浄水器のカートリッジ交換や掃除を怠ると、カートリッジ内部に雑菌が発生してしまいます。
雑菌は悪臭や、体調を崩す原因になる可能性があり、健康のためにと使っている浄水器が健康に害を与えてしまうかもしれないのです。
この記事では、日頃から浄水器の研究をしている筆者が浄水器の雑菌の危険性や、雑菌の発生を抑える方法について解説します。
雑菌の発生を抑えるポイントを知り浄水器をしっかりとメンテナンスして、雑菌から身を守りましょう。
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1.浄水器には雑菌が発生する?2つの原因を解説
浄水器に細菌(雑菌)が発生する原因は、以下の2つです。
- カートリッジの交換をしていない
- 蛇口付近に雑菌が溜まっている
浄水器は水道水の残留塩素や不純物などを除去してくれるので、除菌効果が期待できます。
しかし、カートリッジ交換や掃除をせずに放置していると、浄水器の効果が弱くなってしまうんです。
浄水器に雑菌が発生してしまう仕組みについて、詳細を確認しましょう。
原因1.カートリッジの交換をしていない
浄水器のカートリッジ交換をおこなわずに放置していると、除菌効果がなくなり、雑菌が繁殖してしまいます。
交換期間が過ぎたカートリッジは、十分に不純物を取り除くことができなくなるためです。
交換時期が過ぎたカートリッジを使用していると、その不純物がカートリッジ内部に残り、雑菌が繁殖するおそれがあるので注意しましょう。
原因2.蛇口付近に雑菌が溜まっている
蛇口付近に雑菌が溜まってしまうと、浄水器によって作られた浄水にも雑菌が混ざってしまいます。
蛇口周りを定期的に掃除をして、きれいな状態にしましょう。
2.浄水器の水を放置しているとどうなる?雑菌の危険性とは
雑菌は悪臭の原因になったり、雑菌を含んだ水を飲むと体調を崩してしまったりする可能性があります。
浄水器で浄水したからといって、安心してその水を放置してしまうと雑菌だらけになっているかもしれません。
本項目では、下記2点の危険性についてお伝えします。
- 浄水を放置する危険性
- 残留塩素の危険性
浄水ではなく、残留塩素を含んだ水道水を飲んでしまうと、私たちの体に悪影響を及ぼしてしまう危険性もあります。
浄水器が正しく機能していれば、これらの危険性を除去できるのです。
それぞれ確認していきましょう。
浄水を放置する危険性
浄水を容器に移して数日間放置していると雑菌が繁殖してしまう恐れがあります。
浄水器は水道水に含まれる殺菌用の塩素を取り除くため、雑菌が繁殖してしまう可能性があるのです。
雑菌が繁殖した水を飲むと、体調がすぐれないときは下痢や嘔吐を引き起こすかもしれません。
浄水した水はすぐに飲み切るようにましょう。
残留塩素にも危険性がある?
水道水に含まれている塩素は殺菌効果があり、水道水の安全性を高めてくれますが、水道水中の物質と反応し、有害物質が発生してしまいます。
塩素は河川水の有機物と反応することで「トリハロメタン」という発がん性物質を発生させるのです。
トリハロメタンとは、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムの総称であり、総トリハロメタンと呼ばれることもあります。
浄水器は、このトリハロメタンを除去してくれるのです。
しかし、浄水器のカートリッジの効果が薄まってしまうと、有害物質を知らず知らずのうちに口に入れてしまうということになりかねません。
3.浄水器の雑菌を抑えるには?5つの対策を知ろう
浄水器によって細菌(雑菌)を除去するためには、以下の5つの対策が効果的です。
- カートリッジの交換を定期的におこなう
- 早めに使い切る
- 捨て水をする
- 35度以下の水を使う
- 浄水器を清潔に使う
浄水器の効果を最大限に発揮するためには、浄水器の使い方を正しく知り、細菌除去の方法を知っておくと便利です。
それぞれの対策の効果について詳しく知り、おいしい水を飲みましょう。
対策1.カートリッジの交換を定期的におこなう
浄水器の雑菌を抑えるためには、カートリッジを定期的に交換しましょう。
交換時期を過ぎても使用しているとカートリッジに含まれているフィルターに、雑菌や不純物が溜まってしまうからです。
スケジュール帳で交換時期の管理をするなどの対策をとることで、カートリッジ交換のタイミングを思い出すことができます。
数か月に一度など、各浄水器によって決まっている時期にカートリッジの交換をしましょう。
対策2.早めに使い切る
浄水器からコップに移した水は、放置せずに早めに使い切りましょう。
浄水器を通って浄水された水は、雑菌が溜まりやすい状況になっています。
浄水器によって塩素が除去された水であるため、除菌効果がなくなってしまうからです。
対策3.捨て水をする
浄水器の雑菌を抑えるために、捨て水をしてください。
蛇口には殺菌作用がない浄水が溜まっており、その部分は雑菌が繁殖する原因になるためです。
方法は、浄水器の使い始めの水を使わずに捨てるだけで問題ありません。
最初に使用する水には雑菌が繁殖している可能性があるので、捨て水をすることで安全な水を飲むことができます。
対策4.35度以下の水を使う
35度以上の水を浄水器のフィルターに通すと、ろ材でブロックした有害物質が流れてしまうことがあります。
熱湯によってろ材が膨張し、吸着した不純物を離してしまうからです。
また、浄水器内部の活性炭は、35度以上の水を通すことでカビ臭を放出する恐れがあります。
これも不純物を離す原理と同じで、膨張により吸着したカビ臭のもととなる物質を離してしまうからです。
浄水器の効果を最大限に発揮するためには、35度以上の水をフィルターに通すことを極力控えましょう。
対策5.浄水器を清潔に使う
浄水器を掃除し、清潔さを保つことで、雑菌の繁殖を防ぐことができます。
浄水器周りの汚れを放置していると、雑菌が発生する原因になってしまうからです。
浄水器やシンク周りを清潔にすることで、雑菌の心配をせずに水を使えるでしょう。
4.雑菌の心配がない!ウォータースタンドで安全な水を飲もう
浄水器の雑菌を抑えるためには、定期的にカートリッジ交換や掃除をしなければなりません。
しかし、浄水器カートリッジの交換は意外と面倒で、忘れてしまうことも多いです。
そこでおすすめなのが、水道直結型のウォータースタンドです。
こちらを使えば、メンテナンス不要で安全な水を使えます。
従来のウォーターサーバーと違って定額制であり、支出の管理がしやすくなっています。
ウォータースタンドのおすすめポイントは、下記の2つです。
- 高性能なフィルター搭載で安全な水を飲める
- フィルター交換は専門スタッフにおまかせできる
下記項目で、詳細をお伝えします。
ポイント1.高性能なフィルター搭載で安全な水を飲める
水道直結型のウォータースタンドでは高性能な3種類のフィルターを搭載しているため、いつでも安全な水を飲むことができるのです。
そのうちNASAが技術特許を取得しているナノトラップフィルターは、浄水フィルターのなかでもトップクラスの性能です。
さらに、天然ココナッツ由来の活性炭フィルターで飲み心地を整えてくれている点もおすすめできます。
筆者も実際に飲んでみましたが、スッキリとした飲み心地で、満足できる仕上がりとなっていました。
ポイント2.フィルター交換は専門スタッフに任せられる
ウォータースタンドを使えば、面倒なフィルター交換も専門スタッフにおまかせできます。
メンテナンス料金は定額制の月額使用料に含まれているので、フィルター交換のたびに追加料金が発生する心配もありません。
定額でメンテナンスを任せられるので、安心しておいしい水を楽しめます。
まとめ
浄水器はカートリッジ交換や掃除を怠ると雑菌が繁殖する可能性があるので、今回紹介した原因や対策を知って雑菌を排除しましょう。
浄水器は、私たちに安全でおいしい水を飲む機会を提供してくれるものです。
定期的にカートリッジの交換をおこなうなど、正しい対処法を知って浄水器のメリットを最大限に受けましょう。
もし、浄水器のメンテナンスが面倒だと感じた人には水道直結型のウォータースタンドがおすすめです。
自分でフィルター交換をする必要がなく、月額固定料金で安心しておいしい水が楽しめます。
浄水器だけでなく、水道直結型のウォータースタンドの導入も検討してみてください。