまな会社が提供していますが、主要なサービスを比較したところ「グローバルWiFi」がおすすめです。
次にその理由について解説していきますね。
2.グローバルWiFiをおすすめする3つの理由
海外用ポケットWiFiサービスの中で一番満足度が高いのは「グローバルWiFi(GLOBAL WiFi)」です。
後ほど他のサービスと比較しますが、以下3つの理由からグローバルWiFiをおすすめします。
- 理由1.料金が最安値
- 理由2.端末の受け取り手段が豊富
- 理由3.サポート体制が万全
一つずつ見ていきましょう。
理由1.料金が最安値
1カ国で利用するプランを比較した場合、グローバルWiFiは、日本人がよく渡航する国のほとんどで最安値のプランを提供しています。
またグローバルWiFiは、空港でも契約できますが、事前にネットで契約していたほうが少し安くなるのでおすすめです。
理由2.端末の受取手段が豊富
グローバルWiFiは、自宅での受け取りはもちろん、全国17の空港カウンターで受け取り・返却が可能です。
さらに、ハワイ・韓国・台湾限定ですが、現地の空港・オフィス・ホテルで端末を受け取ることもできます。
理由3.サポート体制が万全
渡航先でWiFiルーターが壊れた、紛失したなどのトラブルが発生しても、グローバルWiFiなら24時間いつでも問い合わせることができます。
しかも、国際電話はもちろんのこと、LINEやSkypeを使って問い合わせることも可能です。ホテルやカフェのフリーWiFiを使えば無料で相談できるので、高額な電話代を払わずに済みます。
※現在は、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づいてコールセンターの受付時間が9時~18時となっています。しかし、機器の故障や緊急なトラブルに関しては24時間サポートしています。
詳細:コールセンター営業時間短縮について
3.海外用ポケットWiFiの主要3サービスを徹底比較
海外用ポケットWiFiサービスの中でも、広告や空港内でよく見かける、以下3社を比較してみましょう。
- グローバルWiFi
- イモトのWiFi
- WiHo!
次の3つのポイントで比較していきます。
比較1.1カ国のみで利用する場合の料金(1日あたり)
ほとんどの国の料金で、グローバルWiFiが最安値になっています。1日あたりでは100円程度の差ですが、渡航日数が長くなればなるほど料金が大きく違ってきます。
※価格はこまめにチェックしていますが、変動が激しいので、表の下部にあるリンクから公式サイトでお確かめください。
←スマホの人はスクロールできます→
グローバルWiFi | グローバルデータ イモトのWiFi | テレコムスクエア Wi-Ho! | |
サービス名 | ![]() | ![]() | ![]() |
東アジア | |||
韓国 | 570円 4G | 680円 4G | 750円 4G |
台湾 | 970円 4G | 1,080円 4G | 590円 4G |
香港 | 670円 4G | 1,280円 4G | 680円 4G |
中国 | 970円 4G | 1,280円 4G | 680円 4G |
東南アジア | |||
タイ | 970円 4G | 1,280円 4G | 680円 4G |
シンガポール | 970円 4G | 1,580円 4G | 680円 4G |
ベトナム | 770円 4G | 1,580円 4G | 390円 4G |
マレーシア | 770円 4G | 1,280円 4G | 590円 4G |
インドネシア | 970円 4G | 1,580円 4G | 680円 4G |
カンボジア | 300円 4G | 1,580円 4G | 850円 4G |
グローバルWiFi | グローバルデータ イモトのWiFi | テレコムスクエア Wi-Ho! | |
![]() | ![]() | ![]() | |
ハワイ、グアム | |||
ハワイ | 970円 4G | 1,580円 4G | 750円 4G |
グアム | 970円 4G | 1,580円 4G | 980円 4G |
北アメリカ | |||
アメリカ本土 | 970円 4G | 1,580円 4G | 750円 4G |
カナダ | 970円 4G | 1,580円 4G | 850円 4G |
ヨーロッパ | |||
フランス | 1,270円 4G | 1,580円 4G | 850円 4G |
イギリス | 1,270円 4G | 1,580円 4G | 850円 4G |
イタリア | 1,270円 4G | 1,580円 4G | 970円 4G |
スペイン | 1,270円 4G | 1,580円 4G | 850円 4G |
その他 | |||
その他の国々 | 料金一覧 | 料金一覧 LTE(4G) | 料金一覧 |
比較2.2カ国以上で利用する場合の料金(1日あたり)
アジア・ヨーロッパ・アメリカ大陸の場合はグローバルWiFiが、世界周遊をする場合のみイモトのWiFiが最安値です。
←スマホは左右にスクロールできます→
グローバルWiFi | グローバルデータ イモトのWiFi | テレコムスクエア Wi-Ho! | |
サービス名 | ![]() | ![]() | ![]() |
アジア周遊 | 970円〜 | – | – |
ヨーロッパ周遊 | 1180円〜 | 1280円 | 1180円 |
アメリカ大陸周遊 | 1480円 | – | – |
世界周遊 | 1680円〜 | 1580円〜 | 1980円 |
比較3.サポート体制
最後に、サポート体制を見ていきましょう。
受取方法の種類が多く、サポート対応が充実しているのはグローバルWiFiです。受取・返却のときにかかる手数料はどこも変わりません
←スマホの人はスクロールできます→
グローバルWiFi | グローバルデータ イモトのWiFi | テレコムスクエア Wi-Ho! | |
サービス名 | ![]() | ![]() | ![]() |
受取可能空港 | 新千歳空港 新潟空港 小松空港 成田空港 羽田空港 中部国際空港 伊丹空港 関西空港 博多港 福岡空港 那覇空港 | 成田空港 羽田空港 中部国際空港 関西国際空港 福岡空港 | 成田空港 羽田空港 関西国際空港 |
空港以外での 受取方法 | 宅配 現地 (ハワイ/韓国/台湾) | 宅配 本社(渋谷) | 宅配 |
WiFi申込期限 | 各受取場所毎の 申込み期限 | ご利用の手順 | 申込期限は いつまで? |
WiFi返却期限 | 空港 帰国当日 宅配 帰国当日発送 | 空港 帰国当日 宅配 帰国翌日発送 来社 帰国より2日以内 | 空港 帰国当日 宅配 帰国翌日発送 |
受取手数料 | 空港 550円 宅配 550円 現地 550円 (ハワイ/韓国/台湾) | 空港 550円 宅配 550円 来社 0円 | 空港 0円 宅配 0円 別途手数料 550円 |
返却手数料 | 空港 0円 宅配 実費負担 現地 0円 (ハワイ/韓国/台湾) | 空港 0円 宅配 実費負担 来社 0円 | 空港 0円 宅配 実費負担 |
延滞料金 | レンタル料金×日数 | 2,200円×日数 | レンタル料金×日数 |
サポート対応 | 電話 LINE Skype | 電話 メール | 電話 |
グローバルWiFiは、ハワイ・韓国・台湾なら現地での受け取りが可能ですし、LINE・Skypeで気軽にお問い合わせができます。
4.海外用WiFiのよくある質問
最後に、海外WiFiを契約するときによくある5つの質問に回答していきます。
- Q1.どこの国でも利用できるの?
- Q2.WiFiルーターを1台契約すれば、複数の国で使えるの?
- Q3.使いすぎると高額な料金を請求されるの?
- Q4.利用しなかった日は料金はかからないの?
- Q5.バッテリーはどれくらい持つの?
一つずつ見ていきましょう。
Q1.どこの国でも利用できるの?
A.サービスによって異なりますが、どのサービスでも100カ国以上で利用できるので、日本人が渡航する主要な国ならほぼ利用可能です。
Q2.WiFiルーターを1台契約すれば、複数の国で使えるの?
A.基本的には1カ国のみで利用できます。複数の国で利用する場合は周遊プランを選んでください。
Q3.使いすぎると高額な料金を請求されるの?
A.どのサービスでも料金は定額プランなので、使いすぎで高額請求されることはありません。
Q4.利用しなかった日は料金はかからないの?
A.海外用のポケットWiFiサービスは、日数で料金が決まります。使っても使わなくても料金が発生します。
Q5.バッテリーはどれくらい持つの?
A.端末によってことなりますが、約4時間くらい利用できます。長時間充電できない可能性がある場合は、オプションでバッテリーを追加することも可能です。
まとめ
渡航先でWiFiが使えると、地図で現在地を確認したり、写真をその場でSNSに投稿したりと、旅をもっと充実させることができます。
WiFiを使う方法は主に3つ。
- スマホの海外オプションを使う
- 海外用のポケットWiFiを契約する
- 現地でSIMを調達する
それぞれ特徴がありますが、docomoかauユーザーなら海外オプションを利用、それ以外のスマホをお使いならグローバルWiFiを契約するのがコスパの良い方法です。
飛行機を降りてすぐに利用できるので、ぜひ活用してみてください。