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浄水器の種類別に特徴やメリットを解説!自分にあった機種を選ぶポイントとは?

浄水器の種類別に特徴やメリットを解説!自分にあった機種を選ぶポイントとは?

浄水器の設置を検討し検索してみたけれど、種類が多すぎてどれを選んでよいのか分からないのではないでしょうか。

浄水器の種類は全部で6つあり、各種類ごとに特徴とメリットが異なります。

あなたのライフスタイルにあった浄水器を選ぶことで、使用後の満足度が上がること間違いありません

本記事では、浄水器の種類ごとに特徴、メリット、注意点を記載しているので、どの種類の浄水器が自分に適しているのかが分かりますよ。

さらに、種類ごとのおすすめ機種も紹介しているので、すぐに欲しい浄水器を見つけられるでしょう。

“おすすめ浄水器の機種を詳しく知りたいあなたへ”

本記事を読まれている人には、こちらの記事『【2023年最新】プロが選ぶおすすめの浄水器10選|選ぶポイントや種類を徹底解説』もおすすめです!

  • 浄水器を選ぶポイント
  • 浄水器種類ごとの特徴
  • 浄水器に使用しているフィルターの特徴
  • おすすめ機種10選

以上の内容を知りたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

1.全部で6種類!浄水器の特徴とメリット

浄水器は、6つの種類に分けられます。

  • 蛇口直結型
  • ポット型
  • ボトル型
  • 据え置き型
  • ビルトイン型
  • 蛇口一体型

種類により、設置方法・浄水能力・浄水器本体価格・維持費が大きく異なります。

自分のライフスタイルに合わせた浄水器を選ぶことが、浄水器設置後の満足度につながります。

逆に、ライフスタイルにあわない浄水器を選んでしまうと後悔してしまうかもしれません

後悔しないために、まず浄水器の種類ごとの特徴とメリットを把握しましょう。

注意点も記載しているので、浄水器を設置したあとの様子をイメージしながら読んでみてくださいね。

種類1.蛇口直結型

パナソニックTK-CJ23

蛇口直結型は、カートリッジが内蔵された小型の浄水器を蛇口の先端に取り付けるタイプの浄水器です。

特徴は、蛇口をひねるだけで浄水を使用できるので、飲用だけではなく料理にも浄水を使用できることです

また、蛇口に取り付けるため、シンク周りのスペースを取りません。

狭いキッチンでも邪魔にならない点がメリットといえるでしょう。

浄水器本体は安価ですが浄水能力が高いので、コストパフォーマンスがよい点もメリットです。

浄水器本体は、安い機種であれば2,000円前後、高い機種でも1万円ほどで購入できます。

維持費は機種により大きな差があるので、カートリッジの交換周期を必ずチェックしましょう

蛇口直結型の交換周期は長いもので1年、短いものだと3ヵ月です。

浄水器に内蔵されているカートリッジは定期的に交換する必要があり、カートリッジ購入の費用が維持費となります。

交換周期の短いものは維持費が高くなってしまうので注意が必要です。

維持費を抑えたい人は、カートリッジの交換目安が長いもの選んでくださいね。

おすすめ機種:パナソニック TK-CJ12

パナソニックTK-CJ12

蛇口直結型のおすすめ機種は、浄水能力の高さとカートリッジ交換目安が長いパナソニックTK-CJ12です。

不織布・活性炭・セラミック・中空糸膜と4つのろ材を使用し、カルキ臭や濁り、発がん性のあるトリハロメタンなど17物質を除去できます。

カートリッジの交換目安は1年です。

蛇口直結型の他機種の交換目安平均が3ヵ月から5ヵ月であることから、長持ちさが分かりますよね。

年間でカートリッジ単価7,678円がかかるだけなので、維持費を安く抑えることができます。

1年に1度のみの交換なので、手間がかからない点もメリットといえるでしょう。

費用面、浄水能力面ともにメリットの多いパナソニックTK-CJ12ですが、気を付けなければならない点も存在します

それは、液晶画面が搭載されていないことです。

液晶画面が搭載されている機種は、カートリッジの交換時期が近づくとランプが点灯したり、液晶画面の数字が点滅をして知らせてくれるので交換時期を逃しません。

しかし、液晶画面のないパナソニック TK-CJ12では、交換日を自分でメモしておく必要があるのです。

交換時期を忘れてしまわないよう注意してください。

種類2.ポット型

ポット型浄水器のイメージ画像

ポット型は、容器の中にカートリッジを設置して使用するタイプの浄水器です。

水道水をポットに直接注ぐだけで、浄水を飲むことができます。

注ぎ口がついているので、ピッチャーのように持ち運び、直接コップに水を注いで飲めるので便利ですよ。

ポットの容量は1リットルから2.5リットルほどで、飲む量や人数に合わせてポットの容量を選択できます。

気を付けなければならない点は、ポットに浄水を溜めておくので、雑菌が発生してしまう恐れがあることです。

フィルターを通した水は塩素が除去されているため長持ちしません。

冷蔵庫に入れて保管し、1~2日で飲み切る必要があります。

そのため、ポット型浄水器を購入するときには、冷蔵庫の大きさとスペースに合わせた容量のものを選ぶことが重要です。

冷蔵庫のドアポケットに収まるタイプの場合、小型サイズの冷蔵庫でも省スペースで利用できますよ。

おすすめ機種:ブリタ リクエリ

ブリタ リクエリ

ポット型のおすすめ機種は、冷蔵庫のポケットに収まるコンパクトな形状が特徴的なブリタのリクエリです。

冷蔵庫の中を省スペースで利用できる点がメリットです

蓋にはカートリッジの交換時期を知らせる液晶メモが搭載されており、交換時期を逃しません。

また、独自のブリタ マイクロフローテクノロジーを使用し、塩素や鉛、銅などの有害物質を減少させます。

さらに、容器は蓋以外すべて食器洗浄機対応となっており、お手入れのしやすいです。

カートリッジを取り換えるタイミングで容器を洗うことができるので、清潔さをキープできますよ

注意点は、カートリッジの交換目安が4週間と短いことです。

毎月カートリッジを交換しなければならないので、それが面倒と感じてしまうかもしれません。

交換周期の長いものが希望の場合は、クリンスイのポット型も検討してみてくださいね。

クリンスイのカートリッジは、交換周期が3ヵ月とブリタよりも長めに設定されています。

浄水能力も、クリンスイ独自のフィルターを使用して、しっかり除菌、浄水をおこなっているので安心です。

種類3.ボトル型

ボトル型浄水器イメージ画像

ボトル型の特徴は、ポットを携帯して職場やジムなど、外出先の水道水をろ過し、新鮮でおいしい水を飲めることです。

ボトルに水道水を入れて、飲むときにボトルを傾けるだけで、カートリッジを通過しておいしい水が口に入ります。

外出先でペットボトルを購入する必要がなくなるので、飲み物代を節約することもできるでしょう。

ボトル型の浄水器を販売しているメーカーが多くないので、製品の選択肢が少ないです。

しかし、近年災害時にも役に立つとして、ボトル型浄水器は注目を浴び始めています。

今後多くのメーカーで開発、販売されるかもしれません。

おすすめ機種:ブリタボトル型浄水器 アクティブ

ブリタボトル型浄水器アクティブ

ボトル型のおすすめ機種は、小型サイズでありながら高性能なフィルターを搭載しているブリタのボトル型浄水器アクティブです。

カルキ臭や、発がん性のあるトリハロメタンをはじめとした15物質を除去できるので、外出先の水道水も安心して飲むことができます。

アクティブのフィルターは、有害物質を除去しますがカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分は取り除きません。

水の味をつくるミネラル分は除去されないので、口当たりのよいおいしい水になりますよ

ボトルは耐久性に優れた素材を採用しているので、スポーツやアウトドアでも壊れる心配はほとんどありません。

4週間に1度フィルターを交換する必要があるため、少々手間がかかる点には注意しましょう。

種類4.据え置き型

据え置き型浄水器イメージ画像

据え置き型は、浄水器と蛇口をホースでつないで使用するタイプの浄水器です。

大型のカートリッジを搭載しているため、高い浄水能力を備えています。

カートリッジが大きい分、ろ過できる水の量も多くなるため、水をたっぷり使用できる点がメリットです

小型のカートリッジを搭載している蛇口直結型は、1分間に1.6リットルから1.8リットルの水をろ過します。

一方、据え置き型は、機種によって異なりますが1分間に2リットルから3リットルのろ過が可能です。

出てくる水の量が少ないと、水を出すことに時間がかかってしまい、料理の際などにはストレスを感じてしまうかもしれません。

その点、据え置き型はろ過される水の量が多いので、料理の時短にもつながります。

注意点は、浄水器本体が高額であることです。

安いものであれば2万円台の機種もありますが、高機能の機種であれば10万円を超えます。

また、浄水器本体をシンク周りに置く必要があるため、スペースを確保しなければならないことも注意点として挙げられます。

キッチンに物を置きたくない人や、キッチンが狭く浄水器を置くスペースがない人には不向きです。

シンク周りをすっきりさせたい人は、ビルトイン型と蛇口一体型を検討してみましょう。

おすすめ機種:クリンスイSuperSTX -SSX880

三菱ケミカル・クリンスイ「クリンスイSuperSTX

据え置き型浄水器のおすすめ機種は、左右に360℃回転する、「くるくるノズル」がついたクリンスイSuperSTX -SSX880です。

このノズルがあることにより高さのあるポットや大きい鍋にも、楽に水を注ぐことができますよ。

1分間に3リットルろ過できる流量の多さも特徴です。

多くの水を使う料理でも満足できる水量を確保できるため、ストレスなく料理できます

使用しているろ材は、活性炭、セラミック、中空糸膜の3種類です。

中空糸膜はクリンスイが独自に開発したものを使用しており、活性炭とセラミックでは除去できない雑菌や鉛、アルミニウムを確実に取り除きます。

ミネラル分は取り除かず水の中に残しているため、ミネラル分を含んだおいしい水を飲むことができますよ。

クリンスイSuperSTX -SSX880の浄水器本体価格は44,000円です。

高額な機種が多い据え置き型のなかでは安価なので、購入しやすい点もおすすめです。

種類5.ビルトイン型

ビルトイン型浄水器

ビルトイン型は、シンク下にカートリッジを設置するタイプの浄水器です。

据え置き型のようにシンクに置いたり、蛇口直結型のように蛇口へ取り付ける必要がないので、外観がすっきりします。

また、大型カートリッジを搭載しているので浄水能力が高く、交換周期の長いタイプが多いこともビルトイン型の特徴です。

ろ過流量も多いため、たっぷりと水を使えます。

ほかにも、軽くタッチするだけで水の出し止めができるタイプや交換時期をランプで知らせてくれるタイプなど、使い勝手に合わせて水栓の種類を選ぶことができますよ。

注意点は、設置工事が必要になるという点です。

シンクに穴を開けることになるので、導入前にしっかり考慮する必要があります。

さらに、工事費が約15,000円~22,000円ほどかかるので、初期費用は6種類の浄水器のなかでも高額です。

また、浄水器内部にたまった水を排出する捨て水をする必要があります。

塩素を除去した水には消毒効果がなく、雑菌が発生してしまう場合があります。

ビルトイン型は、浄水器から蛇口までの距離が長く、ホースの中の水が汚染されてしまいます。

そのため、使用前には10秒ほど水を出しっぱなしにして、汚染された水を排出しなければならないのです。

安全な水を飲むためですが、水道代が増えてしまうことになるので注意が必要しましょう。

おすすめ機種:クリンスイ A103ZC

クリンスイA103ZC

ビルトイン型のおすすめ機種は、66,000円と比較的安価で購入できるクリンスイ A103ZCです。

同じクリンスイのビルトイン型の他機種では10万円を超える機種も多くあります。

初期費用を安く抑えたい人におすすめです。

また、カートリッジの交換目安が1年と長持ちするため、維持費も抑えることができますよ。

クリンスイ A103ZCは浄水器専用水栓であるため、原水とは別の独立した水栓です

浄水器専用水栓は、原水を使用しているときでも浄水が使えます。

浄水と原水の水栓が1つになった複合水栓の場合、浄水・原水の同時使用はできません。

原水側でお湯を出しながら、浄水を使用できるのは浄水器専用水栓ならではのメリットです。

水栓が2つあることはメリットでもありますが、複合水栓と比較するとシンクに圧迫感が出てしまいます。

外観にこだわりがあるのであれば、複合水栓を選びましょう。

種類6.蛇口一体型

蛇口一体型イメージ画像

蛇口一体型は、水栓の中にカートリッジを搭載したタイプの浄水器です。

ビルトイン型と同じく、外観がすっきり見えることがメリットです。

ビルトイン型はシンク下にスペースをつくる必要がありますが、蛇口一体型は水栓を専用のものに取り換えるだけで使用できます。

水栓の一部を取り外すだけでカートリッジを交換できるので、手間がかからない点もメリットの1つです。

注意しなければならないのは、カートリッジ交換目安の短さです。

大型のカートリッジを搭載しているビルトイン型の交換目安が1年なのに対して、蛇口一体型のカートリッジは2ヵ月から4ヵ月と短く設定されています。

実際に購入してから、維持費の高さに驚いてしまう人も多いです。

購入前に、年間の維持費がどのくらいになるのか計算することを忘れないようにしましょう。

おすすめ機種:タカギJL307MNクリーン

タカギJL307MNクリーン

蛇口一体型のおすすめ機種は、シャワー機能が搭載され、節水効果が高いタカギのクリーンシリーズです。

通常のシャワーよりも2.5倍広がるクリーンシャワーの搭載により、広範囲の汚れを落とすことが可能です

また、シャワーの勢いも通常のシャワーの2倍の強さとなっているため、排水溝のぬめりに効果を発揮します。

しかし、シャワーの広がりが大きく水の勢いが強いと、水道代が気になってしまいますよね。

ところが、タカギのクリーンシリーズは節水面も優秀で、タカギの通常シリーズよりも約20%の節水効果があります。

クリーンシリーズのラインナップは9つありますが、JL307MNはシンプルで使いやすい機能性とデザインで人気です。

ホースが引き出せるので、シンク内の掃除も簡単に行えますよ

カートリッジは、除去できる物質数が異なる3つのなかから選択できます。

  • 16+2物質:4,730円
  • 16物質:4,070円
  • 7物質:3,520円

カートリッジの交換目安は使う浄水量により異なり、最短で2ヵ月、長くても4ヵ月での交換です。

選ぶカートリッジと、使用浄水量により維持費は大きく変わります。

年間かかる維持費はどのくらいになるか、購入前に計算をしておきましょう。

2.知っておきたい!フィルターの種類と効果

浄水器を選ぶときに、浄水器本体の特徴だけではなくフィルターについても知っておきましょう。

浄水器のフィルターに使われるろ材には、6つの種類があります。

  • 活性炭
  • 中空糸膜
  • 逆浸透膜(RO膜)
  • 不織布
  • イオン交換樹脂
  • セラミック膜

ろ材は、それぞれ除去できる有害物質が異なります。

異なる効果を持つろ材を組み合わせてフィルターを形成しているのです。

各ろ材の特徴と効果を知ることで、水道水のトラブルを解決したり、不安を解消したりできますよ

フィルターにもこだわって浄水器を選んでみましょう。

各ろ材の効果について1つずつ詳しく解説します。

種類1.活性炭

活性炭は、浄水器のフィルターで最も多く使われているろ材です。

活性炭の表面にある無数の穴が、有害物質を吸収します。

除去できる物質は以下の6つです。

  • 残留塩素
  • カルキ臭
  • 異臭味
  • トリハロメタン
  • カビ臭
  • 農薬類

カルキ臭や水道水の塩素が気になる人は、活性炭を使用しているフィルターを選びましょう。

種類2.中空糸膜

中空糸膜は細いパイプの形状をしています。

ストローのように中が空洞になっており、この中に水道水が入ることで有害物質を吸収し、水だけを通します。

除去できる物質は以下の4つです。

  • 濁り
  • 赤さび
  • 一般細菌
  • 水カビ

配水管は古くなるとサビができ、それが蛇口から赤い水として出てくることがあります。

自宅の水道水が赤い、またはサビ臭いと感じる人は中空糸膜を使用しているフィルターを選ぶとよいでしょう。

種類3.逆浸透膜(RO膜)

ろ材のなかで最も物質を除去できるのが、逆浸透膜です。

有害物質をほぼすべて取り除くことができる点がメリットですが、ミネラルさえも取り除いてしまうため水は無味無臭となってしまいます。

ウォーターサーバーで使用されているRO水のなかには、ミネラル成分を配合しおいしさを加えてから販売されているものもあるので安心してください。

除去できる物質は以下7つの他、ほぼすべての有害物質です。

  • カルキ臭
  • カビ臭
  • 一般細菌
  • トリハロメタン
  • 放射性物質
  • アスベスト

逆浸透膜を採用している一般家庭用浄水器は多くありません。

安心して水道水を飲用したい人は、逆浸透膜フィルターを使用しているウォータースタンドについて検討してみてくださいね。

種類4.不織布

不織布は、糸を絡ませて布状にしたもので、極小のゴミを取り除きます。

除去できる物質は以下の3つです。

  • 残留塩素
  • 赤さび
  • ゴミ

不織布は単体での使用に不向きなので、活性炭と組み合わせて使用されることが多いろ材です。

種類5.イオン交換樹脂

イオン交換樹脂は、水の中に存在するプラスイオンとマイナスイオンの働きにより、有害物質を取り除きます。

除去できる物質は以下の3つです。

  • 硫酸性窒素

イオン交換樹脂は長持ちしないので、交換周期が短いというのが特徴です。

ポット型浄水器で知名度の高い、ブリタのカートリッジに使用されています

種類6.セラミック膜

セラミック製の膜を用いたろ材で、中空糸膜と似たような働きをします。

除去できる物質は以下の5つです。

  • 一般細菌
  • 濁り
  • 赤さび
  • 水カビ
  • クリプトスポリジウム

セラミックは目詰まりを起こしやすいので、交換周期が短く設定されていることが多いです。

3.要チェック!自分に合った浄水器を選ぶポイント

浄水器とフィルターの種類を知っただけでは、まだ自分にどの浄水器があっているのか分からないかもしれません。

ここでは、自分にあった浄水器を選ぶ3つのポイントを紹介します。

  1. 浄水器の使用目的にあっているのか
  2. 浄水能力は適切か
  3. カートリッジの交換周期はどのくらいなのか

ポイントごとにチェックしていくだけで、あなたが選ぶべき浄水器が分かりますよ

では、ポイントごとに1つずつ詳しく見ていきましょう。

ポイント1.浄水器の使用目的にあっているのか

浄水器の使用目的や条件にあわせて選びましょう。

たとえば、外出先へ持ち運べる浄水器が欲しいのに、浄水能力が高いからと大型サイズの据え置き型を購入してしまっては不便ですよね。

どのような目的で浄水器を設置したいのかを考えてみることが重要です。

浄水器の種類ごとにおすすめな人を紹介します。

あなたの浄水器設置の目的と条件が、どの浄水器に当てはまるのかをチェックしてみてくださいね。

蛇口直結型がおすすめな人

蛇口直結型は、浄水能力は高いほうがよいけれど、費用を抑えたい人におすすめです。

6種類のなかでボトル型とポット型の次に浄水器本体が安価です。

カートリッジの交換目安が比較的長いものが多いので、維持費も抑えられます。

また、カートリッジは小型サイズですが除去できる物質数が多いので、浄水能力の面でも満足できることでしょう。

ポット型がおすすめな人

ポット型は、飲用メインで使いたい人におすすめです。

浄水器本体は、大きい容量のものでも4,000円以内で購入できるので気軽に始められます。

蛇口に浄水器を取り付けする必要もありません。

購入してすぐに使える点も、手軽でおすすめです。

浄水器を試してみたい人は、ポット型から始めてみるとよいでしょう。

ボトル型がおすすめな人

ボトル型は、いつでもどこでも浄水を飲みたい人におすすめです

外出が多い人、職場やジムでも浄水を飲みたい人、また、アウトドアに行くことの多い人に適しています。

カートリッジ1個分で、500mlのペットボトル300本の水を浄水できます。

日常的にペットボトルの購入が多い人は、ボトル型浄水器を取り入れることで大きな節約につながりますよ。

据え置き型がおすすめな人

据え置き型は、浄水能力を最も重視したい人におすすめです。

多くの水をろ過できるので、水をたっぷり使いたい人も据え置き型を選ぶとよいでしょう。

据え置き型には、浄水以外の水を生成できる機能を持つ機種があります。

アルカリイオン水や水素水、軟水などを飲みたい人も据え置き型がおすすめです。

ただし、シンクに浄水器本体を置いて使用するので、シンク周りにスペースがない人には不向きでしょう。

ビルトイン型がおすすめな人

ビルトイン型は、シンク周りをすっきり見せたい人におすすめです。

外観上のメリットだけではなく、浄水能力とろ過水量も多いので、浄水器としての機能を重視する人にも適しています。

しかし、浄水器本体が高額であり設置工事費用もかかります。

浄水器導入に迷いがある人は、まず蛇口直結型やポット型で試してみることをおすすめします。

蛇口一体型がおすすめな人

蛇口一体型は、ビルトイン型と同じくシンク周りをすっきり見せたい人におすすめです。

ビルトイン型はシンク下に大型サイズのカートリッジを設置しますが、蛇口一体型は水栓の中にカートリッジを内蔵します。

カートリッジの交換を楽に行いたいならば蛇口一体型を選ぶとよいでしょう

しかし、浄水能力はビルトイン型のほうが高いので、目的に合ったものを選んでくださいね。

最後に、使用目的と希望する条件を6つの種類に分類して表にまとめたので、こちらで自分に合った浄水器がどれか確認してみてください。

← スクロールできます →

種類使用目的と条件
蛇口直結型
  • 初期費用と維持費を抑えたい
  • 料理にも浄水を使いたい
  • ある程度高い浄水能力が欲しい
  • 自分で設置できるものがよい
ポット型
  • 飲用メインにしたい
  • 冷水を飲みたい
  • 初期費用を抑えたい
ボトル型
  • 持ち歩きしたい
据え置き型
  • 有害物質をできるだけ取り除きたい
  • 簡単に取り付けできるものが欲しい
  • 浄水以外の水も使ってみたい
ビルトイン型
  • 有害物質をできるだけ取り除きたい
  • シンク周りをすっきり見せたい
  • 新築、またはキッチンリフォームを検討している
  • カートリッジの交換頻度を減らしたい
蛇口一体型
  • 有害物質をできるだけ取り除きたい
  • シンク周りをすっきり見せたい
  • シンク下にスペースがない
  • 新築、またはキッチンリフォームを検討している

おすすめの浄水器の種類がわかったあとは、浄水器にとって重要な浄水能力について見ていきましょう。

ポイント2.浄水能力は適切か

きれいで安全な水を飲むためには、浄水能力が重要なポイントです。

浄水能力が適切かをしっかりチェックしましょう

浄水能力で確認するべき点は次の3つです。

  1. ろ過できる水量
  2. 使用しているろ材の種類
  3. 除去できる物質数

ろ過できる水量

ろ過できる水量は、多ければ多いほど水をたっぷりと使用できます。

とくに料理でも浄水を使いたい人は、ろ過できる水量が多いものを選びましょう

ろ過できる水量をチェックするときには各機種の詳細に記載されている、ろ過水量の数値を確認してください。

1.8L/分と書かれているときには、1分間に1.8リットルの水をろ過できます。

カートリッジの大きなものほど、ろ過水量は多くなりますよ。

使用しているろ材の種類

ろ材の種類ごとに取り除ける有害物質が異なります。

取り除きたい物質に対応したろ材を選びましょう

  • 活性炭:残留塩素、カルキ臭、異臭味、トリハロメタン、カビ臭、農薬類
  • 中空糸膜:濁り、赤さび、一般細菌、水カビ
  • 逆浸透膜(RO膜):ほぼすべての有害物質
  • 不織布:残留塩素、赤サビ、ゴミ
  • イオン交換樹脂:鉄、鉛、硫酸性窒素
  • セラミック膜:一般細菌、濁り、赤さび、クリプトスポリジウム、水カビ

ろ材ごとの特徴と、除去できる物質について詳しくは2.知っておきたい!フィルターの種類と効果をご覧ください。

ポイント3.カートリッジの交換周期はどれくらいなのか

長く浄水器を使い続けるためには、維持費がどれくらいかかるのかを把握しておくことが重要です。

浄水器に搭載されているカートリッジは消耗品です。

カートリッジは、使い続けていくうちに目詰まりを起こしたり浄水能力が低下するので、定期的に交換しなければなりません

カートリッジを交換する頻度が高くなるにつれて維持費も高くなり、浄水器を使わなくなってしまう可能性が高くなります。

まず、維持費にかけられる予算を決めておきましょう。

その後、予算内でおさまるカートリッジを選ぶことで浄水器生活が無理なく続けられますよ。

維持費の計算は、1年分で計算することをおすすめします。

カートリッジの単価×年間で必要な交換回数=年間にかかる維持費となります

2機種を例に挙げて維持費を計算してみます。

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機種名パナソニックTK-CJ12クリンスイCSP901
イメージ画像

パナソニックTK-CJ12

三菱ケミカルクリンスイCSPシリーズ クリンスイCSP901
カートリッジ交換目安1年3ヶ月
カートリッジ単価7,678円5,170円
年間維持費7,678円20,680円

2機種の維持費には、10,000円以上の差があります。

フィルターの性能やろ過できる水量など浄水能力も重要なので、維持費が安いからよいということではありません。

しかし、購入後に予想外の維持費の高さに驚かないよう、カートリッジの交換周期はどのくらいなのかしっかりチェックして選びましょう。

4.冷水や温水がすぐに使える!ウォータースタンドとは

ウォータースタンドネオの画像

ここまで浄水器の種類と特徴について見てきましたが、自分にあう浄水器は見つかりましたか。

浄水器は、各種類ごとに特徴やメリットが異なりますが、共通してできないことが1つだけあります。

それは、冷水と温水を出すことです。

ポット型浄水器は、冷蔵庫で保管するので冷水を飲めますが、温水は不可能ですよね。

その他の浄水器は、常温水しか使用できません。

毎日コーヒーやお茶を淹れて飲む人であれば、ボタンを押すだけでお湯の出るウォータースタンドの検討をおすすめします

ウォータースタンドは自宅の水道に直結するタイプのウォーターサーバーです。

お湯を出せること以外にも、高性能フィルターで安心安全な水を飲むことができるなどの特徴があります。

ウォータースタンドの特徴をご紹介するので、ぜひ確認してみてください。

特徴1.3段階の温度設定

ウォータースタンドでは3段階の温度設定が可能です。

  • 冷水:5℃から8℃
  • 常温水
  • 温水:85℃から93℃

お湯を沸かさずコーヒーを淹れることができるので、朝の忙しい時間に余裕が生まれますよ

料理のときも、温水を鍋に入れて火にかけるとすぐに沸騰するので、時間だけではなくガス代の節約も可能です。

また、冷水機能は暑い時期に重宝します。

氷がなくても、いつでも飲みたいときに冷水を飲めるので便利です。

冷水、温水機能があることで、日々の生活が快適で便利になります。

特徴2.浄水性能が高いフィルター

浄水器より除去できる物質数が多い点も、ウォータースタンドのメリットです。

ウォータースタンドでは、高性能な2つのフィルターを採用しています。

塩素や発がん性のあるトリハロメタンをはじめ、多くの有害物質を除去できるので安心して水を飲めるようになりますよ。

ウォータースタンドで使用しているフィルターは次の2つです。

  • 逆浸透膜(RO膜)フィルター
  • ナノトラップフィルター

逆浸透膜(RO膜)フィルターは、有害物質の約99.9%を取り除きます

水分子以外のすべての物質を除去するので、安心して飲用できるでしょう。

ミネラル分まで取り除くので、水は雑味のない味です。

赤ちゃんのミルク作りや、素材の味を活かす和食作りに適していますよ。

ナノトラップフィルターは、ナノ技術による静電吸着で有害物質を約99.5%除去します

ノロ、ロタなどのウイルスや、O-157、コレラなどの病原性微生物の除去も可能です。

恐ろしいウイルスや微生物を除去できるのは、安心ですね。

特徴3.ウォータースタンドの料金形態

ウォータースタンドの費用は定額制です。

月額料金は機種により異なり、ナノトラップフィルターを使った人気機種ネオは3,850円、逆浸透膜(RO膜)フィルターを採用し、業界初の自動除菌機能がついたステラは6,050円です。

月額料金の他に、どの機種も初期費用料として9,900円が発生します。

初期費用料に含まれているものは以下の5点です。

  • 設置費
  • 分岐水栓金具
  • 設置部材
  • 出張料金
  • 廃材撤去費用

月額料金には、浄水器本体のレンタル代金の他にアフターサービス代金が含まれています。

アフターサービスの内容は次の5つです。

  • フィルター交換
  • メンテナンス
  • 製品補償
  • 電話での無料相談
  • 本体交換

カートリッジの交換時期が近づくと専門スタッフが来て、フィルターを交換してくれます。

また、交換と一緒に浄水器のメンテナンスをしてくれるので清潔さをキープして使い続けられますよ

浄水器選びで迷っている人は、ぜひ浄水能力が高く、メンテナンスも全ておまかせできるウォータースタンドを検討してみてください。

まとめ

浄水器は次の6つの種類に分類できます。

  • 蛇口直結型
  • ポット型
  • ボトル型
  • 据え置き型
  • ビルトイン型
  • 蛇口一体型

各種類ごとに設置の手軽さ、浄水能力、価格などが異なります。

各種類の特徴やメリット、注意点を把握し、あなたにあった浄水器を選びましょう

お茶やコーヒー、白湯などを飲むことが多いのならば、ボタンを押すだけでお湯が出るウォータースタンドの導入をおすすめします。

浄水器では常温水しか利用できませんが、ウォータースタンドであれば、冷水・温水・常温水を使い分けることができ、日々の生活がさらに便利で快適になりますよ。

また、ウォータースタンドは水道直結のウォーターサーバーであるため、高性能フィルターを搭載しています。

浄水器よりも多くの有害物質をしっかり除去できます。

ぜひ、検討してみてくださいね。

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