「格安SIMにすれば安くなる」とは聞くけれど・・・。
なんとなく不安だったり、ややこしそうなイメージがありませんか?
先に言うと、格安SIMは、きちんと内容を理解しておけば安くて便利に使えるサービスです。
そこでこの記事では、初心者でもカンタンに格安SIMを理解できるよう、イラストを使ってメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
これまで、「ドコモ・au・ソフトバンクのショップに行き、店員さんから言われるがままに契約していた・・・」こんな人は必見です!
最後まで読めば、自分が格安SIMに乗り換えるべきかどうかがわかりますよ!
※画像クリックでおすすめの格安スマホのページに飛びます
格安SIMのキャンペーン一覧 | |
---|---|
LINEMO | ・乗換えor新規のミニプラン契約で最大3ヶ月間6GB無料 ・契約〜7ヶ月目まで5分以内の定額通話オプションが無料 ・2年縛りなし!事務手数料無料 |
UQ mobile | ・新規SIM/eSIM申込み3,000円相当のau PAY残高還元 ・乗換えSIM/eSIM申込み10,000円相当のau PAY残高還元 ・対象機種購入と対象プラン加入で最大22,000円相当機種代割引 ・乗り換え契約で対象機種を下取りに出すと 最大91,000相当のPontaポイント還元 |
ahamo | ・ahamoとディズニープラスを契約で 全員dポイント3,000pt&抽選でQUOカード5,000円分プレゼント ・「ahamo+ahamo光」新規でdポイント10,000円分還元 ・「アゲちゃうWeeeek」ahamoユーザーに抽選で豪華景品 |
povo | ・新規加入でデータボーナス100GB(3日間)&抽選で からあげクンデジタルクーポンプレゼント ・「+α(プラスアルファ)トッピング」データにからあげクンがついてくる ・プリペイドコード特典付きの「データ使い放題(24時間)3回分」を販売 ・海外データを1つ買うと、キャンペーンで1つもらえる ・povo2.0 お試しトッピングがキャンペーンで実質無料 |
楽天モバイル | ・乗換えor新規で6,000円分楽天ポイントプレゼント ・乗換えor新規の対象機種を購入&下取りで最大22,000円分ポイント還元 ・乗換えor新規の対象機種を購入で最大17,000円分ポイント還元 ・楽天モバイルを紹介で1人7,000ポイント、紹介される方も6,000ポイント |
IIJmio | ・乗換え「音声SIM」か「音声eSIM」の申込みで月額料金を3ヶ月間300円(税込)割引 ・IIJmioひかりとセットで660円割引!【mio割】 ・音声eSIMへの乗り換えで人気スマホを大幅値引き |
mineo | ・Xperia 10 V購入で電子マネーギフト2,500分プレゼント ・安心バックアップが6ヶ月間無料 ・mineoの電話専用パッケージが最大4ヶ月間月額250円(税込)で使える ・mineoと一緒にUNEXT契約で月額料金を最大3ヶ月分キャッシュバック |
irumo | ・0.5GBプランに乗換えで3,300円分dポイントプレゼント ・乗換えで毎月1,100円相当のdポイントプレゼント ・irumoとドコモ光をセットで毎月スマホ代が最大1,100円(税込)割引 |
eximo | ・「みんなドコモ割」加入で最大1,100円(税込)割引 ・「ドコモ光セット割」「home 5G セット割」加入で最大1,100円(税込)割引 ・スマホ代をdカードで支払うと月額料金が187円(税込)割引 |
NUROモバイル | ・「かけ放題プラン」が4ヶ月間660円割引 ・新規or乗換え「NEOプラン」契約で11,000円キャッシュバック ・新規or乗換え「NEOプランW」契約で15,000円キャッシュバック ・Xperia 10 IVの購入で10,000円キャッシュバック ・NUROモバイルとNURO光セットで1,100円(税込)割引 |
ワイモバイル | ・新規or乗換えのSIMと端末購入で2万円キャッシュバック ・新規or乗換えのSIMのみ購入で1.5万円キャッシュバック ・「おうち割 光セット(A)」で1,650円割引 ・「家族割引サービス」で2回線目以降の1,650円割引 ・「ワイモバ親子割」で5〜18歳のスマホ代1,100円割引 |
>おすすめの格安SIMはこちら
>楽天モバイルでは三木谷キャンペーン実施中
料金の安さ・通信の安定性のバランスで選ぶならワイモバイルがおすすめです。
今ならキャンペーンを利用してお得に乗り換えられるので、ぜひチェックしてみてください。
格安SIMの利用者 | 1位:楽天モバイル 2位:UQモバイル 3位:ワイモバイル |
---|---|
格安SIMを選んだ理由 | 1位:料金が安い 2位:プランの選択肢が多い 3位;端末がそのまま使える |
格安SIMの不満点 | 1位:不満はない 2位:電波が悪い 3位:速度が遅い |
格安SIMの満足度 | とても満足:41.0% やや満足:47.5% どちらでもない:5.5% やや不満:5.5% とても不満:0.5% |
格安SIMについてのアンケートを独自に集めた結果、格安SIMに満足している方は全体で約88%という結果になりました。
不満点については不満はないと回答した方が、約40%でしたが、「速度が遅い」や「電波が悪い」と答えた方はそれぞれ約20%という結果でした。
ただ、料金が安いことが魅力と答えた方は全体の9割を超えていたことから、料金を抑えたいと考えている方に格安SIMはおすすめと言えます。
1.格安SIMとは?
格安SIMとは、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)よりも「格安」で利用できる「SIMカード」のこと。
大手キャリアと格安SIMの違いをカンタンにまとめると、以下のようになります。
大手キャリア | 格安SIM | |
---|---|---|
料金 | × 平均:8,888円(※1) | ◎ 平均:5,063円 |
通信速度 | ◎ 80〜100Mbps | ×〜○ 1〜30Mbps |
契約期間の縛りのゆるさ | ×〜◎ 契約によっては実質2年の縛りがあることも | ◎ 縛りがない、または1,000円で解約できる |
プランの数 | × 3つほどの容量プランしかない | ◎ 数多くの容量プランから選べる |
データ容量 | ◎ 多い(無制限のプランがあることも) | ×〜○ 少ない(1〜20GBほどが目安) |
サポート | ◎ 全国に専用店舗あり | △ オンラインのみの場合がほとんど |
格安SIMの特徴は、なんと言っても料金が安いこと。大手キャリアから乗り変えると、毎月のスマホ代が半額以下になることがほとんどです。
とはいえ安いのには理由があり・・・、通信速度やサポート面が不安なサービスもあるので注意が必要です。
メリット・デメリットをくわしく解説する前に、まずは以下の2点から見てください。
- そもそもSIMカードってなに?
- 格安で使える理由は?
※キャリア:MNO、格安SIM:MVNOとも呼ばれます。
そもそもSIMカードってなに?
まず、スマホは「スマホ本体+SIMカード」から成り立っています。
そしてSIMカードとは、契約者の情報や電話番号などが記録されているカードです。
携帯会社は、SIMカードを通して契約者を識別し、インターネット接続や電話回線のサービスを提供しています。
つまりスマホは、SIMカードが入っていてはじめて、インターネットや通話を利用できるんです!
※SIM:Subscriber Identity Module(加入者固有番号)の略
携帯会社の乗り換え=SIMカードの入れ替え
実は、携帯会社を乗り換えるのは意外とカンタン。いま契約している会社のSIMカードを抜いて、新しい会社のSIMカードを入れるだけでOKなんです。
なぜなら、先述したように、契約者の情報や電話番号は、スマホ本体ではなくSIMカードに記録されているから。
つまり、格安SIMに変える=「格安のSIMカードを提供している携帯会社に乗り換える」ということになります。
※SIMカードについてくわしく解説しやすい
格安で使える理由は?
※引用:総務省 携帯電話ポータルサイト
格安SIMがその名の通り「格安」で使える理由は、設備の維持費や人件費がかかっていないから。
上の画像のように、格安SIM(MVNO)各社は、自前の回線を持っておらず、大手キャリアからレンタルしてサービスを運営しています。
さらに、店舗(ドコモショップ・auショップなど)を持たずに、オンラインでのみ申し込みやサポートを受け付けている会社がほとんどです。
格安SIMは、回線の基地局や専用の店舗が無い分、格安でサービスを提供できています。
2.格安SIMのメリット3つ
大手キャリアと比べた格安SIMのメリットは、以下の3つです。
- 月額料金が安い
- 契約期間の縛りがない・ゆるい
- さまざまなデータ容量のプランから選べる
順に解説します。
メリット1.月額料金が安い
格安SIM最大のメリットは、月額料金が格安であること。
MMD研究所が、3大キャリア利用者36,331人にアンケートをとったところ、携帯料金は平均で8,888円もかかっているとわかりました。(2023年11月時点)
格安SIMは、3大キャリアの半額以下で使えることもあるので、どれだけお得になるかがわかりますね。
月々1,000以下で使える格安SIMもある
格安SIMの中には、月額料金が1,000円以下のサービスもあります。たとえば、IIJmioは2GBプランが850円、ocnモバイルは770円です。
これまでキャリアを利用していた人にとっては、スマホ代が1,000円以下になるのは衝撃的ですよね・・・。
メリット2.契約期間の縛りがない・ゆるい
格安SIMには、契約期間の縛りがないことがほとんど。あったとしても、解約金は最大で1,000円までしかかかりません。
したがって、もし契約して気に入らなければ、好きなタイミングでサクッと解約できます。
※2019年10月1日に施行された「改正電気通信事業法」により、携帯の解約金は最大で1,000円に設定されています。
大手キャリアは実質的な縛りがあることも・・・
大手キャリアも、同様に解約金は最大1,000円となっています。ですが「実質的な縛り」があり、解約しづらいパターンがよく見られるんです。
たとえば、大手キャリアでは「スマホと固定回線のセット割」のキャンペーンが有名です。
※引用元:ドコモ公式
セット割で問題なのは、スマホには縛りがなくても、固定回線に2〜3年の縛りがあること。期間内に解約すると、3万円ほどの解約金がかかってしまうことも・・・。
もちろん、固定回線を解約せず、スマホだけの乗り換えもできます。ですが、乗り換えによってセット割がなくなれば、固定回線の料金が上がってしまいます。
したがって、結局スマホを解約できない「縛り」のようなものがあるんです。
その点格安SIMは、解約がしにくくなるようなキャンペーンや割引は一切ないので、安心して使えます。
メリット3.さまざまなデータ容量のプランから選べる
※引用元:IIJmio
格安SIMは各社、5〜10ほどのプランを用意しています。なので、自分に合ったデータ容量のプランが見つかるはずです。
一方、たとえばドコモでは、無制限・60GB・1〜7GBの段階性のプランしかありません。
これだと、「自分が毎月使うデータ量は10GBほどなのに、ちょうどいいプランがない!」なんてこともしばしば。
その点、さまざまなデータ容量のプランがあるのは、格安SIMのメリットと言えます。
3.格安SIMのデメリット4つ
ここまでを見ると、「格安SIMはいいこと尽くしだ!」と感じるかもしれません。
ですがちょっと待ってください!乗り換えを決めるのは、以下4つのデメリットをきちんと理解してからにしましょう。
- たくさんの人が使う時間帯は速度が遅くなりがち
- 店舗を持っていない場合が多い
- データ容量が少ない
- 初期設定はすべて自分でしなければならない
順に解説します。
デメリット1.たくさんの人が使う時間帯は速度が遅くなりがち
格安SIM最大のデメリットは、たくさんの人が使う時間帯(休みの12〜13時や、ネットがよく使われる18時〜20時など)に、通信速度が低下しがちな点です。
ネットサーフィンやLINE程度では、速度が遅くても問題はありません。ですが、動画やアプリのダウンロードをする際はストレスを感じるでしょう。
格安SIMの速度が安定しない理由
格安SIMは、大手キャリアが持っている回線の一部だけをレンタルしてサービスを提供しています。
そのため、借りている回線に対して利用者がたくさんいればいるほど、通信が遅くなりやすいのです。
デメリット2.店舗を持っていない場合が多い
格安SIMは、基本的に店舗を持っていません。なので、申し込みやサポートは、すべてオンラインになってしまいます。
その点、大手キャリアは全国に専用ショップを構えているため、専門のスタッフさんから直接サポートを受けられます。
スタッフさんから直接サポートを受けたい人には、格安SIMは向いていません。
その分、オンラインサポートは充実している
※引用元:BIGLOBE
ただ格安SIMは、ショップがない代わりに、オンラインでのサポートに力を入れています。
電話やメールでの問い合わせはもちろん、AIチャットで24時間質問ができたり、必要であれば専門知識のあるオペレーターにつなげられるんです。
このような仕組みがあるため、サポートが必要な人も、まだ安心できるでしょう。
逆にサポートが不要な人には、メリットだらけ!
サポートが不要な人にとっては、オンラインですべてが完結するのはメリットでしょう。
店舗の混み具合や営業時間を気にせずに手続きができるからです。
デメリット3.データ容量が少ない
格安SIMが用意するプランは、数こそ豊富なものの、データ容量は少ないものがほとんど。
その点、キャリアが用意するプランはデータ容量が多く、速度制限を気にせずに使えます。
格安で提供するには、データ容量を少なくしなければならないので、仕方ないことではありますね・・・。
データ容量が多いプランを用意している格安SIMもあるが・・・
一部の格安SIMでは、データ容量の多いプランも扱っています。ですが、データ量が多いプランは料金が割高になってしまうので、格安SIMに乗り換える意味がありません。
格安SIM(BIGLOBE)とキャリア、それぞれのデータ量と料金を見てください。
携帯会社 | データ量 | 月額料金 |
---|---|---|
格安SIM | 1GB | – |
3GB | 990円 | |
6GB | 1,595円 | |
12GB | 2,970円 | |
20GB | 4,950円 | |
docomo | 1GB〜無制限 | 4,565〜7,315円 |
格安SIM | 30GB | 7,425円 |
au | 無制限 | 7,238円 |
SoftBank | 無制限 | 7,425円 |
※表内の金額はすべて税込
この表からわかるように、格安SIMは、20GB以下のデータ量を使えば、キャリアよりも安く使えます。
そのため、1ヶ月で使っているデータ量が20GB以下の人が、格安SIMに向いている人と言えるでしょう。
デメリット4.初期設定はすべて自分でしなければならない
格安SIMでは、初期設定(APN設定)をすべて自分でする必要があります。
ショップ店員さんが代わりにしてくれるキャリアと比べると、少し面倒ですよね。
各社、わかりやすい説明書を用意している
※引用元:IIJmio
ただ、格安SIM各社のWebサイトには、設定方法や説明書があるので、意外とカンタンにできますよ。
格安SIMとしては、このデメリットのせいで乗り換えてもらえないのは困るので、画像や動画付きのわかりやすい内容となっています。
その他の細かいデメリット
ここでは、比較的細かいデメリットをまとめました。以下の4つを解説します。
- 「完全かけ放題」の通話オプションがない
- キャリアメールが使えない
- LINEのID検索が使えない
- テザリングができない場合がある
「完全かけ放題」の通話オプションがない
格安SIMでは、「1回10分まで」や「トータル60分」など、制限のあるプランしかありません。
ただし、無料通話ができるLINEなどのアプリを使えばいいだけなので、完全かけ放題がなくても問題はない人が多いでしょう。
キャリアメールが使えない
「@softbank.ne.jp」や「@docomo.ne.jp」などのキャリアメールは利用できません。
ただし、LINEやGmailなどのフリーメールが快適に使えるため、ほとんどの人はキャリアメールが必要ないでしょう。
LINEのID検索ができない
ID検索はできませんが、QRコードやふるふる機能で友達を追加できるため、問題ないでしょう。
テザリングができない
一部の端末では、テザリングができない場合があります。格安SIMの公式サイトでテザリングが可能か確認できるので、利用したい人はあらかじめチェックしておきましょう。
ただ、iPhoneなどの人気端末であれば、ほとんどの会社で問題なく使えます。
4.格安SIMが向いている人・向いていない人
格安SIMのメリット・デメリットは、上記の通りです。
したがって、格安SIMが向いている人・向いていない人は、以下のようになります。
格安SIMが向いている人 | ・毎月のスマホ代を抑えたい人 |
---|---|
格安SIMが向いていない人 | ・常に快適な速度で使いたい人 ・毎月のデータ使用量が多い(目安:20GB以上)人 ・店舗で直接サポートを受けたい人 |
キャリアから格安SIMに乗り換えると、間違いなく料金が安くなります。
ただし、時間帯によっては速度が遅くなる・データ容量が少ない(データ容量が多いプランは割高)・店舗がないなどのデメリットも。
自分にピッタリなのかどうか、きちんと上の表を見てから格安SIMに乗り換えてくださいね。
まとめ
格安SIMは、キャリアから乗り換えることで月々のスマホ代を安くできます。
この記事で解説したデメリットを、きちんと確認してから乗り換えてくださいね。