
ここ最近「格安SIM」に乗り換える人がたくさんいますが、そもそも「SIM」とは何なのでしょうか?
「名前は聞いたことあるけど、実際にどんな役割があるのかよく知らない」という人も多いはず。
そこで今回は、今さら周りには聞けない「SIM」について徹底解説!この記事さえ見れば、「SIM」ついてのすべてがわかります!
おすすめの格安SIMは「【2023年10月】格安SIMのおすすめを26社から比較!初めてにはこれ!」で紹介しています。
1.そもそもSIMってなに?
SIMとは、スマホなどの端末に差し込んで使うICカードのこと。
スマホにSIMを差し込むことで、電話をかけたりインターネットに接続できます。
国内で3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)や格安SIMを使っている人は、SIMを借りていて、必ずスマホの中にSIMが入っています。
そんなSIMは、どんな役割をしているのか見ていきましょう。
役割1.ユーザー固有の情報を記録している
SIMには、スマホを利用している契約者の情報や、電話番号などの情報がわかるように、固有のID番号が記録されています。
実は、スマホ本体には写真やアプリやメールなどのデータは保存されていますが、契約者の情報や電話番号は記録されていません。
つまり、SIMには本当に大事な情報だけが記録されています。
そのため、機種変更するときはSIMを挿し替えるだけでカンタンに使えるようになるのです。
役割2.電話回線が使える
電話回線(3G/4G/LTE)が使えているのは、SIMに入っている契約者の情報と電話番号を通しているからです。
もし、スマホにSIMが入っていないと、電話をかけたり外でインターネットに接続したりすることはできません。
ただ、SIMが入っていなくても、家のWi-Fiなどにつないで、LINEやInstagramなどのアプリは使えます。
スマホはどこにでも持ち歩くものなので、SIMはスマホにとって欠かせないのです。
2.機能とサイズについて
SIMには「機能」と「サイズ」がそれぞれ3種類ずつあり、用途やスマホによって必要になるSIMが異なります。
SIMについて知っておかないと、格安SIMを使うときにトラブルになることがあるので、ここでしっかり理解しておきましょう。
1.3つの機能
格安SIMには、「音声SIM」「データSIM」「データSIM+SMS」の異なった機能をもつSIMが3種類あります。
格安SIMを申し込むときは、この3種類のSIMの中から選ぶことになります。
音声SIM | データSIM+SMS | データSIM | |
電話 | ◯ | × | × |
SMS | ◯ | ◯ | × |
データ通信 | ◯ | ◯ | ◯ |
大手キャリアから乗り換える場合は、基本的には大手キャリアが提供しているSIMと同じである音声SIMを選びます。
もし、電話番号がいらない人は、他の機能のSIMもチェックしておきましょう。
音声SIM
音声SIMは、大手キャリアが提供しているSIMと同じもので、電話・SMS・データ通信のすべてのサービスが利用できます。
電話ができるSIMは「音声SIM」だけなので、電話を使う人はこのSIMを選びましょう。
データSIM+SMS
データSIM+SMSは、データ通信に加えてSMSのサービスを利用できます。
電話はしないけど、SMSが必要なアプリやWebサービスを利用したい場合はこのSIMがおすすめです。
※SMSとは、電話番号を利用してメッセージを送受信するサービスで、会員制のサービスやアプリを利用するときに本人確認のため、SMSが必要になる場合があります。
データSIM
データSIMは、データ通信のみ利用できます。
Wi-Fi環境がないところでも、インターネットに繋いでLINEやゲームなどのアプリを使えますが、SMSが必要なアプリやWebサービスは利用できません。
他のSIMと比べて、できることが限られていて料金が安く設定されているので、サブのスマホにはこのSIMがおすすめです。
2.3つのサイズ
SIMにはサイズの異なった「標準SIM(miniSIM)」「microSIM」「nanoSIM」があります。
もし、使いたいスマホに合わないサイズのSIMを選んでしまうと、使うことはできません。
どれがスマホに合うサイズのSIMなのか、しっかり確認してからSIMを用意しましょう。
使いたいスマホにあったSIMの調べ方
使いたいスマホを扱っているメーカーのWebサイトから調べることが可能です。
iPhoneを販売しているApple社では、iPhone5以降nanoSIMになっています。
iPhoneだけに関わらず、現在販売されているスマホのほとんどが「nanoSIM」なのですが、念のために調べておきましょう。
まとめ
以上で、SIMについてくわしく解説してきました。
- ユーザー固有の情報を記録している
- 電話回線が使える
SIMには上記のような大事な役割があることがわかったかと思います。
じつは格安SIMに変えるだけで、1年間で数万円も節約できるので、補足の「格安SIMについて」も一緒に見てくださいね。
補足.格安SIMについて
格安SIMとは、「格安の料金で電話回線を使えるSIM」のこと。
つまり、格安SIMを使うことで月々のスマホの料金を安くできます。
※「SIM」は提供している会社から借りているだけなので、SIMが安いわけではありません。
今までは、3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)からしかSIMを借られなかったことに加え、お手頃な料金ではありませんでした。
しかし、格安SIMが使えるようになったので、今では携帯代を大幅に安くできるようになりました。
格安にSIMが使える理由
サクッとまとめると、格安SIMを提供している会社(MVNO)が3大キャリアから一部の回線を借りてきて、たくさんの人に提供しているから安く使えるんです。
安くスマホを使えるようになったのは、私たち消費者にとってものすごくありがたいですよね。
ITリテラシーが高い人ほど速い段階に、キャリアから格安SIMに乗り換えています。
※格安SIMについてもっと知りたい!という人はこちら。