
「いくらぐらいのノートパソコンを買えばいいの…?」
「予算ごとにおすすめのノートパソコンが知りたい!」
値段も性能もさまざまなノートパソコンの中から、自分にあった製品を選ぶのは大変ですよね。パソコンにくわしい人に聞いても、CPUやストレージ、メモリなどよくわからない言葉が出てきて、「結局どれがいいの?」といいたくなります。
そこでこの記事では、価格別(3万〜15万円)におすすめのノートパソコン6機種をバシッと紹介!きっと自分にピッタリなものが見つかります。
ちょっとした選び方のコツなど、ノートパソコンにくわしくない人でもわかるように解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
1.ノートパソコンの選び方で重要なポイント3つ
大前提として、ノートパソコンは値段が高ければそれだけ性能もよくなります。
しかし、高価なパソコンを買っても、その性能を十分使いこなせない場合も多いんです。自分の使い方にあわせたものを選べば、価格も安く抑えられます。
そこで、次の3つのポイントを確認しましょう。
1.外出先で使うか
持ち運びに便利なノートパソコンでも、重かったりバッテリーがすぐ切れたりする製品もあります。会社やカフェなど、自宅以外でも使いたい人は、重さやバッテリーの駆動時間もチェックしておきましょう。
頻繁に持ち歩くのであれば、画面サイズ13インチ以内で重さ1kg前後のタイプがおすすめです。
2.使用用途は何か
メールや文書を作成したり、Netflixで動画を見たりといった、スマホと同じような使い方をする人は、それほど高価なノートパソコンは必要ありません。
一方、高画質の動画を編集したい場合や本格的にゲームを楽しみたい場合などは、それなりに性能のいいノートパソコンが必要です。
以下で紹介する10万以上の製品を選ぶと満足できるでしょう。
3.手厚いサポートが必要か
さまざまなノートパソコンを比較していると、東芝やNECといった日本製パソコンよりも、ASUSやHPのような外国製パソコンの方が安い印象を受けるかもしれません。
この違いは、サポート体制にあります。
日本のメーカーは、出張セットアップやお悩み相談といった購入後のサポート体制が整っています。また、写真・動画編集ソフトなど便利なソフトが最初からパソコンに入っていることも。
一方、外国製パソコンには最低限のソフトしか入っておらず、出張サービスやお悩み相談もありません。パソコンのことがまったくわからない人は、日本のメーカーを選んでおくと安心です。
2.価格別に徹底比較!おすすめノートパソコン6選
ここからは、ノートパソコンの価格を4つ(3万円、6万円、10万円、15万円)に分け、それぞれで最もおすすめのノートパソコンを紹介します。
大きな表はこちら(新しいタブで開く)
1.【3万円前後】でおすすめのノートパソコン
薄型・軽量、タブレットとしても使える「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook」
Lenovo IdeaPad Duet Chromebook | |
価格帯 | 3万円 |
重量 | 1.5kg |
バッテリー駆動時間 | 10時間 |
画面サイズ | 10.1インチ |
発売日 | 2020年6月 |
画像解像度 | 1,920×1,200 |
メモリ | 4.096 GB |
CPU | AMD Ryzen™3 3250U |
OS | Chrome OS |
ストレージ | 128GB |
満足度(Amazon) | 4.2点/5点 |
薄型で軽量なノートパソコン「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook」。用途に合わせキーボードが脱着でき、タブレットとしても使えます。
また、バッテリー持ちが10時間あるので、屋外での使用や移動中も便利で安心です。それでいて3万円前後の価格帯。コスパを求める人にピッタリのノートパソコンです。
「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook」の口コミ・評判
いい口コミ・評判
・思ったよりバッテリーが持ちタッチスクリーンも画面触感が良いです
・この金額帯でのガジェットとしてはかなり良い出来
・最高です!メインのノートパソコンよりサクサク動くので家でも使っています!!
・起動まで早くて使いやすいです♪
悪い口コミ・評判
・操作性(感覚的な扱い安さ、タッチ画面の追随性)で本機はストレスを感じることがある
・少し重い!キーボードをつけると重量感あり
・タブレットスタイルが可能なくせに、イヤホンジャックがないのはガッカリ点
2.【6万円前後】でおすすめのノートパソコン
メモリ8GB搭載で複数の作業を同時にできる「HP 14s-dk1000」
HP 14s-dk1000 | |
価格帯 | 6万円 |
重量 | 1.5 kg |
バッテリー駆動時間 | 9.5時間 |
画面サイズ | 14.0インチ |
発売日 | 2020年6月 |
画像解像度 | 1,920×1,080 |
メモリ | 8GB |
CPU | Helio P60T |
OS | Windows 10 |
ストレージ | 256GB |
満足度(Amazon) | 4.2点/5点 |
シンプル・イズ・ベストを体現したHPのノートパソコン「HP 14s-dk1000」。
この価格帯では珍しくメモリーが8GB搭載されています。これなら、複数のウェブサイトを同時に開きながら文章の作成をしたり、音楽を聞いたりする場合も余裕です。
さらにSSD搭載モデルなので、体感速度はHDDよりもかなり速く感じられます。
「HP 14s-dk1000」口コミ・評判
いい口コミ・評判
・あくまでもサブマシンで性能には期待しないで、ともかく、コスト重視で購入しましたが、AMD Ryzen5って、動作が速いので驚きました。
・見た目はスマートでリビングに設置しても違和感なく気に入っています。
・Ryze5 3500u、メモリ8G、SSD128G、HDD1T搭載で当方の運用内容だと文句なしのパフォーマンス。
・思ったよりも起動がはやい。
悪い口コミ・評判
・タッチパッドの感度がヒドイ
・オフイーストのセッティングがイマイチわかりづらい。
・OSの問題でしょうが、使いたいソフトがインストールできなかったり、サブモニターが古いと使えなかったりで非常に不満足でした。
高性能CPUと高速ストレージ「ASUS Chromebook Flip CM5」
ASUS Chromebook Flip CM5 | |
価格帯 | 6万円 |
重量 | 2.88kg |
バッテリー駆動時間 | 11.1時間 |
画面サイズ | 15.6インチ |
発売日 | 2021年5月 |
画像解像度 | 1,920×1,080 |
メモリ | 8GB |
CPU | AMD Ryzen 5 3500C |
OS | Chrome OS |
ストレージ | 256GB |
満足度(Amazon) | 4.2点/5点 |
8GBのメモリ、256GBの大容量SSDを搭載している「ASUS Chromebook Flip CM5」。 快適にゲームをプレイしたり、動画を外部ディスプレイ出力で最大4Kでストリーミングしたり、抜群の使いやすさを発揮します。
また、1回の充電で最大約11.1時間使用できるので、1日中充電の心配なく使用可能です。
生産性を上げる高性能CPUと高速ストレージ、さらにはロングバッテリー。高レベルでバランスのいいノートパソコンといえます(タッチパネルとしても利用可能)。
「ASUS Chromebook Flip CM5」口コミ・評判
いい口コミ・評判
・サクサク動作するように感じます
・この価格でタッチ対応モニターなのもうれしい
・起動停止がとても速く、待つ事がないので、ストレス感じないです
・動きが軽やかでタイムロスが少ないです
3.【10万円前後】でおすすめのノートパソコン
外出先で思わず広げたくなる「Microsoft Surface Laptop 3」
Microsoft Surface Laptop 3 | |
価格帯 | 10万円 |
重量 | 1.26kg |
バッテリー駆動時間 | 11.5時間 |
画面サイズ | 13.5インチ |
発売日 | 2019年10月 |
画像解像度 | 2,256×1,504 |
メモリ | 8GB |
CPU | Intel Core i5-1035G7 |
OS | Windows 10 |
ストレージ | 256GB |
満足度(Amazon) | 4.5点/5点 |
「Microsoft Surface Laptop 3」は、重さ1.26kgと今回紹介した6機種の中で最も軽量のノートパソコン。
洗練されたデザインでありながら、ビジネス文書の作成から画像の編集まで楽にこなしてくれます。13.5インチというサイズ感は、テーブルの小さなカフェで広げるにもちょうどいい大きさ。
外出先でいろいろと作業したい人におすすめです。
「Microsoft Surface Laptop 3」口コミ・評判
いい口コミ・評判
・まったくもたつきを感じません
・内蔵GPUはぬるぬる動くのでストレスがありません
・スタイル良い、顔認証バッチリ速い、OneDrive使い勝手良いです
・全てにおいて予想以上に速いです
・仕組みがわかりませんが音が良すぎます
4.【15万円前後】でおすすめのノートパソコン
動画や画像をストレスなく編集できる「Apple MacBook Pro 2020」
Apple MacBook Pro 2020 | |
価格帯 | 15万円 |
重量 | 1.4kg |
バッテリー駆動時間 | 20時間 |
画面サイズ | 13.3インチ |
発売日 | 2020年11月 |
画像解像度 | 2,880×1,800 |
メモリ | 8GB |
CPU | Core i7-1068NG7 |
OS | mac OS |
ストレージ | 256GB |
満足度(Amazon) | 4.6点/5点 |
AppleのMacBook Proは、おしゃれなデザインでありながら、動画や画像を編集するのに十分な性能を備えています。高性能なノートパソコンが欲しいけれど、できるだけ軽いほうがいい人におすすめです。
バッテリー駆動時間は、どんなMacよりも長い最大20時間。外出先でも安心して使えます。
iPhoneやiPadと同じように、持っていることがうれしくなる1台です。
「Apple MacBook Pro 2020」口コミ・評判
いい口コミ・評判
・何よりも静か!Windowsと比較して静かです
・ファイナルカットプロとの相性が良く、サクサク動画編集することができました
・バッテリー持ちも良く、ファンの音がなるどころか熱が全く発生しないのでとても不自由なく使えています
・とても良く、そしてカッコいい
ゲーム用ノートパソコンの入門機「ASUS TUF Gaming F15 FX506HC」
ASUS TUF Gaming F15 FX506HC | |
価格帯 | 15万円 |
重量 | 1.4 kg |
バッテリー駆動時間 | 5.9時間 |
画面サイズ | 15.6インチ |
発売日 | 2021年6月 |
画像解像度 | 1,920×1,080 |
メモリ | 16GB |
CPU | Intel Corei7-11800H |
OS | Windows 10 Pro |
ストレージ | 512GB |
満足度(Amazon) | 4.4点/5点 |
PCゲームは高性能のグラフィックボードが必要になるので、値段も高くなりがちです。「ASUS TUF Gaming F15 FX506HC」は、約15万円と比較的安い値段でグラフィックボードを搭載しています。
バッテリー駆動時間は5.9時間と、少々短め。それでも、ラグを減らしなめらかな動きを実現する「Adaptive-Sync」に対応し、セルフ冷却システムも搭載している優秀なゲーミングノートパソコンです。
本格的にゲームを始めたい人の入門機としておすすめ。
「ASUS TUF Gaming F15 FX506HC」口コミ・評判
いい口コミ・評判
・持ち運べてPS4以上の性能が出て、このお値段だったら良品かなと思ってます!
・キータイプの質感がとてもよいです
・さすがゲーミングなだけあって、サクサク動くし使いやすいですね
・何をやってもきびきび動く印象です
悪い口コミ・評判
・液晶パネルの発色は良くないです
・静音性はノート型パソコンなので微妙
3.ノートパソコンの相場はいくらくらい?平均的な値段を紹介
ノートパソコンの使用目的ごとに、値段の相場を紹介します。
- 動画視聴・文書作成が中心の場合
- 動画編集・イラストレーターを使う場合
- オンラインゲームを本格的にプレイする場合
1.動画視聴・文書作成が中心の場合
値段の相場 | 3万〜10万円 |
スペック | CPU: Intel Core i3、AMD Ryzen 3以上 |
メモリ: 4GB~ | |
ストレージ: 128GB〜 |
YouTubeやNetflixでの動画視聴、仕事での資料作成を中心にノートパソコンを使いたい人は、3万〜10万円ほどが相場になります。
あまりスペックが高いノートパソコンではなくても、十分満足して使えます。上記に書いてあるスペック以上のもので、デザイン性や重量感など気に入ったノートパソコンを購入しましょう。
2.動画編集・イラストレーターを使う場合
値段の相場 | 10万〜15万円 |
スペック | CPU: Intel Core i7、AMD Ryzen 7以上 |
メモリ: 16GB~ | |
ストレージ: 512GB〜 | |
グラフィックボード: GeForce GTX1050~ |
デザイン系の仕事についており、ノートパソコンで動画の編集やイラストレーターを使う人は、10万〜15万円が相場となります。
高い性能のCPUを搭載していることやメモリ容量が十分か、だけでなくグラフィックボードの確認も必要です。複雑で重たい処理をストレスなく快適にしてくれるノートパソコンを選びましょう!
グラフィックボードとは、ディスプレイに画像や映像を映すために必要な部品のことです。
3.オンラインゲームを本格的にプレイする場合
値段の相場 | 15万円〜 |
スペック | CPU: Intel Core i7、AMD Ryzen 7以上 |
メモリ: 8GB~ | |
ストレージ: 512GB〜 | |
グラフィックボード: GeForce GTX1060~ |
本格的にオンラインゲームを楽しみたい人は、ゲーミングノートパソコンの購入をおすすめします。相場は15万円〜ほどです。
値段をケチって性能の低いノートパソコンを買ってしまうと、最新のゲームを存分に楽しめません。とくに、グラフィックボードは高性能なものにしましょう。
また、ゲームファイルは容量も大きいです。メモリ容量もしっかりと確認し、最低でも8GB以上のノートパソコンにしましょう。
補足|これだけは知っておきたいパソコン用語4つ
パソコンの専門用語は、ややこしいものばかりですよね。
そんな中でも、次の4つだけは覚えておきましょう。どれも、パソコンの性能を比較する際に、必ず確認すべき専門用語です。
1.メモリ
作業する机のようなものです。机のスペースが大きければ、それだけたくさんの書類を並べられ、作業効率が高くなります。ノートパソコンを選ぶときは、最低でも2GB、できれば4GB以上を選ぶことをおすすめします。
2.CPU(シーピーユー)
コンピューターの頭脳です。性能がいいほど複雑な作業もスイスイ片付けてくれます。
CPUにはとても多くの種類があるのでややこしいのですが、ざっくり説明すると下記の順番で性能がよくなります(右にいくほど高性能で値段も高い)。
【Intel】
Atom < celeron < Pentium < Core 2 Duo < Core i3 < Core 2 Quad < Core i5 < Core i7 < Core i9
【AMD】
Ryzen 3 < Ryzen 5 < Ryzen 7 < Ryzen 9
3.OS(オーエス)
OSとは、パソコンのすべてを管理するシステムのこと。OSがなければパソコンは単なる箱にしかすぎません。OSは、WindowsとMacOSに大きく分けられます。Windowsは文書作成からゲームまで幅広い使い方が可能です。世界の約70%のパソコンにWindowsが入っています。
MacOSは、デザインや音楽業界で昔から広く使われており、動画やビデオ編集に強いのが特徴。使い方がシンプルなので、初心者でもわかりやすいです。iPhoneやiPadを使っている人は、MacOSが使いやすいと感じるかもしれません。
4.ストレージ(HDDやSSD)
ストレージとは、本棚や引き出しのように、机の上に置けなかったものを片付けておくスペースのこと。以前は、HDDタイプがほとんどでしたが、最近はSSDタイプが増えています。
HDDよりもSSDの方が出し入れしやすい(速くて高性能)と覚えておきましょう。
ノートパソコンに関するよくある質問
最後に、ノートパソコンに関するよくある質問をまとめました。
- コスパ最強のノートパソコンはどれ?
- 初心者におすすめのノートパソコンは?
- 中古のノートパソコンはおすすめ?
質問1.コスパ最強のノートパソコンはどれ?
今回紹介した中で最もコスパがいいのは、「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook」です。
3万円前後で購入可能なのに、CPUスペックが悪くなくバッテリー持ちも10時間と長め。ビジネス・プライベートの両シーンで使えます。
質問2.初心者におすすめのノートパソコンは?
初心者におすすめなノートパソコンは「Microsoft Surface Laptop 3」です。
シンプルなデザインと使いやすい操作性。さらに1.26kgという軽さなので手軽に持ち運びできます。画質、音質にもこだわっており、ストレスのないパソコン作業が可能でしょう。
初心者にはぴったりのノートパソコンといえます。
質問3.中古のノートパソコンはおすすめ?
中古のノートパソコンは、あまりおすすめではありません。なぜなら「ハードディスク・バッテリー・モニター」などが消耗している可能性が高いからです。
ノートパソコンの主要な機能が老朽化すると、動作速度の低下などの不具合が生じやすくなります。何年も使い続けて不具合が起きるならまだしも、購入してすぐに不具合が起きるのは嫌ですよね・・・。
長期的に使う予定がある人は、新品のノートパソコンを購入するようにしましょう。
まとめ
値段が高ければ高いほど、ノートパソコンの性能はよくなります。
ただし、文書作成やネット閲覧という目的なら、低価格の機種でも十分でしょう。使う目的を考えてから選ぶと値段を抑えられて、満足度の高い製品が選べます。
・Lenovo IdeaPad Duet Chromebook
【6万円】
・HP 14s-dk1000
・ASUS Chromebook Flip CM5
【10万円】
・Microsoft Surface Laptop 3
【15万円】
・Apple MacBook Pro 2020
・ASUS TUF Gaming F15 FX506HC