
「ネットを快適に使うならIPv6がいい」
よく聞く言葉ですが、auひかりはIPv6に対応しているのか、また手間なく使えるのか気になりますね。
結論をいうと、auひかりはどのプロバイダでも、IPv6が設定不要・しかも無料で使えるので心配は要りません!
ですがいくつか注意点もあり、auスマートバリューを使わない人はルーター代が別途かかったり、一部のマンション・アパートでは速度に上限があったりします。
この記事では、auひかりのIPv6の仕組みや知っておきたい注意点、もっともお得な申し込み方法を、どこよりもわかりやすく紹介します!
1.そもそもIPv6とは
まず始めに、「IPv6」にするとどうして速くなるのかをさらっと解説します。すでに知っている人は、こちらから読み始めてください。
- IPv6とは、IPアドレスの規格のこと
- 「IPv6だと速い」のはフレッツ光や光コラボの話
- auひかりはデュアルスタック方式でどんなサイトにも対応
IPv6とは、IPアドレスの規格のこと
そもそもIPv6とは、IPアドレスの新しい規格のこと。「インターネット・プロトコル・バージョン6」の略です。
IPアドレスとは、ネットにつなぐときの住所のようなもので、「12.34.56.78」などのように数字で表されます。そしてIPアドレスの規格には、旧来のIPv4と、新しいIPv6があります。
上記のようにIPv6のほうがアドレスが長く、よりたくさんの人が余裕をもって使えます。パスワードと同じで、長くてややこしい分、セキュリティ面でもIPv6は強いです。
ですが、IPv4とIPv6はあくまで規格の違い。それだけで、どっちの速度が速いというわけではありません。
「IPv6だと速い」のはフレッツ光や光コラボの話。auひかりの接続方式は元から速い!
じつは、IPv6だと速いと言われているのは、フレッツ光や光コラボなど、NTTの設備を使った光回線の話。
その場合はIPv6にすると、IPoE方式という速い通信方式が使えるので、速度が落ちにくいのです。
ですがauひかりの場合、そもそもフレッツ光の設備を使っていないので、遅くなりやすい「PPPoE方式」や速い「IPoE方式」などの接続方式は関係ありません。
公式サイトで明言されてはいませんが、しいて言うなら、IPv4/IPv6のどちらもIPoE方式で接続しているようなイメージで差し支えないと思います。
かんたんにまとめると、「auひかりはKDDI独自の通信設備を使っているので、IPv4もIPv6もどちらも高速通信ができる」と思ってください。
auひかりの速度の口コミ
それでは実際に、auひかりを使っている人のIPv4/IPv6それぞれの速度を見てみましょう。
IPv4の遅さに耐えかねてフレッツ光からauひかりに乗り換え。IPv6は元より、IPv4も早くて大変良き。 pic.twitter.com/jnuOcgCaYX
— フ兄さん (@fcneet) March 4, 2020
auひかりの測定結果(IPv4接続)
Ping値: 26.32ms
ダウンロード速度: 676.04Mbps(超速い)
アップロード速度: 532.53Mbps(超速い)https://t.co/MQvHR7QwEk #みんなのネット回線速度— TM (@TMtrinita) July 20, 2020
auひかりの測定結果(IPv6接続)
Ping値: 26.0ms
ダウンロード速度: 577.31Mbps(超速い)
アップロード速度: 466.83Mbps(非常に速い)https://t.co/AvT5G66FEk #みんなのネット回線速度— 伊藤 洋宣 (@hironori196386) July 20, 2020
上記のように、IPv4でもIPv6でも、どちらでもauひかりは300〜500Mbps以上の速い速度が出ています。
これだけ出ていれば、動画やZoom会議はもちろん、『フォートナイト』や『スプラトゥーン』などのオンラインゲームもストレスなくできます。
ですが、なぜ新しいIPv6があるのに、IPv4の接続も使っているのでしょうか?
auひかりはどんなサイトも自動切り替えで見れる!
じつは、わたしたちが普段見ているサイトも、IPv4のサイトとIPv6のサイトがあります。
なので、完全にIPv6だけにしてしまうと、IPv4にしか対応していないサイトやゲームは見られなくなってしまいます。
ですがauひかりは、「デュアルスタック方式」といってIPv4とIPv6の両方を自動で切り替えてくれる通信技術を採用しています。
これらの技術は他社であれば申し込みが必要ですが、auひかりではすべてのプロバイダで、設定不要・追加料金なしで使えます。
つまり、申し込むだけで何も気にせずスムーズに高速通信ができるんです!
よく聞く「v6プラス」との違いは?
ちなみに、IPv6の話をすると出てくる「v6プラス」は、日本ネットワークイネイブラー株式会社が提供している高速通信サービスの名称です。auひかりのデュアルスタックと同じようにIPv4とIPv6の自動切り替えができ、フレッツ光や、ドコモ光などの光コラボが対象のサービスです。
2.auひかりでIPv6を使うときの注意点2つ
そんなauひかりですが、IPv6の高速通信を使う上で、いくつか注意点もあります。
- Wi-fiを使うには別料金がかかる
- マンションタイプでは速度が出ないこともある
順に見ていきましょう。
注意1.WiFiを使うには別料金がかかる
auひかりでWiFi(無線LAN)を使うには、月額とは別にWiFiの利用料金500円を払うか、ルーターを自分で購入しないといけません。
そもそもauひかりを使うには、契約すると送られてくるホームゲートウェイという白い機器が必要です。
このホームゲートウェイに内臓されているWiFiを使うのに、月額500円がかかります。auひかりの月額料金が5,600円なので、合わせて6,100円はけっこう高いですよね…。
対策|auスマートバリューに加入するか、ルーターがもらえるプロバイダを選ぼう
auひかりでお金をかけずにWiFiを使うには、下記の2つの方法があります。
対策1.auスマートバリューに加入する
auユーザーで、auスマートバリューに加入していれば、ホームゲートウェイのWiFi機能はずっと無料で使えます。
auスマートバリューとは、毎月500〜1,000円もスマホの料金が割引になる制度。スマホ・携帯1台ごとに受けられるので、もし家族で2人以上auユーザーがいれば、全員がお得になるんです!
加入条件として、ネットとひかり電話(月額500円)の契約が必要ですが、スマートバリューで最低でも500円引きになるので、実質的にタダでWiFiが使えることになります。
※ちなみにauひかりを使うなら、固定電話が不要な人もひかり電話を申し込んだ方が、工事費(戸建て37,500円、マンション30,000円)を実質無料にできてお得です。
対策2.ルーターが無料でもらえるプロバイダを利用する
auユーザー以外の人は、IPv6対応のルーターを無料でプレゼントしてくれる、GMOとくとくBBというプロバイダを選びましょう。
申し込むと、高性能なWiFiルーターと、54,000円のキャッシュバックがもらえます。
ちなみにルーターを自分で買うと、安くて5,000円〜20,000円ほどかかるうえ、対応している機種を探すのも大変です。なので、初めから対応ルーターがもらえるGMOとくとくBBがおすすめです!
※auひかりのプロバイダやキャッシュバックの比較は、のちほど「もっともお得にauひかりを使う方法」の章で解説します。
注意2.マンションタイプでは速度が出ないこともある
auひかりでは、マンションタイプもIPv4/IPv6のデュアルスタック方式に対応しています。
ですが、マンションタイプでは最大速度が100Mbpsのプランも多くあり、期待している速度は出ない可能性があります。
AU光マンションタイプで21Mbpsって遅すぎないか?!普通なのか?!
ちなみに、WiFiルーター介さないでパソコンに繋げても同じ。
因みに4GはやΣ(゚д゚lll) pic.twitter.com/2wvbqJNjK8— くじらん@モルモッ島🍐 (@kujiran2015) June 4, 2020
au光開通したけど、実家のau光の1/5も出てないんだが😡😡😡
マンション辛いな… pic.twitter.com/ltfRUfHprs— ちゃんマジ/chanmaji (@chanmaji10) March 18, 2020
このように、auひかりのマンションの速度は50〜90Mbpsほどが相場です。
なぜなら、マンションのネットの配線は光ファイバーではなく電話線を使ったものも多いから。さらに利用者が多くなる夜や休日は、もっと速度が遅くなる可能性もあります。
対策|「マンションギガ」または「タイプG」のプランなら速い
対策としては、もし可能であれば、契約時に「マンションギガ」または「タイプG」のプランを選ぶこと。
auひかりのマンションタイプは下記の8つのプランがあり、それぞれの月額料金と最大速度は以下の通りです。
マンションタイプ | 月額料金 | 最大速度(下り) |
マンションギガ | 4,050円 | 1Gbps |
マンションタイプG | 4,300円 | 664Mbps |
マンションミニギガ | 5,000円 | 1Gbps |
マンション都市機構G | 4,300円 | 664Mbps |
マンション都市機構 | 3,800円 | 100Mbps |
タイプV | 3,800円 | 100Mbps |
タイプE | 3,400円 | 100Mbps |
タイプF | 3,900円 | 100Mbps |
※いずれも16契約以上、お得プラン利用時
上記のように、約半分のプランが、下り最大速度100Mpbsです。しかも、auひかりのマンションのプランは建物によって決まっていて、基本的に自分では選ベません。
ですが、もっとも多いタイプV(下り最大100Mbps)の場合、入居中でも設備が整えば、より速いタイプG(664Mbps)に変更できることがあります。
マンションギガやタイプGを使うことで、速度がどれくらい速くなるのか見てみましょう。
マンションギガ・マンションタイプGを使っている人の口コミ
マンションの光回線、So-net 光 (auひかり)マンションギガを契約したんだけどめちゃくちゃ通信速度早い‼️🛫
マンションタイプだけど部屋まで光回線引いてるから強い! pic.twitter.com/WKQMT8pKMp
— めらーり (@popipopi314) March 2, 2020
auひかりのマンションタイプGに切り替え完了。今のマンションの設備だとフレッツ光の上限が100MbpsだったがauひかりのタイプGなら理論値は664Mbpsとなる。理論値は出ないが今までの3倍は出るようになった。満足。 pic.twitter.com/e3dBxJyj7b
— sin (@sin_sia) November 16, 2019
リモートワーク最適化のためauひかりマンションタイプGに変えてみた。無線で下り270Mbps上り74Mbps。有線だと300Mbpsを超えてた。光回線工事ができないマンションで速度諦めていたが、auひかり速い。モジュラーケーブルでもここまで速度でた。 pic.twitter.com/9aetyyfvOj
— Tambo (@tambo166) May 26, 2020
このように、マンションギガで600Mbps、タイプGで270Mbpsほどと、戸建てタイプとほぼ変わらない数値が出ています。
ただし、先ほどお伝えしたように、上記のプランはすべての人が申し込めるわけではありません。
なので、auひかりはIPv6対応で独自の通信方式を使っているとはいえ、マンションの設備によっては期待したほど速度が出ないこともあると覚えておきましょう。
※とはいえ、50〜80Mbpsほどあれば動画視聴や、大抵のオンラインゲームなどは問題なくできます。ちなみに、住んでいる(または住む予定)のマンションの対応状況は、こちらから調べることができます。
3.もっともお得にauひかりを使う方法
ここまでは、auひかりでIPv6を使う仕組みや、使う場合の注意点などをお伝えしました。
独自の「デュアルスタック方式」でIPv6もIPv4もどちらも速くつながるので、動画を見たりWeb会議をしたり、オンライン要素のあるゲームもストレスなくできます。
早速申し込み…といきたいところですが、その前にもう少しだけ、損をしないためのお話をさせてください。
auひかりの申し込み窓口7社比較
じつはauひかりは、申し込み窓口によってもらえるキャッシュバックの金額や、受け取り時期が大きくちがいます。
ネット代理店やプロバイダのサイトなど、auひかりの申し込み窓口7社のキャッシュバック内容を比較してみました。
申し込み窓口 | キャッシュバック金額 | 受け取り時期 |
GMOとくとくBB★ | 61,000円 | 11ヶ月目・23ヶ月目 |
アイネットサポート★ | 55,000円 | 開通翌月 |
NNコミュニケーションズ | 52,000円 | 開通翌月 |
ネクスト | 52,000円 | 開通翌月 |
ビッグローブ | 50,000円 | 11ヶ月目・24ヶ月目 |
auショップ | 10,000円 | 2ヶ月後 |
au公式サイト | 10,000円 | 2ヶ月後 |
上記のように、キャッシュバック金額がもっとも高いのはGMOとくとくBBというプロバイダ。61,000円のキャッシュバックがもらえ、他のサイトでもよく紹介されています。
ですが注意点として、11ヶ月後と23ヶ月後に届く「キャッシュバック特典の案内メール」を、1ヶ月以内に返信しなければキャッシュバックは一切振り込まれません。
いくら金額が高くても、1年後に30,500円、2年後に30,500円のキャッシュバックでは、手続き自体を忘れてしまう可能性もありますよね…。それに2年後では、もしかしたら解約しているかもしれません。
確実にキャッシュバックを受けたいなら、代理店アイネットサポートがおすすめ
なので、キャッシュバックを2年も待てない!と思う人は、代理店アイネットサポートのキャッシュバックキャンペーンがおすすめです。
こちらは、最短で申し込みの翌月に55,000円のキャッシュバックを一度に受けることができるので、うっかりもらい損ねる可能性は低いです。
GMOとくとくBBのキャッシュバックは、一度でも手続きを忘れてしまったら、決してお得とは言えません。絶対に忘れない自信のある人や、最高額を狙ってみたい人以外は、アイネットサポートからの申し込みがおすすめです!
ただし、auユーザー以外ならGMOとくとくBBもおすすめ
もし、auユーザー以外でauひかりを申し込む場合、auスマートバリューが適用されないのでWiFiルーターを自分で用意する必要があります。その場合は、GMOとくとくBBのもう1つのキャンペーン、54,000円キャッシュバック+WiFiルータープレゼントがおすすめです。
4.auひかりを申し込んで開通するまでの流れ
さいごに、auひかりをアイネットサポートから申し込む場合の手順を紹介します。
申し込みから利用開始までの目安は、戸建てで1~2ヶ月、マンションで2~4週間ほどです。
※光回線のキャッシュバック特典は毎月変わります。テレワークなどで光回線の需要が高まっている今は、キャッシュバック額も高くなる傾向があるので、早めの申し込みがおすすめです。
手順1.申し込む
申し込みはこちらのリンクをクリック。
上記のページに移動したら、「WEBお申込み」のボタンをクリックします。
すると申し込みフォームが表示されるので、名前や住所・電話連絡の希望時間などを打ち込んでいきましょう。送信すると、申し込み完了です!
手順2.工事日の調整
申し込みから2日〜1週間ほどで、アイネットサポートから電話があるので、工事日を調整してください。
また、光回線の開通に必要な機器が工事日までに届くので、保管しておきましょう。
手順3.工事の立会いと利用開始
工事日当日は、約1〜2時間の立会いが必要です。
工事が終わると、インターネット開通です!
IPv6かどうか確認する方法
ちなみにIPv6になっているかの確認は、下記のリンクからできます。
クリックすると、下記のような文章が出て、今のあなたの対応状況がわかります。
ピンクでIPv6と表示されていれば、IPv6で接続されています!
まとめ
auひかりはどのプロバイダでも、IPv4/IPv6の両方に対応した高速通信が、設定不要・追加料金なしで初めから使えます。
さらにauユーザーなら、auスマートバリューに加入することでWiFiも無料で利用できます!
申し込みは、55,000円のキャッシュバックが開通翌月にもらえる代理店アイネットサポートがおすすめです。かしこく選んで、お得なネットライフを過ごしてくださいね!