浄水器は、パナソニックや東レといった有名なメーカーだけでなく、非常に多くのメーカーが商品を発売しています。
そのため、どのメーカーの浄水器を選べば良いか迷う方も多いかと思います。
どのメーカーも豊富なラインナップで、手頃な価格のものから高価なものまで幅広く取り揃えています。
メーカーにこだわって選ぶのもよいですが、どのような種類の浄水器を使いたいか、どのような性能を優先するべきか検討しましょう。
本記事では、おすすめの浄水器メーカーや使ってほしい浄水器、メーカーがおすすめする浄水器を解説します。
最後まで読めば浄水器に関する知識を得られるだけではなく、自分に合った浄水器を生活に取り入れることができますよ。
本記事を読まれている人には、こちらの記事『【2023年最新】プロが選ぶおすすめの浄水器10選|選ぶポイントや種類を徹底解説』もおすすめです!
- 浄水器を選ぶポイント
- さまざまなタイプの浄水器のおすすめ機種やその特徴
以上の内容を知りたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
【徹底比較】浄水器の人気おすすめメーカー:6選
まずは、浄水器を販売している数あるメーカーのなかから、人気のメーカー6社を紹介します。
大手電機メーカーから衛生陶器の製造販売をおこなうメーカー、情報関連素材を取り扱う大手化学企業まで、幅広いです。
- BRITA
- Panasonic
- 三菱ケミカル・クリンスイ
- 東レ
- TOTO
- タカギ
販売されている浄水器の特徴やどのような人におすすめなのかを解説しますので、「メーカーで検討したい」という人は、比較しながら参考にしてくださいね。
BRITA(ブリタ)
BRITAはドイツに本拠地を置く老舗浄水器メーカーで、取り扱っている浄水器の種類は以下の3つです。
- ポット型
- ペットボトル型
- カラフェ型
ポット型やカラフェ型は冷蔵庫のドアポケットに収納できるコンパクトさが魅力です。
また、ペットボトル型は繰り返し使える浄水フィルターが付いているので、ペットボトルを毎回購入するより経済的ですよ。
使いたいときにすぐ使える製品を多く取り扱っているため、利便性で選びたい人におすすめのメーカーと言えます。
Panasonic(パナソニック)
家電の製造・販売をおこなっているPanasonicは国内外でも大手電機メーカーの1つで、販売されている浄水器の種類は以下の2種類です。
- 蛇口直結型
- 据え置き型
どちらの種類もデザインがシンプルなラインナップが多く、カートリッジ交換頻度が低いのが特徴でしょう。
一般的な蛇口直結型が2ヵ月~4ヵ月ほどで交換なのに対し、Panasonicの浄水器は半年~1年と長いのです。
カートリッジ交換時期が長いと、ランニングコストを抑えられるのでコストパフォーマンスがよいと言えますね。
年間費用を抑えたい人にぴったりのメーカーです。
三菱ケミカル・クリンスイ
三菱ケミカル・クリンスイは、自社開発の中空糸膜を浄水器に導入しているメーカーで、取り扱っている浄水器は以下の4つです。
- ポット型
- 蛇口直結型
- 据え置き型
- ビルトイン型
このように、ラインナップが豊富なのが特徴です。
また、同社が開発した中空糸膜はろ過能力に優れており、15種類もの有害物質を除去できるのも魅力と言えます。
こうした高い浄水能力が人気を集めており、より安心して水を飲みたいと考えている人におすすめなメーカーですよ。
ラインナップが豊富で、生活スタイルにあわせて選べる点も魅力的です。
東レ
東レは、合成繊維や合成樹脂などの化学製品を取り扱っているメーカーで、販売されている浄水器の種類は以下の4つです。
- 蛇口直結型
- ポット型
- 据え置き型
- ビルトイン型
なかでも、トレビーノは自社開発した中空糸フィルターや繊維、樹脂などの技術を駆使して開発された人気の浄水器シリーズです。
高除去カートリッジを使用しているため時短浄水が可能なうえ、デジタルサイン搭載なのでカートリッジ交換の時期を一目で把握できますよ。
さまざまなろ過材を組み合わせて製品に応用しているため、きれいでおいしい水が飲めるのが特徴です。
水にこだわって選びたい人におすすめのメーカーと言えるでしょう。
TOTO
TOTOは、衛生陶器をはじめとする住宅設備機器などの製造・販売をおこなっているメーカーで、取り扱っている浄水器の種類は以下の2種類です。
- 蛇口一体型
- ビルトイン型
蛇口一体型は、小型浄水カートリッジが内蔵されており、水栓のヘッドを回すだけで簡単にカートリッジ交換ができます。
また、ビルトイン型は大容量の浄水カートリッジを使用しているため、交換時期は1年に1回と、ランニングコストを抑えられるのが特徴です。
コストを抑えながら、家族でたくさん水を使うという家庭におすすめのメーカーと言えます。
タカギ
タカギは、水栓や浄水器などの水周り製品の製造・販売をおこなっているメーカーで、取り扱っている浄水器の種類は以下の2種類です。
- 蛇口直結型
- 蛇口一体型
蛇口直結型は、工事不要で簡単に取り付けられるタイプです。
賃貸で蛇口交換ができない人も導入できます。
また、蛇口一体型は、実用性やデザインにこだわりたい人向けに、豊富なラインナップが用意されているのです。
そのため、住んでいる環境や使い方にあわせて自分に合った浄水器を選べるでしょう。
「実用的に使いたい」や「デザインから選びたい」といったこだわりを持っている人におすすめのメーカーです。
浄水器の失敗しない選び方
ここまで、浄水器の人気メーカーを6社紹介してきました。
それぞれのメーカーに特徴があり、取り扱っている浄水器の種類やそれぞれおすすめな人も異なります。
たとえば、水をたくさん使いたい人には据え置き型やビルトイン型がおすすめですが、一人暮らしの人にはポット型や蛇口直結型がコンパクトでおすすめです。
このように、人によっておすすめできる浄水器が違うため、自分に合った浄水器の選び方を知っておく必要があるでしょう。
浄水器の選び方は、以下の3つです。
- 浄水器の種類
- ランニングコスト
- 除去できる物質
順番に説明していきますね。
ポイント1.浄水器の種類
浄水器には、以下の6つの種類があります。
- ポット型
- ボトル型
- 蛇口直結型
- 据え置き型
- ビルトイン型
- 蛇口一体型
それぞれの浄水器の特徴を表にまとめてみました。
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種類 | ポット型 | ボトル型 | 蛇口直結型 | 据え置き型 | ビルトイン型 | 蛇口一体型 |
商品画像 | ||||||
特徴 |
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おすすめな人 | 手軽に飲みたい人 | 持ち運びたい人 | 手軽に導入したい人 | 水をたくさん使いたい人 | 水周りをすっきりさせたい人 | 水周りをすっきりさせたい人 |
表のように、ポット型やボトル型は冷蔵庫に収納するにも圧迫しませんし、水の使用量が少ない一人暮らしの人におすすめです。
また、蛇口直結型は比較的安価なので手軽に導入できます。
据え置き型やビルトイン型、蛇口一体型は本体価格が高めで浄水能力は高いですが、工事が必要になる場合もあるので、注意してください。
このように、種類によっておすすめできる人が異なりますので、それぞれの特徴を比較してみることをおすすめします。
ポイント2.ランニングコスト
浄水器にかかるランニングコストがどれくらいなのかも、選ぶ基準にしてください。
なぜなら、浄水器本体だけでなく、浄水カートリッジの交換頻度によっては費用がかさんでしまう可能性があるからです。
浄水器の本体価格は3,000円と安いものから10万円を超えるものがあります。
また、交換カートリッジの単価も3,000円から1万円を超えるものまでさまざまです。
交換時期はメーカーや種類によって異なりますが交換頻度が高いと、数ヶ月に1回交換しなくてはいけません。
そのような場合、年間費用で見るとコストがかかりすぎてしまう可能性があります。
コストパフォーマンスの高さを重視する人は、交換頻度やカートリッジの価格を確認しておきましょう。
ポイント3.除去できる物質
浄水器に使用されているろ材(フィルター)で除去できる物質についても確認しておきましょう。
なぜなら、ろ材(フィルター)によって除去できる不純物の種類に違いがあるからです。
ろ材(フィルター)の種類と特徴、除去できる物質を表にまとめてみました。
← スクロールできます →
ろ材(フィルター) | 特徴 | 除去できる不純物 |
RO(逆浸透膜) |
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活性炭 |
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中空糸膜 |
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セラミック |
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多くの浄水器では、これらのろ材(フィルター)を組み合わせています。
これらの不純物を除去することで、おいしい水を飲むことができるのです。
製品ごとに除去対象物質が異なるので、どのような不純物が取り除けるのか浄水器を選ぶ際に確認しておきましょう。
メーカー別におすすめの浄水器を紹介
ここまで、浄水器の選び方について解説してきました。
しかし、浄水器を扱っているメーカーはたくさんあり、種類もさまざまなので1つに絞って選ぶのは難しいですよね。
ここからは、たくさんの浄水器を使った筆者がおすすめする浄水器をメーカー別に紹介します。
選び方を参考にしながら、どの浄水器がよいのか比較・検討してみてください。
紹介するおすすめの浄水器は、以下の6つです。
- BRITA:スタイル
- 東レ:トレビーノ カセッティ MK207SLX
- Panasonic:調理浄水器 TK-CS30
- 三菱ケミカル・クリンスイ:A103ZC
- TOTO:TK302B2
- タカギ:みず工房クリーンシリーズ
それぞれ順番に説明しますね。
1.BRITA:スタイル
BRITAのスタイルは、ポット式浄水器です。
本体価格は3,000円前後なので手軽に導入できるのが魅力でしょう。
また、スマートライトのLEDでカートリッジ交換時期が分かるので、いちいち覚えておく必要がありません。
片手で簡単に開けられるフリップトップ式ふたを採用しており、ふた以外は食洗器に対応していてお手入れもしやすくなっています。
冷蔵庫のドアポケットに収まるコンパクト設計なので、浄水を冷やして使いたい人にもおすすめですよ。
2.東レ:トレビーノ カセッティ MK207SLX
東レから販売されている蛇口直結型にはたくさんの種類がありますが、そのなかでもおすすめなのは、カセッティ MK207SLXになります。
なぜなら、カートリッジの交換頻度が低く1回の購入で長期間使えるからです。
1日10リットル使用した場合であっても、5ヶ月もの間使うことができます。
一般的な蛇口直結型は1ヶ月~2ヶ月ごとの交換なので、この長さは嬉しいですね。
しかし、交換用カートリッジは1個7,599円と比較的高めの価格設定です。
1日10リットルもの使用をして、年2回の交換で15,198円だとコストパフォーマンスはよいとは言えないかもしれません。
しかし、カートリッジ交換時期がデジタルサインで確認できたり、吐水口やキャップが洗えたりと利便性がよいと言えます。
一人暮らしや水の使用量が少ない人におすすめですよ。
3.Panasonic:調理浄水器 TK-CS30
調理浄水器 TK-CS30は、Panasonicから販売されている据え置き型浄水器です。
特徴は、16物質を除去する浄水カートリッジと、カルシウムやマグネシウムなどの硬度成分を少なくする軟水カートリッジを使用している部分です。
まろやか軟水を使ってお米を炊くと、甘くふっくら仕上がりますよ。
もちろん、調理用だけではなく飲用としても使えます。
軟水は茶葉の持つ本来の味を邪魔しないので、お茶や紅茶などにぴったりです。
本体価格はオープン価格となっていますが、価格.comを参考にしたところ15,470円でした。
リーズナブルなポット型や蛇口直結型と比べると高いですが、カートリッジ交換は半年に1回で済みますよ。
コストパフォーマンスがよい浄水器を使いたいという人におすすめです。
4.三菱ケミカル・クリンスイ:A103ZC
A103ZCは、さまざまな不純物を高度除去するビルトイン型浄水器です。
中空糸膜やイオン交換繊維、不織布といったろ材を使い13物質を除去する高い浄水能力が特徴と言えます。
また、高い浄水能力を維持しながらお湯や水、浄水を同時に使えるので、生活にも取り入れやすいでしょう。
専用水栓のため、混合水栓を使っていても浄水を使えます。
洗い物や料理など幅広く使えるのは嬉しいですね。
本体価格は66,000円、交換用カートリッジは17,050円です。
デザインがシンプルなので水周りをすっきりさせたい人におすすめですよ。
5.TOTO:TK302B2
TOTOのTK302B2は、ビルトイン型浄水器です。
大きな特徴は、カートリッジ交換が1年に1回で済むところです。
1日20リットル使っても12ヶ月もつため、余計なコストがかかりません。
また、不織布や活性炭、中空糸膜を使用しているため12物質を除去できる浄水能力を持っていますよ。
本体価格は30,690円、交換用カートリッジは21,010円です。
ビルトイン型の特徴は浄水器本体をシンク下に収納できることで、水栓周りがすっきりしますよ。
水をたくさん使う人や、大容量のカートリッジがよいという人におすすめです。
6.タカギ:みず工房クリーンシリーズ
タカギみず工房クリーンシリーズは、従来のきれいな水を作る「みず工房」にお掃除機能がプラスされた機種です。
野菜を洗うときやお米をとぐときに浄水が使えるのはそのままに、シャワーの広がりが2.5倍になっています。
そのため、シンクの汚れを落としたり食洗器に入れる前の予洗いにとても便利ですよ。
また、浄水と原水はワンプッシュで簡単に切り替えられ、水形も6段階まで調節可能です。
タカギの従来の製品と比べると水の勢いが強くなっていることも特徴でしょう。
水の勢いが強くなっていても、約20%もの節水効果と家事の時短を実現しています。
本体価格はシングルレバー混合栓(ワンホール型)36,850円です。
交換用カートリッジは3種類あり一番価格の安いもので3,520円、高いもので4,730円になります。
シンクの汚れやヌメリが気になる人、家事の時間を短縮したい人におすすめですよ。
手間を省きたい!水道直結型ウォータースタンドとは
ここまで、人気メーカー別におすすめの浄水器を紹介してきました。
メーカーや製品ごとにさまざまな特徴があり使い勝手も異なります。
しかし、交換カートリッジが長くて1年持つ場合であっても、交換作業が大変に感じる人もいるのではないでしょうか。
また、工事費用が発生したり、うまく交換できなかったりして、余計な出費をしてしまうかもしれませんね。
そのような不安がある人は、カートリッジ交換の手間を省き、定額でおいしい水が飲める水道直結型ウォータースタンドがおすすめです。
ウォータースタンドは「浄水器とウォーターサーバー両方の特徴を併せ持っている製品」だとイメージしてください。
ここでは、ウォータースタンドの人気モデル「ネオ」について紹介していきます。
ネオがおすすめできるのは、以下の3つ特徴があるからです。
- 専門スタッフによる設置とカートリッジ交換
- 冷水・温水・常温水が飲める
- おいしい水が月額固定で飲み放題
それぞれ確認していきましょう。
特徴1.専門スタッフによる設置とカートリッジ交換
ウォータースタンドでは、専門スタッフが本体の設置とカートリッジ交換をしてくれます。
半年に1度、専門スタッフがメンテナンスやカートリッジ交換をしてくれるので自分で作業する必要はありません。
そのため、カートリッジの交換時期を把握しておく必要はなく、毎回カートリッジを購入する手間も省けます。
すべておまかせできるのは嬉しいですね。
特徴2.冷水・温水・常温水が飲める
ウォータースタンドでは、いつでも手軽に冷水・温水・常温水が飲めます。
一般的な浄水器は温度を変えることはできません。
しかし、ウォータースタンドは冷水・温水・常温水を使い分けることができるため、お湯を沸かしたり冷蔵庫で冷やしておく必要はないのです。
朝の忙しい時間や赤ちゃんのミルク作りの時間を短縮できます。
このように、時短になるというのは嬉しいですね。
特徴3.おいしい水が月額固定で飲み放題
ウォータースタンドの最大の特徴は、月額料金3,850円でおいしい水が飲み放題だということです。
この3,850円のなかに、定期メンテナンスやカートリッジ交換、サポート料などがすべて含まれています。
サポートに含まれているものは、以下の5つです。
- フィルター交換
- 半年に1回のメンテナンス
- 故障した場合の製品補償
- 年中無休でのアフターサービス
- 経年劣化による本体交換
また、本体の初回設置費用として9,900円発生します。
しかし、分岐水栓の金具や出張料金、廃材撤去費用などが含まれていますので、本体設置の際は自分で準備しておく必要はなく、すべておまかせで問題ありません。
月額料金のほかにかかるのは水代と電気代のみです。
カートリッジ交換の手間がなく、定額でおいしい水が飲めてこれだけ充実していると使ってみたくなりますよね。
ネオについて詳細を知りたい人は、下記ページで確認してみてください。
まとめ
この記事では、おすすめの浄水器メーカーや浄水器の種類や選び方を紹介してきました。
浄水器はメーカーによってさまざまな種類があり、特徴もそれぞれ違います。
メーカーで選ぶのもよいのですが、コストや性能、サイズなどを総合的に比較し選ぶのがおすすめです。
そして、利便性やデザイン性に優れた水道直結型ウォータースタンドという選択肢もあるので、気になる人はぜひ検討してみてくださいね。